【感想・ネタバレ】大学生の論文執筆法のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

レポート書けん!と大学三年目にしてわめきだした私に父から差し入れ。実際、形式に関してのヘルプページは少ないので「引用?」状態の人にとっては肩透かし、かも。形式くらい知ってるわと自負する私にとっては、新たな考え方に接することメインなのがうれしかった。筆者はたびたび自虐的な態度を見せたり、遊んでばっかの大学生は大学辞めてしまえなど歯に布着せぬ発言をかましたりと、とにかく面白かった。知的好奇心は満たされた!しかし進まぬレポーヨ…。

0
2017年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大学生向けということで、ほかの石原千秋の
本よりくだけた文調で読みやすい。
でも内容は濃い。よく文章構成について考えさせられた。

あいかわらず辛口。

0
2012年11月27日

Posted by ブクログ

論文執筆法を理解することで、論文を書くことに自信を与えてくれる一冊。注釈の書き方や引用の仕方を具体的に教えてくれるので、とても参考になる。

0
2012年11月18日

Posted by ブクログ

大学一年生の頃に読んでおきたかった!

論文・レポートの書き方だけでなく、「大学生論」のようなものも書いている。

石原千秋の攻撃的なスタイルが好き。

0
2011年10月23日

Posted by ブクログ

斎藤孝さんの本くらいに個人的にはヒット。大学って待っても何もやってくれないから自分でやりたいことを見つけ出さきゃいけない。大学生活のHOW TO本でもあって大学1年の時読めたらもっと良かったかもしれない。とにかく、本をもっと読もう!

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

論文練習の授業で紹介された一冊。前期レポートで点数を取るために読み始めたはずのにいつの間にかのめりこみ。面白いですこれ。石原さんの本は漱石関連で読みまくっていたのでなおさら。本好きでいいんだなとちょっと安心した
ちょっとずれるけれど、大学の授業がつまらないという意見に、「週に10コマ以上の授業がみんな興奮するほど面白かったら、君たちだって身が持たないだろう。」……確かに……!もう文句言わない(笑)

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

単なるハウツー本ではない。文科系の学生に「大学の勉強で満足するな!学外で本を読まない奴は大学生ではない!」と喝を入れています。確かに、知的レベルが高校生程度のまま4年生になり、論文を書く羽目になる人はたくさんいそう…(自分も含めて)。「大学の偏差値は大学や社会での実力を保証するものではなく、可能性を示すものにすぎない。必死に勉強しない限り、可能性は開花しない。つまり、まともな学生にはなれない。」刺激になりますね。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

前置きが終わると急にはっちゃけた文章になります。そして、書きなぐっただけのような雑談が第一部は延々続きます。第二部からは、論述をどうやって展開していくのかという手段として、二項対立の技法を解説しています。例文がいくつか引用され、その文章で使われている技法を読み解いていきます。

私は、大学の文科系科目の課題で設問の意図もレポートの書き方もよくわからなかったし、そのテキストや論述がどういう理屈で論じているのかさっぱり理解できず論点もわからなかったので、もっと手前のこういった入門書を読めば何かわかるかなと思って読んでみた次第です。(私自身は芸術系で理系思考です)
論文という物には二種類ある。一つは実証。誰が見ても確かである発見や証明だ。そしてもう一つは「ふつうそう思われているような常識を覆すような論を展開すること」(p143)とあった。しかも論を展開する前提となるルールは一つではない例もあげられていて、その前提となるルールを知っていないとその論述を論理的に理解することはできないようだった。(p184-186)
文科系の論述ってすごい高度なんだなあ。難しいなあ。と感じました。

0
2017年09月21日

Posted by ブクログ

文系大学生向けに論文執筆法を説いた本だが、通常の論文執筆法の教本とはかなり異なっている。普通に論文を書くための作法・技術等だけ知りたい読者には不向きだと思われる。しかし、文系大学生なら一読の価値がある。
第一部は、「秘伝 人生論的論文執筆法」と題されており、まさに著者の私見満載の「人生論的」な内容で、論文執筆についてだけでなく、文系大学生のあり方について語られている。多少、説教臭いことは否定できないが、著者独特の軽快な文体で、読んで損はない内容だと思う。
第二部は、「線を引くこと―たった一つの方法」ということで、一流の論文がどういう方法によって書かれたのかを具体例に即して解説している。その中で、一流の論文はたった一つの方法、すなわち、二項対立を作って「線を引くこと」により書かれているということを解き明かしている。複数の論文の構造を解析しながら論文執筆の方法について論じるというのは類例がないと思われ、非常に参考になる興味深い内容になっている。

0
2016年11月12日

Posted by ブクログ

タイトルからテクニック本かと思って読んでみたが、ちょっと違った。
でも、辛口で読み物として非常に面白い。

0
2014年09月22日

Posted by ブクログ

石原千晶ならではの鋭い文章で面白い。大学生の文章がいかに駄目なものかを語りながら、バサバサと痛快に斬っていく。

しかし、論文執筆法と題名に入っているのに、この"方法"は載ってないと言っていいほど少ししか取り扱われていない。

具体的な書き方よりも他人の文章を読んで二項対立の考え方を身につけろ。論文を書くのはそれからだと言われているように感じる。

0
2011年07月09日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
大学生にとって、論文を書くとはどういうことか。
誰のために書くのか。
何のために書くのか。
大学での授業の受け方や大学院レベルでの研究報告書の作法、社会に出てからの書き方まで、論文執筆の秘伝を公開する。
かつて流行った決め言葉の歴史や、カルチュラル・スタディーズが隆盛となったここ最近の学問の流れをも視野に入れた、実用書でもあり、読み物でもある新しい論文入門。

[ 目次 ]
第1部 秘伝 人生論的論文執筆法
第2部 線を引くこと―たった一つの方法(なぜ線を引くのか、あるいは線の仕事;自己と他者;国境と政治;「われわれ」と「彼ら」)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

0
2014年10月28日

Posted by ブクログ

二部構成であるが、文章を書くに当たって一般の事柄に触れている一部だけでも、大変読む価値がある。

論文執筆法と銘打っているが、いわゆる教科書的な本ではなく、著者の主観や自己批判を絡めながら、「文を書くとはどういうことか」と本人から説教されているようだ。

自分の大学にこういった情熱を感じないからかもしれないが、凄く刺激的だった。

ただ、この本を理解できているならば、もっと素晴らしいレビューが書けるはずだ。それができなくて悔しいので、減点している。

0
2011年01月08日

Posted by ブクログ

小論文のネタを仕入れようと購入。

「第一部 秘伝 人生論的論文執筆法」は、ボブの心に響いた。
卒論とか修論とかを書く段階で読むといいかもしれない。

「第二部 線を引くこと──たった一つの方法」
目次を見て、物理的に「線を引く」ことだと思った。浅学だった。
「思考」する上で必要な「線を引く」ことだと気付くのは、一行目を読んでから。
なるほど…こういう表現もあるな…(^-^ゝ

実際の文章を、著者が「線」を引いたり消したりしながら具体的に読み込んでいく…
参考になりました(* ̄∇ ̄*)

線の向こう側に行かなければならないと感じたボブなのでした…

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

私は大学院生をしていながらも、よく考えると文章の書きかたというものを意識してレポートを書いたことがない。修論が切羽詰る中、数時間で簡単に目を通してみた。

本書は、大学一年生を対象として書かれた論文の書きかた・・・についてのエッセイである。文章の基本から、新聞、一流の論文の紹介まで幅広く扱っており、しかもエッセイ風なので読みやすくなっている。
ただし、著者の皮肉の効いた文章を読んで多少、とげを感じることもあるかもしれない。大学生向けに書かれて入るが、学者・教授の立場からの論文に対する注文であるだけに、大学院生が読んでも参考になる。私は自分でもへたくそだなぁと思う論文を書いてる最中だったので、非常に非常に心苦しさを感じながら読んだ。

個人的には、「大学院生にもなって唯々諾々と指導教員の言うなりになっている奴は「白い巨頭」の一因になるのが落ちだ」のくだりで、すでに一員になりかけている私は、もうガックリだ。改めて論文とは、人に読ませるためにあるもので、しかもそれは自分なりの「表現」でなければならないということに気がついた。(遅いか・・・)


特に文化系の学生や研究者を目指す人に。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

大学生ではないですが買ってみた(笑)
最近批評に興味を持っているので,その取っかかりでもなればと思い読んでみた.
二部構成だが第一部は周りにいる大学生には「読んでみ」と勧めるけれど,特に読む必要はなかった.
第二部がこの本の主題で,批評を「読む」「書く」時にひとつの指標になるべくヒントが書かれていて参考になった.
次に読む本がたくさん控えているのでとりあえず本棚に戻すが,近いうち再読しようと思う.
やっぱ一回読んだんじゃ忘れちゃうんだよね(笑)

0
2016年05月23日

Posted by ブクログ

第1部「秘伝人生論的論文執筆法」は、論文、レポートの書き方についての解説です。

第2部「線を引くこと―たった一つの方法」では、論文を書くことは思考によって文化・精神の領域に分割線を引くことだという考えが紹介されており、そうした考えに基づいて7つの論考を著者とともに読み解く実践編と呼べるような内容になっています。

本書では、文学や社会学系の論文、レポートが念頭に置かれており、カルチュラル・スタディーズが隆盛している研究状況を踏まえつつ、既存の枠組みに沿って事実を並べるだけではなく、新しい発想を提示するような論文、レポートをめざすべきだという著者の信念が語られます。

「あとがき」に、著者たちが早稲田大学教育学部で「鬼教師の会」を結成したことが述べていますが、なるほど本書も、論文、レポートの書き方が分からない大学生に多少熱血気質の教師のような語り口で進められていきます。

0
2014年11月10日

Posted by ブクログ

文系(特に文学系)大学生に向けた、論文執筆法体得の足掛かりとして書かれた一冊。

全ての表現は思想であるという文中の言葉どおり、思想・人間性の滲み出た分かりやすくも嫌らしい文体が印象的。
書中の記述とは関係ないが、批判的読みを身につける訓練として、嫌いな人の本を読むというのは効果的だなと感じた。
半は、タイトルの決め方や段落の変え方など基本的な論文の「型」の話から、文筆家として生きるための話など幅広い内容。
いわゆる知識人的な人の本にありがちな、「タイトルと内容が一致していない」という問題も一部見られるが許容範囲。
後半の実例を挙げて解説するパートでは、論文があらゆる事象・思想に「線を引く」形で書かれていることを中心に説明している。例示した文章自体には難しいものもあったが、この「線を引く」という方法論には大変納得させられた。

0
2013年12月17日

Posted by ブクログ

第一部だけで良かった。論文執筆法というのは文系の方々のためのもので、少なくとも私には2部は必要なくて、読んだ時間が無駄だったかな。

0
2013年02月24日

Posted by ブクログ

大学生が大学生なりの文章を書くということには社会性や人間性の成長が欠かせない。
1章は論文を書く上での基本的なアドバイスが著者なりの書き味で述べられている。
2章は「線を引く」というたったひとつのことが述べられている。二項対立の考え方を身につけるには線を引いて、違いを明らかにしなければならない。

文科系の大学生は読むべきだと思うが、私は理系なので1章にそれなりに触発されて新書を買いに走るくらいだった。石原千秋さんおもしろい。

0
2012年02月21日

Posted by ブクログ

題名のごとく大学生としての論文・レポートの書き方が書かれている。この本を今読んでおいて良かった。しかし、もし大学生になる前に読んでいれば…と何度も悔やみながら読んだのも事実。今まで提出したレポートを早急に書き直して再提出したくなった。特に1つのテーマで論じきることが今の自分にはできていないと感じた。構成メモを活用したいと思う。また、線引きは一見簡単なようで実は、引く位置で論点や立場が変わってしまうほど難しいものだと分かった。第二部は少し難しく感じた。

0
2011年09月02日

Posted by ブクログ

「レポートは左止めのほうがよい」と筆者は述べているが、これは講師によって異なるので各人指示を仰ぐほうが良い。

0
2011年05月22日

Posted by ブクログ

第一部は他の本で十分代用可能な内容。
第二部の二項対立の作り方についてはなかなかためになったと思う。
執筆法というより発想法と言うべきか。

0
2011年05月01日

Posted by ブクログ

高3の頃、同じくちくま新書から出てる「教養のための大学受験国語」を読んだのが著者を知るきっかけ。

この本でも「二項対立」、「二元論」が述べられてて「あ〜そんなことも書いてあったな〜」って思い出した。

論文を書くためのスキルを身につけるというよりは、どうやって大学で勉強するかということが書いてあるので、「俺、大学でなにやってんだろ?」ってちょっとでも思ってしまった時期に読むのがおススメなのかと思います。

本読まなきゃね。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

高校生までの感想文と、大学生になってからの論文はどのように違うのか、
また大学生たる者はどのような論文・レポートを書くべきかが記されている本。
大学生のレポート・論文は主に指導教官、担当教官を読者に想定し
証拠を挙げながら文を展開していくことが望まれる。
また論文を読む際は、二項対立(文章によっては複数の二項対立)を意識し、
最終的には自分で二項対立を文章に織り交ぜながら論文を執筆できるようにならなければならない。
著者は新書を多く読み、自分の専門のみでは偏りがちな知識を
広く持つことを推薦している。
その他にも、具体的な改行の仕方や、スペースの取り方、
引用の仕方や、句読点の使い方、漢字・平仮名の使い方まで説明されている。
当然のことながら、口語をそのまま文章にすることは注意しているが、
著者の若干口語調の文調が読みやすく、一気に読めてしまう。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

石原さんの本は読みやすいです。「線を引く」という方法が良いみたい。レポートの書き方系の本は、一度読んだほうがいいなーと思った(●´ω`●)

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

 文系の大学生や大学院生を対象にした本と謳っているだけに、書き口がぼくたち大人からみると抵抗を感じるところも少なくないが、大人向きに書いているのでないからしかたあるまい。本書の前半は石原さんの体験的論文執筆法。これは学生の作文を指導する教師が読むと参考になるし、ふだん自分たちが学生に言っていることが書いてあって、思いは同じかとうれしくなる。たとえば、話し言葉を文章に混ぜるなとか、「わたしは…と思う」は高校生の文章だとかは日頃学生に言っていることだ。後半は、石原さんからみた模範となるような文章をあげ批評する。ここであがっているのは、世間常識を覆すような論であり、二項対立をたてて論じる文章である。石原さんはそれを「線を引く」と形容する。

0
2009年10月07日

「学術・語学」ランキング