佐々木裕一のレビュー一覧
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浪人若さま 新見左近 新シリーズ1
鶴姫の暗殺を企む者の目をそらす為、五代将軍・綱吉のたっての願いで、江戸城西ノ丸に入った綱豊。
それ故に、鶴姫は、命を狙われなくなったが、綱豊は、二度までも、毒殺されかかったが、黒幕が誰なのかは、わからぬまま。
愛しいお琴を争いに巻き込まぬ為に京に行くよう勧めて、三年の月日が経った。
その間、西ノ丸様と呼ばれ、雲上人のように思われている綱豊は、一度も市中へ出ることは無かったが、京にいるお琴が行方知れずになり、その上、中屋が火事にあったと聞かされ、再び、浪人・新見左近として、お琴を探す為、市中へ出ることになった。
新シリーズの始まり。
なかなか楽しみなス -
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セカンドシリーズ第10弾。
(他の方のレビューにもありましたが、前シリーズの新装版?が同じような時期に発売される為、“新刊かと思ったら既読のやつやん!”と何気に混乱します。もしや、これが狙いか・・?)
下御門一味の行動を警戒する幕府は、刺客集団“赤蝮”を発動させます。
そして、四千石の加増を受けた信平は、信平の姉でもある本理院様の領地を引き継ぐ事になり、新しい家来と共に新領地へ赴きます。
一方、京で修行に励む信平の息子、信政に帝の周辺を探るよう極秘依頼が入り・・・。
今回も色々動きがありました。銭才配下の肥前は、前から訳アリと思っていたのですが、今回彼の背景が明らかになりましたね。
信政も -
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セカンドシリーズ第9弾。
今回は、信平が銭才(下御門)の手下によって、毒に侵されてしまい大ピンチ。
忍び組織「蜘蛛」の頭領・菱が調合した薬で何とか回復しましたが、その後、自ら“皇軍”と名乗る、下御門の軍に襲われた、陸奥山元藩との争いに巻き込まれてしまいます。
幼い藩主・忠興を救出することはできましたが、城や領地の村は燃えてしまいました。
本当、油断ならない敵の下御門一味なのですが、その中の肥前の動きが、味方に背くような事をしたりと何を考えているのか謎ですよね。
そして、菱率いる「蜘蛛」達は甲府に帰ってしまいましたが、いつか味方として信平達の力になってほしいです。 -
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セカンドシリーズ第8弾。
倒幕を目論む、銭才こと下御門が動き出します。大名たちを手玉に取り、常に先手を仕掛けてくる一味に公儀の対応は遅れがちに。
ついには、信平の知り合いの公儀目付までが下御門一味とそれに組する大名に捕らえられてしまいます。
目付のピンチを聞いた信平は、勿論助けに行くのですが、今回は信平に助けを求めようとするも、その声が届く前に下御門一味に殺されてしまった人も数人いたのがもどかしかったです。
この神出鬼没で非情な一味の陰謀を阻止しなくてはいけないのですが、公儀はイマイチ当てにならないし、今後信平ファミリーだけでは対応しきれないのでは?と心配です。