佐々木裕一のレビュー一覧
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難しい
悪い事を考える奴らは、とことん嫌らしく、自己中心的で、醜い….….。悪人達を、一網打尽にした事は、スッキリするものの、失われた命は、戻って来ない。悪事を未然に防ぐのは、難しい。
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皆で….….
力を持った悪人は、何処までも悪人で、弱き善人は、虐げられるばかり….….その弱き善人を助けるのが、我らが信平
と、家来達。息子の福千代も、父親に似て、正義感に溢れている。頼宣の死は、悲しい事だが、皆で、それを乗り越えて欲しい。 -
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ほらね
やっぱり、公家の父娘は、信平に仇なした。何処かで、野垂れ死んでいれば良かったのだが、こういう奴らは、しぶとく生き長らえて、悪さをする。決着がついて良かった。他の話は、微笑ましいのよ、物寂しいのと….….悲喜交々。
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恐ろしい人の心
本当に恐ろしいのは、鬼(または、鬼のように強い者)ではなく、鬼のような心を持った人だな。人の妬みは、醜く、どんなに美しい姫でも、夜叉に変える。悪人の親娘、情けをかけて、京都から追放って、生易しい。後で、祟られなければ良いが….….
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容姿も、強さも….….
鷹司信平、実在の人物のようだが、随分、誇張も有るのだろうなとは思うが、容姿も強さも、人間離れしている。
それにしても、この本の絵は、あまりにも、お粗末。子供の落書きか….…. -
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超人的!
見目麗しく、武術にも優れ、頼ってくる弱き者を助ける。家人、妻や子は、勿論の事、家来達にも優しい心配りが出来る。まるで、神様!
京都から、嫁いだ姉を頼って、一人で江戸へ出てきてからの苦労からのその後….….やはり、悪人退治、人助けに活躍する。やはり、超人的! -
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三話構成で盗賊繋がりの内容。どれも極悪非道で、あまり救いようが無い状況ながら、何とか解決して仄かに救いの光明が顕れる。
「町くらべ」
信平の町が切っ掛けで、女性の読売屋が江戸の町の順位付けをかわら版で発表。信平の鷹司町は50位という微妙な順位。「町の雰囲気が暗く、長屋の住人も昼間から酒を飲んでいる者が多くて、子供は人とぶつかっても知らん顔をする。商家がある通りもごみが目に付き、犬の糞も多い」とか。本から受ける印象とは真逆の町だったよう。イメージアップ作戦に盗賊の話しが絡む。頼みになるはずの五味与力がいつもの通り役に立たず、信平の活躍が引き立つ。
「父の遺言」
鷹司町の住人二組が同じ盗賊に関わる -
Posted by ブクログ
旧シリーズ合わせて23作目。旧シリーズの改訂版も同日発売で分かりづらい。帯を見ると、今回の2冊含めて18ケ月連続刊行とか。その内新作は幾つだろうか?
今回の新作では大火に見舞われた江戸で、どさくさに紛れて多数の若い女性が攫われた事件。将軍の綱吉に心配されて市中に出ることが多少難しくなった左近が、部下や仲間に助けられながら解決する。大怪我しながらも脱出した娘を助けながら悪人を追ってゆく。身を売らされてボロボロになって、助かっても自死しかねない状況で、命を永らえる家族とそうで無い家族。救われる話しと絶望的な話し。やはり暗い結末の話しは気が重くなる。