あらすじ
シリーズで最も手に汗握る展開になりました。正直、自信作です
佐々木裕一
―――
忍びの一党「蜘蛛」の頭領を探す信平は、
敵の毒に身を蝕まれ――。
大人気時代小説シリーズ!
―――
日ノ本中に散った三万の忍び「蜘蛛」を束ねる頭領を探せ。
公儀にたてつき謀反の疑いのある井田家に対抗するため、
菱という名の忍びの頭領に会うべく会津に入った信平と茂木。
二人を待っていたのは京の魑魅・下御門の手下と、
刃に塗られた名も知れぬ毒だった――。
実在の傑人を描く大人気時代小説、更に白熱!
―――
【実在の「公家武者」松平信平】
1636年、公家としては最高の家格の鷹司家に生まれる。
15歳で江戸へ下り、徳川家光から歓迎され武士となる。
徳川家綱の計らいで紀州徳川家の娘・松姫と契りを交わし、それから松平家を称した。
感情タグBEST3
泣くな!前を向け!
信平が、一人ずつ敵を削っているけれど、元凶は、京で、何かを起こしそう….….それにしても、民も家来も、皆殺しとは、酷いことする。忠興の心痛は、いかばかりか….….
Posted by ブクログ
セカンドシリーズ第9弾。
今回は、信平が銭才(下御門)の手下によって、毒に侵されてしまい大ピンチ。
忍び組織「蜘蛛」の頭領・菱が調合した薬で何とか回復しましたが、その後、自ら“皇軍”と名乗る、下御門の軍に襲われた、陸奥山元藩との争いに巻き込まれてしまいます。
幼い藩主・忠興を救出することはできましたが、城や領地の村は燃えてしまいました。
本当、油断ならない敵の下御門一味なのですが、その中の肥前の動きが、味方に背くような事をしたりと何を考えているのか謎ですよね。
そして、菱率いる「蜘蛛」達は甲府に帰ってしまいましたが、いつか味方として信平達の力になってほしいです。