佐々木裕一のレビュー一覧
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旧シリーズ合わせて23作目。旧シリーズの改訂版も同日発売で分かりづらい。帯を見ると、今回の2冊含めて18ケ月連続刊行とか。その内新作は幾つだろうか?
今回の新作では大火に見舞われた江戸で、どさくさに紛れて多数の若い女性が攫われた事件。将軍の綱吉に心配されて市中に出ることが多少難しくなった左近が、部下や仲間に助けられながら解決する。大怪我しながらも脱出した娘を助けながら悪人を追ってゆく。身を売らされてボロボロになって、助かっても自死しかねない状況で、命を永らえる家族とそうで無い家族。救われる話しと絶望的な話し。やはり暗い結末の話しは気が重くなる。 -
購入済み
謳い文句通り……
…このシリーズはどこから読んでも面白いのだが、所所、具体的な年号や数値が出て来る箇所で、ふと考えるのだが、今巻と次巻では福千代は11歳(数え年だろうが)となっている。
となると信平はとうに三十路を越えている理屈だ。その信平より少し歳上らしいお初と五味は、大丈夫なのだろうか、などと、要らん心配をしてしまうのは、こっちが善右衛門と大して変わらない爺だからだろうか。 -
購入済み
まさに連続時代劇だが
次巻の前振りに普通になるが、さて、田圃に流して稲が枯れる毒物とは、何だろう?
現代なら高濃度の除草剤だが、江戸前期の時代だと、たぶん鉱物由来の物だろうな。硫酸銅あたりだろうか。 -
Posted by ブクログ
4つの短編。
タイトルとなった「鬼剣霧斬り」は珍しく左近が出てこない。人を斬ることに快感を覚えた鬼のような敵が、江戸で高名な剣士10人を闇討ちしていく。左近の友人の岩城と左近も10人に入っている。2人以外はみんな斬られて首が、ある藩に届けられる。達人が次々と斬られていくのに、岩城が立ち向かう。最後は非常に呆気無く終わってしまった。
他は、どうしようもなく民に害を与える高位の悪人が次々と現れ、左近が退治していく。悪すぎてスッキリ感は薄い。
最後の「恋女房」は、勘違いして家を出た娘に夫と息子ができるが、悪人に乗っ取られた商家に娘が連れ戻される。夫婦の愛情を感じられる中で、左近の側室が決定する。左近 -
Posted by ブクログ
セカンドシリーズ第16弾。
実在した傑人・鷹司松平信平の活躍を描く、連作三話が収録されております。
さて、本巻は・・
・旗本屋敷ばかりを襲う「斬旗党」なる賊が出現。
信平も警戒に当たっていましたが、蓋を開けてみると実は狙われた旗本たちが過去に鬼畜の所業をなしていて・・(第一話&表題作「斬旗党」)
・信平の領地、鷹司町の椿長屋に越してきた、訳あり若様の正体とは・・(第二話「長屋の若殿」)
・遠州から江戸に出てきて、鷹司町に住む事になった兄妹の心の重しになっている秘密とは・・(第三話「闇夜の遠州」)
・・といった内容で、今回はいつもに増して悪者たちの胸糞度が強めだった気がしましたが、我らが信平