あらすじ
瓦版によって選ばれた〝江戸市中十剣士〟の者たちが次々に襲われるという事件が起きた。曲者は鬼面を着け、相手に刃を交える間も与えず斬り殺す凄腕だという。親友の新見左近や己も十剣士として名をあげられていた甲斐無限流の岩城泰徳は、曲者を倒すべく動こうとするが、思わぬ人物の来訪を受け、曲者の正体とその秘剣の凄みを知ることになる──。葵一刀流が悪を斬る! 人気時代シリーズ第二十一弾!!
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Posted by ブクログ
4つの短編。
タイトルとなった「鬼剣霧斬り」は珍しく左近が出てこない。人を斬ることに快感を覚えた鬼のような敵が、江戸で高名な剣士10人を闇討ちしていく。左近の友人の岩城と左近も10人に入っている。2人以外はみんな斬られて首が、ある藩に届けられる。達人が次々と斬られていくのに、岩城が立ち向かう。最後は非常に呆気無く終わってしまった。
他は、どうしようもなく民に害を与える高位の悪人が次々と現れ、左近が退治していく。悪すぎてスッキリ感は薄い。
最後の「恋女房」は、勘違いして家を出た娘に夫と息子ができるが、悪人に乗っ取られた商家に娘が連れ戻される。夫婦の愛情を感じられる中で、左近の側室が決定する。左近の古女房のお琴を思うと気が重くなってしまう。