あらすじ
徳川譜代の名門で七千石の旗本の妾の娘・花。母・ふきは商人の娘ながら父・真島兼続に惚れられて娶られ、母子ともに兼続から愛されていた。だが、それを正妻、そして他の妻は妬み嫉み、事あるごとに虐げる。兼続の長男・一成やその親友・青山信義や保坂勇里は花の健気な姿に目を掛けているのだが、それがまた他の娘たちには気にくわない。そんな中、ふきが病に倒れ――。激動の時代に、苦難を乗り越え健気に輝く、一人の少女の物語。
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Posted by ブクログ
徳川譜代で七千石の旗本の4番目の妻の娘、花が主人公。
母は、父真島兼続に真に惚れられてめとられたということもあり、他の妻からは妬み嫉みによる壮絶な仕打ちを受ける毎日。
陰日向に目をかけてくれる従兄弟や友人もいるが、それがまた気に入らないといじめの原因に。
そんな中、父が大阪城に着任中母が病死してしまった。
花は一人になり、そのいじめの矛先は花ひとりに向けられ・・・
なんとも壮絶ないじめの話である。
昨今稀ではないだろうか、これでもかと手を変え、か弱い娘を陥れるのである。
もうええ加減にしなはれ、と思いながらも読み進めるのである。
シリーズであるらしく2巻目もすでに手元にあるのである。
Posted by ブクログ
3日ほどで一気に読みました。
途中までは本当に本当に鬱展開で何度も挫折しそうになりましたが、花が保坂家に行ってからはちょっとだけホッとしました。
保坂家が花を救ってくれると思いきや、結局真島家の女連中の思う壺に。
いつか絶対花が救われて欲しいので次巻も頑張って読みます!