佐々木裕一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
佐々木裕一『警視庁の忍者』小学館文庫。
痛快無比なるエンタメ警察小説。
警視庁に伝わる伝説の忍者が正体を明かすことなく、巨悪に立ち向かう。
現代の忍者らしく、ハイテク機器や武器、ドローン、AIを駆使した活躍が面白い。設定としては、柳沢きみおの『特命係長 只野仁』に似ている。
うだつの上がらない冴えない風体の警務課で事務処理にあたる工藤啓太郎は都内の豪邸に住み、謎の女性官僚の密命を受け、難解な事件に立ち向かう現代の忍者であった。
東新宿警察署の沢田欣珠は、先輩刑事の多胡武夫と共に新宿で日常的に行われている売買春の現場を押さえるべく、網を張っていた。その真の目的は人身売買と新型の違法薬 -
ネタバレ 購入済み
森の天狗…
数巻前に、信平親子の会話の中で語られた天狗の話題を伏線とした、エピソード。ちょっと切ないハナシになっているが、さて、殿様、死んだ事になっていたから、倅が死んで出家しちまったが、家老の横恋慕を許しちまった格好なのに、気付かずに寺に入ってしまった。
さぁて、これも伏線か?