NHK取材班のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
富山から日本アルプスを越えて静岡まで400キロを8日以内で駆け抜けるというめちゃくちゃなレース。
賞金も賞品もなく、他人に大々的に知られることもないが、日々の生活や仕事をしながら着々とトレーニングを積んで挑む人たちがいる。その懸命さには心を打たれる。
参加者たちが何に突き動かされてこの気狂いじみた挑戦に至ったのか、レース中何を考えているのかなどが取材されている。
★実際に山登りをしない人は映像作品から入った方が具体的な状況がよくわかると思う。
山登りをする人は参加者の超人ぶりや辛さや達成感も(その人なりに)想像できるので没入できるのではないか。 -
Posted by ブクログ
まちづくりに関わる方(特に自治体職員や住民の方)や、まちづくりに興味がある方(自分ごととしてして多くの方に関心を持ってもらいたい)に是非オススメしたい一冊です!
タワマン建設による再開発のリスクが詳しく書かれていたり、あえてタワマン建設を規制して再開発を行う神戸市や、地方の再開発のモデルとなるような岩手県紫波町の事例などが紹介されており、人口減少が進む将来を見据えたまちづくりを考える上で参考になる内容が多くあったと思います。
再開発は都市だけのものではなくて、古くなった家をリフォームするように、どのまちも定期的にリフォームしたほうが良いでしょう。それを怠れば、朽ちていく一方でしょう。
次の世代 -
Posted by ブクログ
むちゃくちゃ勉強になった。絶望の中の小さな希望の本。日本の対応が世界からかなり遅れているのは知っていたし、2030年1.5度以下という目標に対しかなり厳しいことも知っていた。そんな中、この本では日本の企業や技術者が頑張っている点も触れてあり胸が熱くなった。自分になにもできないのが悔しい。
なにもできない自分ではあるが、終章に書かれていた個人の行動はかなり大事だと思う、特に消費行動。何を買うか何を選ぶかは、結果として企業を動かすことになる。せめて消費行動、投資行動で応援したい。
周りを見ても、環境に関心がある人はかなり少ない。その人たちを積極的に巻き込むつもりはないが、自分から行動に移して影響を -
Posted by ブクログ
悲しみと後悔と別れ、どんなにつらい思いをしてきたんだろう。想像を遥かにこえるものだろう。その中でこれが好き!を認識し向き合っていったやなせたかし先生素敵すぎる。
昔の人は強いと耳にすることがあるが、何でもやっていかなきゃ食べていけないからやらなきゃ!って気持ちが強いのかもしれない。
やなせたかし先生は色んなお仕事をされてる。その全てが積み重なってアンパンマンを描けたのだと思う。アンパンマンの歌は沢山あるが、そのほとんどがやなせたかし先生の作詞であるから驚き。才能の塊。
この書籍は他の著名人からのコメントも掲載されているのが良い。立場が違えば見る視点が違うし考え方も違う。「あ~なるほどそういうこ -
Posted by ブクログ
日本の技能実習生制度が、海外から人道的ではないという批判を時々目にするので、関連するトピックとして気になり手をとった。
本書のうち技術実習制度についてのウェイトは大きくなく
どちらかというと日本への移民をとりまく様々な課題にフォーカスをして描写。
今まで知らなかったけれど日本は世界の仲(OECD諸国内)では上位4位に入るほど移民を年あたり受け入れている(約40万/年)
また移民で入ってきて日本国籍を持たない中で生活するにあたっての不便さなどについてもかいてある。
例えば、日本国民以外(外国籍)は義務教育は存在しないので、小学校などに通わせるにも学費負担が大きかったり、学校にも通訳がいない