NHK取材班のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「赤ちゃんポスト」として有名になった「こうのとりのゆりかご」。
2007年に開設され、十年が経過した。
当初考えられていたよりも多い赤ちゃんが、そして一定程度大きくなった子供達が棄てられた。
十年を過ぎた今、この存在を通して、様々な問題を考える。
本書中で記憶に残るのは、ある少年の語った話だ。
その少年は自分が「赤ちゃんポスト」に預けられたその時を覚えているのだと言う。
彼が預けられるまで、母親には様々な葛藤があっただろう。
一概に、ひどい母親だと責めることはできない。
ただ、どうして、と言う気持ちはなくなることはないだろう。
子供を産めない、産みたくない、頼れない、知られたくない.... -
Posted by ブクログ
NHKスペシャルの書籍化。世界を席巻していた日本のゲーム産業が、世界の中でかつてのような圧倒的な存在感を失っている現状を様々な観点で紹介する。
最近でこそ、”ソーシャルゲームの台頭→ゲーム産業の危機?”のような報道を良く目にするようになったが、本書はそのような一面的な議論ではない。
他業種と比べゲーム業界の動向に関する本は少ないが、本書はその中では広い視野で解説された、貴重な一冊である。
下記のテーマが興味深かった。
・欧米のゲーム開発の現場で進む「オープン化・標準化」の取り組みが、飛躍的にゲームの開発スピード、コスト、質を向上させつつある。(日本はそのような領域で存在感がない)
・これまで同 -
Posted by ブクログ
NHK取材班著「自動車革命」NHK出版(2011)
IT技術の発展により今の世の中、非常に速い速度で変化していっている。今、我々が目の当たりにしている様々な分野の激変は、大きく言うとつながっているように感じる。長年多くの人々、あるいは人類が常識としてきたこと、そうする事が正しいのだと信じてきた事を根本から買え、新しいものを築かないといけない大きな時代の説目が訪れているように思える。政治や社会の仕組み、経済、エネルギーまで。いったん染み付いた常識を取り払う事は難しいが、電気自動車が普及するには必要なことだと個人的に考えている。
*リチウムイオン電池は、リチウムという元素にコバルトやマンガン、 -
Posted by ブクログ
本書は、NHKスペシャルの「スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち」と「次世代カー 電池をめぐる闘い」の内容を中心にまとめた取材記。
本書を読んで、真っ先に感じたことは、中国を始めとする国々のベンチャー電気自動車メーカーの勢いのすごさだ。
電気自動車はこれまでのガソリン自動車とは違い、構造もシンプルで部品数も少ない。
さらに、中国は国家規模で電気自動車産業を後押ししている。
これらの理由から、中国では今や何百という数のベンチャー電気自動車メーカーが生まれている。
その中で、特に注目すべきは、BYDと山東宝雅電気自動車とEモーター。
元々リチウムイオン電池メーカーだったBYDは2009年の上 -
Posted by ブクログ
本書は、2009年10月に放送されたNHKスペシャル、自動車革命シリーズの2本目「スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち」と、2010年5月放送の「次世代カー 電池をめぐる闘い」の内容を中心にまとめたもの。取材とともに展開される想像をはるかに超えた進化のスピードと、桁外れの中国のパワーに驚かされる。
アメリカと中国の連携の前に、果たして日本はどう世界市場での地位を確立していくのか、といったまるで映画かドラマのような緊迫感は、思わず引き込まれるものがある。それは、液晶や太陽エネルギーなど、かつては日本がリードしていた分野が、あっという間に後塵を拝すというお決まりの負けパターンが、ちらりと脳裏を