NHK取材班のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
2011年初めに放送された同名の番組の内容をまとめた本。
番組を見た人にとっては、それほど読む価値は無いかもしれないが、番組に登場したゲーム・クリエーター水口氏のインタビュー・対談集は、番組では放映されなかった部分で、これは読むべき価値がある。特にMITのミンスキー教授との対談は、今後のゲームのあり方を示唆していておもしろかった。日本のゲームは、現状やや凋落傾向にあって、ローカル化が進んでいる。その中で、日本のゲームがどうあるべきか、ゲームは社会に対してどのような役割を果たせるかを研究している人達がいる。
個人的には、あまりゲームには興味が無いけれど、この本に登場するゲームに親しんだ人達が作る -
Posted by ブクログ
借りたもの。
ネット広告における“犯罪”についてをまとめたもの。
それは詐欺広告であったり、アフィリエイターが広告を掲示していない(ように見せて実は表示させ)のに広告費をかすめとるもの等。
詐欺バナー制作者や詐欺動画の出演者、元制作会社の証言による生々しい導入から、その実態をうつす。
詐欺バナー(怪しいサプリに意味のない情報商材)は広告代理店が発注したものではなく、怪しいアフィリエイターが作成したもので、画像の無断転用が横行していた。そこにはネットや他広告の集客技術が悪用されていた。それらが正規のバナーと混在して表示される不愉快さ。
バナー広告枠の今後の展望、ユーザーにとって求められる広告 -
Posted by ブクログ
とても参考になる内容ではあったのだけど、この本で紹介されている例はアルツハイマー型認知症が主で、幻視や妄想のあるレビー小体型認知症の場合とか、うつ病も併発している場合など、より心理的精神的に大変な症状のある高齢者に対して、ユマニチュードのケアを行う上で工夫すべき点などはあるのかということにも触れてほしかった。
また、基本は同じであると思うけど、看護師さんや介護士さんのようなあくまでも仕事として接するプロと、何十年にわたっていろんな感情をお互いが抱いてきた家族とでは、やはり違いはありそうだし…。そういう点も気になった。
まあ、新書にそこまで期待するのは酷というものか…もっと詳しい本で勉強するべき -
Posted by ブクログ
知っているようで知らない「軍法会議」。特に、旧日本軍の軍法会議について知られていないのは、終戦時に書類が廃棄されたことと、軍の法務関係者が戦後の法曹界で一定の役割を果たしつつ、軍法会議については沈黙を守ったことが一因であるらしい。
本書は、NHKの取材班がドキュメンタリーとして番組を制作する中で得られた情報、資料等を書籍にまとめたもの。世の中にほとんど知られていなかった資料が明るみに出るなど、一定の役割が果たされたと思う。
太平洋戦争までの戦争体験を持つ人が80歳、90歳という老境に入り、生の証言を得る時間的限界を迎えている。そういう意味では、数は少ないが、関係者の貴重なインタビューが取れたな -
Posted by ブクログ
一番初めに、皆さんご存知「アンパンマンのマーチ」の歌詞が載っていて、これを見ていたら鼻の奥がツーンとしてきた。やなせたかしさんが来し方を振り返ったり、アンパンマンに込めた思いを語っているのを読み進めていく間も、ずっと鼻はツーンとしたまんま。西原理恵子さんがやなせ先生の思い出を書いている所で、あ~ダメだ、とうとう涙が出た。
テレビや雑誌で見るやなせ先生はいつも笑顔だった。身内との縁が薄く、辛いことの多い人生だったというのは、亡くなって初めて知った。長いこと売れなくて、アンパンマンのヒットは七十近くなってからということも、いつも笑いのネタにされていた。本書を読むと、どこまでもサービス精神旺盛で、 -
Posted by ブクログ
ネタバレNHK取材班・北博昭『戦場の軍法会議 日本兵はなぜ処刑されたのか』NHK出版。海軍法務官から資料や日記を託された北博昭氏の協力で本書は、これまで殆ど明らかにされなかった戦場の軍法会議の実像を明らかにする。戦争末期、士気の低下と食糧不足は相次ぐ逃亡を招くが、いずれも極刑をもって見せしめとされた。
例えば…。飢餓での戦線離脱は最大7年以下の懲役で死刑には当たらない。しかし手続きを変え、死刑が適用される(「奔敵未遂」)。また特攻の強要もたび重ねられたという。前線で兵隊の数が減ることは本来不利な筈なのに、軍法会議関係者はそれを「口減らし」ととらえた。
本書は法の正義が形骸化していた事実を明らかにす