NHK取材班のレビュー一覧

  • ユマニチュード 認知症ケア最前線
    ユマニチュードについての取材をもとに書かれた本。

    今まで読んだユマニチュードの本は、現場の方の書かれたものばかりだったので、「取材によってわかってきたこと」「取材を通して表現されたこと」は新鮮で興味深かったです。

    ユマニチュードは、哲学であり、技術である。

    人の尊厳を大切にしていることを、視線...続きを読む
  • 自動車革命―リチウム電池がすべてを変える
    本書ほ自動車の観点から取材されているが、他の分野でも同様の変化が起こっているのだろう。
    そしきの壁を越えて、結束できるか、儲ける仕組みをいかに作るか、がカギであり、それらは残念ながら日本人が苦手とするところなのだろう。
  • 戦場の軍法会議 日本兵はなぜ処刑されたのか
     アジア・太平洋戦争末期の軍法会議の実態に迫ったドキュメンタリー。フィリピン戦線で軍法会議に関与した海軍法務官が遺した日記・文書・証言録音の発掘を端緒として、冤罪や違法な裁判によって死刑に処せられた日本軍兵士の名誉回復を図る。本書でも言及されているように軍法務・軍法会議の歴史研究は史料の不在のために...続きを読む
  • 女ひとり海外で働いてます! ひうらさとるのアジアで花咲け!なでしこたち
    出てくる皆さんのエネルギー、パワフルさに脱帽!
    ポジティブさと同時に”しなやかさ”も感じられて「へぇーすごいなぁー(他人事)」と気圧されるのではなく「私も(何を、とか具体的にはないけど)がんばろっ!」って思えたのも良かったです。
    パート2も楽しみ!
  • NHKスペシャル 世界ゲーム革命
    2010年末から2011年3月ごろのNHKスペシャルでの取材を元にした本。前半は世界のゲーム産業の潮流、後半は従来のゲームの外にあるものとの融合、特に現実世界とゲームとの融合がテーマ。前半では欧米流の開発プロセスに日本の敗因を探り、しかし彼らの真似ではなく日本らしい作り込みから突破口を開けるのではな...続きを読む
  • NHKスペシャル 世界ゲーム革命
    NHKスペシャルの書籍化。世界を席巻していた日本のゲーム産業が、世界の中でかつてのような圧倒的な存在感を失っている現状を様々な観点で紹介する。
    最近でこそ、”ソーシャルゲームの台頭→ゲーム産業の危機?”のような報道を良く目にするようになったが、本書はそのような一面的な議論ではない。
    他業種と比べゲー...続きを読む
  • 自動車革命―リチウム電池がすべてを変える
    NHK取材班著「自動車革命」NHK出版(2011)

    IT技術の発展により今の世の中、非常に速い速度で変化していっている。今、我々が目の当たりにしている様々な分野の激変は、大きく言うとつながっているように感じる。長年多くの人々、あるいは人類が常識としてきたこと、そうする事が正しいのだと信じてきた事を...続きを読む
  • NHKスペシャル 世界ゲーム革命
    日本と世界のゲームの今。

    フレッシュな話題が多く、読んでいてとても楽しかった。

    個人的には、やはり任天堂に親しみがあるので、
    頑張ってほしいと思う。

    また、ゲームが様々な分野に進出していて、
    実に未来性のあるものだと感じた。
  • NHKスペシャル 世界ゲーム革命
    海外のゲーム産業の躍進、日本のゲーム産業の凋落、テクノロジーの可能性、産学連携の実情について赤裸裸に語っている内容で好感が持てる。
    それでもゲームの可能性と光を見据えている、とても骨のある語り口。
    日本の長所と短所を率直に捉えているのが良い。
  • NHKスペシャル 世界ゲーム革命
    "ゲームは我々の欲求や夢の鏡なのだ"

    現実逃避でも暇つぶしでもない。ゲームは未来を築く原動力にしていけるはず。
  • 自動車革命―リチウム電池がすべてを変える
    本書は、NHKスペシャルの「スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち」と「次世代カー 電池をめぐる闘い」の内容を中心にまとめた取材記。

    本書を読んで、真っ先に感じたことは、中国を始めとする国々のベンチャー電気自動車メーカーの勢いのすごさだ。
    電気自動車はこれまでのガソリン自動車とは違い、構造もシン...続きを読む
  • 自動車革命―リチウム電池がすべてを変える
    本書は、2009年10月に放送されたNHKスペシャル、自動車革命シリーズの2本目「スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち」と、2010年5月放送の「次世代カー 電池をめぐる闘い」の内容を中心にまとめたもの。取材とともに展開される想像をはるかに超えた進化のスピードと、桁外れの中国のパワーに驚かされる...続きを読む
  • ホンダF1 復活した最速のDNA
    2021年、レッドブル・ホンダが30年ぶりにチャンピオンに輝くまでの取材記録。
    ※正確にはホンダエンジン搭載のマシンに乗ったドライバーが、ドライバーズチャンピオンを取ったのが30年ぶり。

    マックスとルイス、同ポイントで最終戦の最終ラップで決まったチャンピオン。
    こんな劇的な決まり方は小説で書くと嘘...続きを読む
  • 総力取材! トランプ政権と日本
    2017年1月発行の新書です。トランプ政権の動きと日本への影響をどう見るか、という点について広く浅く書かれています。興味深かったのは世界中の有識者へのインタビューでした。たとえばジャック・アタリやロバート・ライシュ氏へのインタビューは興味深く読みました。そのほかにもトランプを支持した米国人へのインタ...続きを読む
  • 霞が関のリアル
    霞ヶ関官僚の過酷な勤務実態が分かる。
    その背景には、非効率な慣例など内部的な問題だけでなく、議員からの依頼への対応など外部的な問題もあり、色々と根深いことが分かる。
  • 霞が関のリアル
     官僚は給料が良いというイメージがあったが、実際は残業代も払われないブラックな組織なのだと分かった。

     このままだと有能な人間はどんどん国からいなくなる。まさに日本沈没だ。

     官僚も人間なんだから、可哀想すぎる。
  • ウイルスVS人類
    これもやっぱ、書店で平積みされている時点で目を通すべき内容だな。今となっては、その後がはっきりと分かっているだけに、目新しい内容はあまり得られない。
  • AI以後 変貌するテクノロジーの危機と希望
    世界的知性の4人によるAIについての見識を語った本。
    意識、マサチューセッツ工科大教授マックス・デグマーク氏。アシロマAI 23原則に見られる安全性への配慮が印象的。
    倫理、倫理学者ウェンデル・ウォラック氏。AIも道徳を学ぶ必要がある。話にあったジョン・サールの思考実験「中国語の部屋」に人間とAIの...続きを読む
  • さまよう遺骨 日本の「弔い」が消えていく
     引き取り手のない遺骨が急増している、という問題を入口に、旧民法の家長祭祀に由来する「家」単位の葬送と墓が崩壊している現状と、「無縁」を避けるための行政や葬祭業者や市民活動の取り組みを取材している。ほとんど他の著作(小谷みどり『〈ひとり死〉時代のお葬式とお墓』や井上理津子『いまどきの納骨堂』など)で...続きを読む
  • ウイルスVS人類
    今はもっと世の中に新しい情報があるのだろうが、ウイルスの基礎知識や専門家の意見がわかりやすく書かれている。コロナはRNAの中でも変異しにくいもの。覚えておきたい。