NHK取材班のレビュー一覧

  • 暴走するネット広告 1兆8000億円市場の落とし穴

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     直近に検索したものや住んでいる市町村の分譲マンションの紹介などが表示されてわずらわしい程度にしか思っていなかった、ネット広告の闇に迫った本書。アドフラウドという広告詐欺があることを初めて知った。対策を講じてもすぐに抜け道を作り出していきイタチごっことなるのだろうが、諦めず取り締まりを強化することが重要。
     普段スマホで漫画を読まないので、漫画村事件については知らなかったが、昨年運営者に実刑判決が出たとのこと。詐欺に遭う・遭わないだけでなく、知らないうちに荷担しないよう情報リテラシーの習得が大事。

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    2022年01月30日
  • 暴走するネット広告 1兆8000億円市場の落とし穴

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    誰もがみたことがあるだろう怪しいネット広告、それを解析し出所を探りインタビューする、かなり気合の入ったルポ。
    漫画村についてのルポはかなり面白かった。
    いたちごっこではあるのだけど、このように探り取材に出かけ、マスコミで問題提起することで、ひとつでも不当に利益を得る業者をつぶす力になっていることがよくわかる。
    NHKの丁寧な取材には頭が下がる。素直にすごい、と思える本。

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    2022年01月15日
  • 霞が関のリアル

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    門外漢でもわかりやすしてくれており市井の人でも思うような疑問を素直に聞いてくれているので、霞が関文学のようなまわりくどさが無く非常に分かりやすく作ってくれているのがありがたかった

    国会答弁って官僚が事前に質問取り、調べて考え作って各所に確認したものを答弁するのは議員や大臣で、その都度レクをしているのなら大臣って何?自ら勉強して考えた答弁でないことをただ読ませるって意味ある?この辺はもっと調べて勉強したいなと思った

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    2021年08月02日
  • AI vs.民主主義 高度化する世論操作の深層

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    トランプ大統領誕生の一因ともいわれる、AI(人工知能)による世論操作。テクノロジーの進展は、民主主義をどう変容させるのか?関係者らへの取材を基に、その実態を描き出した書籍。

    2016年の米大統領選では、データ分析会社のケンブリッジ・アナリティカ(CA)が、トランプ陣営の選挙キャンペーンを担った。同社はフェイスブックが保有する膨大な個人データを不正に入手し、SNSの政治広告の製作に利用していた。

    CAの元社員によると、同社は個人データをAIに解析・学習させ、世論を操作しようとした。そのカギとなったのが「マイクロターゲティング」。これは、有権者の政治的傾向
    を割り出した上で、個々にカスタマイズ

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    2021年07月24日
  • なぜ、わが子を棄てるのか 「赤ちゃんポスト」10年の真実

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    ネタバレ

    熊本の慈恵病院の赤ちゃんポストの設置から10年。賛否両論ある中、虐待や遺棄で亡くなる赤ちゃんを救おうとドイツをモデルとして設置された。
    日本は政治、国の制度として本当に整っていなくて、同じように救いたいと思っていても制度的に難しい面がある。血縁での親子関係を重視しすぎで、特別養子縁組も進まず、ぶら下がりの施設育ちが多くなってしまう。子どもの出自を知る権利もあり、完全に匿名で出産してポストに預けるというのは、憲法違反という意見もある。ドイツでは、産む前も産んだ後も継続的なサポートをしており、生後8日で親権も剥奪される。
    一番腹立ったのは、お互い学校教諭で、不倫の末妊娠。職員会議でポストに預けては

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    2021年02月12日
  • ウイルスVS人類

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    シンパシーとは寄り添うこと、エンパシィは思いやり、他者の気持ちを推し量って配慮し行動すると言う意味、忖度、昨今先回り服従と言う悪いスティグマがついてしまった。
    小説を読んで、主人公に共感しました、本当の読書とは言い難い。自分とは異なる立場の人の心情も理解できて初めて読書体験は豊かになる。
    ジャックアタリ氏の利他の精神、エンパシィによる他者理解の精神、利他主義は合理的利己主義に他なりません。自らが感染の脅威にさらされないためには、他人の感染を確実に防ぐ必要がある。私はしばしば利己的でありながら利他的にもなれる、
    合理的な利他主義、希望を持って最善を尽くして生きる。楽観主義ではなくポジティブに考え

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    2020年12月10日
  • 激走! 日本アルプス大縦断 ~2018 終わりなき戦い~

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    先日、BSで再放送を見たばかりなのでよく頭に入ってくる。本書ではスタッフについてもある程度書かれている.何と、ピオレドールの平井、中島まで山岳カメラマンをやっていたとはびっくり。
    録画したので、もう1回見直してみようと思う。

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    2020年07月31日
  • AI vs.民主主義 高度化する世論操作の深層

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    SNSは個人が様々な人や情報との接点を持つことを可能にし、その結果として2011年当時の「アラブの春」と言われるような、情報統制下の民衆に広く情報を提供して民主化を加速する要因となりました。一方、2016年アメリカ大統領選挙では、SNSを介してロシアの介入や、現在に至る民衆の”分断”の原因ともなっています。
    科学技術が生活を便利にする一方、使い方を誤ると多くの弊害が発生するのと同様に、SNSもその使い方次第で民主主義を加速することも、また衰退させることにもなります。本書はその後者の側面について、2016年アメリカ大統領選挙の実態に迫りつつ、もはやSNSなしでは成り立たない現代において、SNSか

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    2020年04月12日
  • 暴走するネット広告 1兆8000億円市場の落とし穴

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    丹念な取材を基にネット広告の実態をわかりやすく解説した書。ネットの発展を支えてきたネット広告ではあるが、他方、アドフラウドなどが蔓延している状況にある。ネットの健全な発展のためにどうすればよいのかを考えさせられた。

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    2020年03月29日
  • 暴走するネット広告 1兆8000億円市場の落とし穴

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    クローズアップ現代を観ていたので、それを文字で追った感じ。追加の情報はあまりなかったように思えるが、いくつか追加インプット先を知れたので、収穫あり。

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    2020年03月10日
  • 暴走するネット広告 1兆8000億円市場の落とし穴

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    NHKクローズアップ現代+の「追跡! 脅威の“海賊版”漫画サイト」「追跡! ネット広告の“闇”」「追跡! “フェイク”ネット広告の闇」、ネット広告の“闇”を探るシリーズをまとめたものです。
    ネット広告がタイトルなのに漫画村の話題がこんなにあるのか不思議でしたが、これまで漫画の違法ダウンロードだけで成り立つのかと思ってました。
    広告絡みでも複雑な仕組みで収益を上げてる実態が暴かれる過程を見ると、NHKの調査は価値があるでしょう。

    広告が売れないせいで、電通も赤字になるような状況ですから孫請けにして少しでも安くというのでしょうけど、孫請けを管理できないと巡り巡ってテレビや広告代理店に影響は返って

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    2020年03月05日
  • 暴走するネット広告 1兆8000億円市場の落とし穴

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    アドネットワークもPMPも広告主とメディアを繋ぐ仕組みは本来ほとんど同じなはず。
    PMPもこれから取り扱いメディアの規模が大きくなり過ぎると、アドネットワーク化して、悪質なメディアが紛れ込む可能性が出てきそう。

    全然関係ないけど、NHKの取材力というか粘り強さが強いなと思った。

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    2019年11月23日
  • 暴走するネット広告 1兆8000億円市場の落とし穴

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    ”漫画村”騒動はデジタル時代における著作権の問題を浮き彫りにしただけではない。なぜあのような違法サイトが運営を続けられたか。それは端的に言って、違法サイトにネット広告を掲載することで、多額の収益を得られるからだ。

    本書は、”漫画村”騒動が浮き彫りにしたネット広告の問題点を、NHKクローズアップ現代取材班の極めて精緻な取材によりまとめあげた一冊。

    昨今のネット広告は、金融におけるIT技術を流用して開発された様々な”アドテクノロジー”と呼ばれる技術が用いられている。私自身、これまでアドテク界隈についてはかなり調べたことがあるが、あまりにも技術の進展のスピードが速い上に、本書で提示されるような表

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    2019年08月17日
  • 暴走するネット広告 1兆8000億円市場の落とし穴

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    インターネット広告の闇を追うサスペンスのような実話。迂回されるサーバーを追って海外にも。NHKのクロ現が元だが、書籍のならではの迫力がある。

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    2019年06月30日
  • 巨大戦艦 大和 乗組員たちが見つめた生と死

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    大和の乗り組み員が見つめた大和の最後。大和に乗り組めたことは誇りであると生き残りの元乗り組み員達は誰もが言った。それはその当時を知るものしか分からない気持ちであろう。

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    2018年10月20日
  • 外国人労働者をどう受け入れるか 「安い労働力」から「戦力」へ

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    マクロミクロ両方がよく分かる良本。搾取する経営者は本当に許せないが、そうではなくwinwinな事例もあって少しホッとする。やる気のある人が正当な対価と機会を生み出し、少しづつでも正と愛のスパイラルを回していくことが必要。その意味で機会と意義が大きい

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    2018年09月02日
  • なぜ、わが子を棄てるのか 「赤ちゃんポスト」10年の真実

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    「赤ちゃんポスト」として有名になった「こうのとりのゆりかご」。
    2007年に開設され、十年が経過した。
    当初考えられていたよりも多い赤ちゃんが、そして一定程度大きくなった子供達が棄てられた。
    十年を過ぎた今、この存在を通して、様々な問題を考える。

    本書中で記憶に残るのは、ある少年の語った話だ。
    その少年は自分が「赤ちゃんポスト」に預けられたその時を覚えているのだと言う。
    彼が預けられるまで、母親には様々な葛藤があっただろう。
    一概に、ひどい母親だと責めることはできない。
    ただ、どうして、と言う気持ちはなくなることはないだろう。

    子供を産めない、産みたくない、頼れない、知られたくない....

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    2018年07月31日
  • 外国人労働者をどう受け入れるか 「安い労働力」から「戦力」へ

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    ネタバレ

    本の帯がちょっと過剰表現じゃないか?って思って読み進めたが、これが衝撃的内容だった。読んでいて日本人としてこの問題を早く解決しないといけないと思った。

    そのためには、
    ・人々の外国人労働者に対しての認識を変えること
    →使い捨ての道具ではなく、事業発展の戦力
    ・長期間滞在しやすい制度づくり。
    →家族での移住を可能にするとか。
    ・日本語教育をもっと自由に受けられるようにする
    →オンラインでの教育。
    ・不当な企業の取締を厳しくする。特に中小の小さい企業。

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    2018年04月16日
  • ユマニチュード 認知症ケア最前線

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    覚書
    ユマニチュードの4つの柱
    ①見つめる②話しかける③触れる④寝たきりにしない
    ケアレベルの設定
    健康を改善 健康を維持 付き添う
    立って体を拭くと筋肉が鍛えられ骨にカルシウムを定着させ呼吸機能が弱まるのを防ぐ
    介護移住
    特養を地方に整備すればコスト面でも都会の10分の1 衰退する地域の雇用創出や経済の活性化につながる
    介護能力の高い介護施設へのショートステイと適切な精神科往診を組み合わせれば精神科病棟への入院をせずに治療が可能

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    2018年04月12日
  • ユマニチュード 認知症ケア最前線

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    youtubeで「クローズアップ現代」と「報道特集」の映像を見てから読んだのでわかりやすかった。認知症の母と接するうえで、この心構えと技術を生かせたらと思う。

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    2016年09月05日