NHK取材班のレビュー一覧
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前作の脱プラスチックから、コロナを経て情勢が激変し、脱炭素への舵切りが待ったなしになってる時事ネタを読む。
この頃はアメリカ大統領はバイデン氏なんよなー。もうトランプ政権に変わってるんよー。とか歯痒く思いながら読んでた。
どんどん温暖化が進んでて、夏になるとあちこちで線状降水帯や土砂災害による被害が出てる。灼熱の暑さが続くかと思いきや、いきなりの豪雨激甚災害。
島国で首都にテムズ川が流れるイギリスの危機感も相当だと思うけど、同じ島国である日本の危機感の無さはなんなんだろう。
前作と同様とても丁寧な取材に基づいた情報が満載してる。ただ、ちょっと難しくなった?読むのに時間がかかってしまった。 -
Posted by ブクログ
いくつかの自治体の事例を基に、再開発の現状を理解することができました。
再開発というと高層化というスキーム、高層ビルやタワーマンションの建設とセットになっていることが多いがその理由として、建物を高層化してつくりだした新たな床(保留床)を売却した利益を工事費に充てることができたり、地権者にとっては「権利床」を受けとることができるという良い面があること。逆に資材高騰によって工事の遅れや施設の形態変更、権利床の見直しや、再開発によって人口を増加させることができても医療等の住民サービスの供給が追いつかないといった問題点もあることがわかりました。
自分の住んでいる近くの自治体でも再開発が行われているので -
Posted by ブクログ
NHKスペシャル取材班による、これからのまちづくりのあり方を特集した際の内容を書籍化した一冊。
人口減少の時代を迎え、新たなまちづくりの必要性を問うために制作された番組であり、事例として、都内や福岡市、さいたま市、神戸市のような大都市の事例、福井市・富山市という地方都市の事例、岩手県紫波町の事例などを紹介しながら、これからの時代にふさわしいまちづくりや再開発のあり方を考えていきます。
再開発における高層ビルが建設される仕組みなど、専門的な内容もありながら、商店や飲食店の視点からまちづくりを考える内容など、幅広く捉えていると思います。
困難な面が多くありますが、著書内でも指摘されているように、こ -
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人口減少の一途を辿る日本において、容積緩和を伴う再開発に疑問を呈した書籍。
再開発といっても様々な手法がありますが、本書は特に、「容積緩和により分譲住宅を大量供給をすることで事業開発費のマネタイズをしている再開発」を否定的な観点から分析しています。
立場によって様々な見解が飛び交うであろう難しいテーマであり、特にディベロッパーや自治体の都市計画部門の方々からは「綺麗ごとだ」という意見も出てきそうな内容でしたが、主張は一貫していて、また一定の説得力もある内容でした。
本書では、以下の都市をピックアップし、街づくり・再開発における課題や悩み、工夫所を紹介しています。
秋葉原
福岡市
葛飾区立 -
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エンジニアの一人として、忘れてはいけないものがつまった一冊。
特に、第4期の初優勝となった2019年オーストリアGP決勝レース、残り13周で、パワーユニットの制御モードを変える判断をした時の、田辺さんと深尾さんのやり取りが記された第3章に感動。
▪️同じ目的を共有できれば、同じ情熱を共有する。困難に直面したときは、オープンに正直に向き合った。(クリスチャンホーナー)
▪️人がやらないことをやるのが発明、創意工夫であるという考え方を持っている。いろいろな困難があると思う。困難な問題だから失敗がある。失敗があるから、われわれはそれを成し遂げることによって発明が成り立つのだ。(本田宗一郎) -
購入済み
読んで、分かることがあります。
何度もF1に参戦しているホンダですが、現場の葛藤や苦労、そして努力は、読んでみて分かった気がします。また、近い将来参戦することを切に希望します。頑張れホンダ!
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購入済み
主にアメリカの大統領選挙の話
2016年の大統領選挙でトランプが勝利できたのは、SNSを利用した高度な世論操作によるものだという話を掘り下げている。
米国ではこのようなビッグデータを活用した選挙サポートがビジネスとして成立しているとのこと。2010年代のアラブの春では民主化推進にSNSが一役買ったのだけれども、同じSNSがトランプの勝利に大いに貢献し、そのために沢山のお金が動いていた。SNSを使った隠された世論誘導が危険だということは皆聞いたことがあるかもしれないが、それでも操作される人は操作される。情報リテラシー能力を身に着けることが重要。 -
Posted by ブクログ
NHK取材班が、20代・30代の若手・中堅の官僚たちを中心に取材を重ね、霞が関の極めてブラックな労働環境の実態やその背景などを明らかにしている。
多角的に丁寧に取材されており、切実感のある証言やLINEのやりとりなども相まって、まさにリアルな霞が関の惨憺たる働き方の現状を感じることができた。
当事者である官僚たちのためというだけではなく、彼らが立案・実施する政策の影響を受ける我々国民のためにも、このような霞が関の深刻な状況の改善が一刻も早く必要だと思う。特に、国会・国会議員の責任は重大であり、また、人事院にはもっと頑張ってもらわなければならないと感じた。