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急成長を遂げ、年間売上1兆8000億円に迫ろうとするネット広告市場。近いうちに、地上波テレビを追い抜き、「広告の王者」になると目されている。
しかしその巨大市場の奥底で、ネット広告特有の複雑な仕組みを逆手に取って、不正に金儲けを行う者が存在する。広告費はいったいどこに消え、儲けは誰の手にどれだけ渡っているのか―――。
「クローズアップ現代+」取材班が、現在のネットビジネスが抱える問題点をあぶり出す!
NHKクローズアップ現代+「追跡! 脅威の“海賊版”漫画サイト」「追跡! ネット広告の“闇”」「追跡! “フェイク”ネット広告の闇」、ネット広告の“闇”を探るシリーズが待望の出版化!
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Posted by ブクログ
NHKクローズアップ現代+の「追跡! 脅威の“海賊版”漫画サイト」「追跡! ネット広告の“闇”」「追跡! “フェイク”ネット広告の闇」、ネット広告の“闇”を探るシリーズをまとめたものです。
ネット広告がタイトルなのに漫画村の話題がこんなにあるのか不思議でしたが、これまで漫画の違法ダウンロードだけで成り立つのかと思ってました。
広告絡みでも複雑な仕組みで収益を上げてる実態が暴かれる過程を見ると、NHKの調査は価値があるでしょう。
広告が売れないせいで、電通も赤字になるような状況ですから孫請けにして少しでも安くというのでしょうけど、孫請けを管理できないと巡り巡ってテレビや広告代理店に影響は返ってきてさらに経営が苦しくなるの無限ループに入っていきかねないと思いました。
金払って自分で広告を出せる仕組みもありますし、依頼主が管理できない状況になりかねないとなると、Googleなどが広告の管理の精度を上げていくしかないでしょう。
Posted by ブクログ
”漫画村”騒動はデジタル時代における著作権の問題を浮き彫りにしただけではない。なぜあのような違法サイトが運営を続けられたか。それは端的に言って、違法サイトにネット広告を掲載することで、多額の収益を得られるからだ。
本書は、”漫画村”騒動が浮き彫りにしたネット広告の問題点を、NHKクローズアップ現代取材班の極めて精緻な取材によりまとめあげた一冊。
昨今のネット広告は、金融におけるIT技術を流用して開発された様々な”アドテクノロジー”と呼ばれる技術が用いられている。私自身、これまでアドテク界隈についてはかなり調べたことがあるが、あまりにも技術の進展のスピードが速い上に、本書で提示されるような表面化されない特有の暗部があることから、正確な姿を把握するのにかなり苦労した記憶がある。本書では、サイバーセキュリティの専門家集団などの助力を得つつ、NHK取材班の極めて愚直な取材活動を通じて、いかに現代のネット広告において、広告主から広告費を掠め取る不正が行き渡っているかが明らかにされる。
私自身、ここ1-2年間くらいで、ネスレやP&G、ユニリーバなどグローバルの消費財メーカーがネット広告におけるブランドセーフティを声高に叫ぶようになってきた背景がようやくしっかり理解できたように思う。特に、広告主としてネット広告に少しでも関わる人であれば、間違いなく読む価値がある良書。
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