梶井基次郎のレビュー一覧

  • 梶井基次郎全集 全一巻

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    この「ちくま文庫」が個人全集刊行を始めた、わりあい早い時期のものだったはず。「全集全1巻」なら、私も「梶井、読んだよ」なんて言えるなあ、と、そういう浅はかな思いが過ったことを告白します。檸檬と丸善があまりにも有名で、だからなんとなく知ったような気になっていた夭折の梶井基次郎、習作や遺稿や解説も含めたものを文庫で手にすることができるなんて、と欣喜したことも憶えています。ちょうどそのころ、梶井基次郎を偏愛していて「あんた、檸檬以外を知らないの?」と言う先輩がいたので、ともかくも、との意地もあって手に入れたフシもあり。ただしそれだけではなくて、「断片の迫力」に気圧されたことは鮮明です。断片だから、「

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    2011年07月19日
  • 梶井基次郎全集 全一巻

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    「檸檬」は国語の教科書にも載っていました。
    文字数の少ない文章からは
    インパクトの強さと新しい風を感じます。


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    2009年10月04日
  • ちくま日本文学全集梶井基次郎

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    幻視。丸善に弾ける檸檬爆弾の清冽な香気、桜の樹の下には艶かしく死体が溶ける。若くて天賦の感性があって、死に身近だとこうも研ぎ澄まされるのかな。  

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    2009年10月04日
  • ちくま日本文学全集梶井基次郎

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    無人島にひとつだけ持っていくならこれ。人生を変えられた本。多分これからも一生好きな本。愛してやまない作家。

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    2009年10月04日
  • 梶井基次郎全集 全一巻

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    好きすぎて何にもいえない。梶井の潔癖ともいえる清廉さは、まわりまわってエロッチクといえてしまいます。

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    2009年10月04日
  • 梶井基次郎全集 全一巻

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    どうしよう、ちゃんと読んだはずなのに、読み終わった後内容を何も覚えてない…。こんなことってはじめてだ。
    読んでる間は絵画を見てるみたいに楽しめました。本当に綺麗な文章を読んでいたことしか覚えてない。白昼夢だったのか…。

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    2026年06月24日
  • 檸檬

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    ネタバレ

    深夜に何か短いものを読みたくなって。他の方の解説等を読むと、とても前向きなものが多く。けれど私には悲しいお話に読めてしまった。
    もし主人公が作者自身だとして、病気や金銭的な面で明るい未来は思い描けないとしたら。一方で丸善は西洋のものも取り揃えた、いわば当時の最先端をいくお店であって。
    この先長く生きられないと分かっていたら、大好きだった場所さえ心の中で爆発させたくなるかもしれない。

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    2026年06月22日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    檸檬を積み上げた本の上に置くシーンは知っていたが、ちゃんと読んだのは初めてかも?
    イラストの檸檬の爽やかな黄色が映えていてきれいだった。

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    2026年06月19日
  • 檸檬

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    「えたいの知れない不吉な塊」というのがこの掌編小説集の根底にあるのだと思う。絶望、苦悩、不安。それら全てがこの一文に含まれていると言っていいと思う。丸善爆破が主人公の気分を晴らしたわけでもないし、なんら変わらない。それでもひとときの安心感や安らぎにつながっている。こういうことは人なら誰しもが体験することだと思う。そして結局また「えたいの知れない不吉な塊」に苛まれる。暗いけどとても好きな小説。

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    2026年06月14日
  • 檸檬

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    息子へ)
    お父さんには珍しく、文学小説を読んだ。
    同級生の作家、万城目学がなんかの小説に、本書の内容をもじった話を書いていたので興味をもった。

    文学ということで読むのに一苦労するとおもいきや、、、。たった8ページの超短編小説だ。

    お父さんがもった感想は、まさに芸術作品といったところだ。
    京都のなんでもない店の鮮やかな描写。
    主人公の感情のみずみずしさ。
    芸術のことは、ちっともわからないお父さんだが、直感的、感覚的に、本書の芸術性は感じることができた。

    もっと、若いうちに、こういった本に接していれば、感性豊かな人間になれていたのかもしれない。

    君には若いうちに読むことをおすすめしたい。

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    2026年04月27日
  • 檸檬

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    表紙が素敵だったので角川文庫で購入。ざらざらした質感もいい感じ。
    物語とするには断片的で、日記とするには茫漠としていて、詩とするには病魔の影が濃すぎる、不思議な感覚の短編集。
    眠気に襲われているときや集中力が切れてぼんやりしているときに脳内を駆け巡る凪いだ混沌を、梶井基次郎氏がすくい上げて言葉にしてくれている感覚。

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    2026年04月05日
  • 檸檬

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    結構な短さなのにここまで物語としてかけるのがすごい〜〜と思った
    檸檬の匂いとか、冷たい感触、そのほかにも視覚的に訴えてくるようなもの、琥珀色や翡翠とか 描写が繊細に脳裏に浮かんできた。
    少年の爆破させたい気持ち、でもできない弱さ。だけど、檸檬を置くことでなんだか救われてるのが強さだと思う^ ^
    ヨルシカの爆弾魔を聴きながら読んだよ~

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    2026年04月05日
  • 檸檬

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    人間の完全な等身大のように感じた
    鬱病になり昔と感覚が変わって苦手意識すら持つようになってしまった
    鬱病になったということにおいていけなかったのは、過程ではなく鬱病という事実が感覚を変えてしまった
    そんな好みが変わった自分に麻薬のような快楽を与えてくれる存在だったのがこの人は檸檬で、昔の感覚を懐かしながら神格化されていて本当に今の人と思考が同じだと感じた
    私達もお金が入ったら少しだけ贅沢して質のいいものを買ったりして、昔好きだったものを嘲笑してまた成長したら可愛いって思い始めたり。
    散歩しながら色んなことを想像したり、歩いて疲れたら気持ち悪くなったり。
    体調が悪い時に周りの子に手を当てて熱があ

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    2026年03月23日
  • 檸檬

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    檸檬

    その狂気と寂しさと、どうしようもなさに
    激しく共感してしまう

    これからその世界を抜け出して生きれる気がしないというか,それを望んでいない自分がいる気もしていて怖い

    あれ?私は病んでるのだろうか?

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    2026年02月23日
  • 檸檬

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    「檸檬」と「櫻の樹の下には」は読んだことあったけど、その他も読んでみようかと。
    どれも良かったけど、上記2つ以外だと冬の蝿が好き。中学の頃に櫻の樹を読んで自分以外に同じことを思っていたひとがいた!と痛々しく喜んでいた記憶が蘇った。筆者の写真からなんとなく乾燥した?ドライな人かと思ってたけど全編通して、じっとりとうだうだした人間味を感じた。

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    2026年02月14日
  • 檸檬

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    「檸檬」と「桜の樹の下には」以外は初めて読みました。
    この二つはやはり面白いなぁと。
    体調の悪い主人公が全編鬱鬱してる感じ。
    解説がもう少し面白いと良かったかなぁ。

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    2026年01月20日
  • 檸檬

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    檸檬の存在、冷たさが一人ぼっちでいた作者にとって友達と重なる部分があったんだろう
    かつて、不吉な魂を抱える前に好きだった丸善の存在を否定するようになったこの小説は自分自身の存在を否定しているようにも思える
    全体的に病んだ人物のエピソードだった
    文の作りがとても綺麗

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    2025年12月20日
  • 檸檬

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    誰ってんじゃないが僕の友人を見ているようだった。「そこ」か「ここ」かにある得体の知れない恐怖がいよいよ実体を持とうとしているのを、どこか心待ちにしているような、不本意な他人事というか、究極の他力本願というか。『ある崖上の感情』が好き。「歩け。歩け。歩き殺してしまえ。」「闇!」

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    2025年11月21日
  • 檸檬

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    得体の知れない不吉な塊
    抽象的な表現が多い中で、この感覚で作品に共感できるようになった。
    レモンに希望を見出す読後感の気持ちいい作品ですが、鬱鬱とした現実との表裏一体を想像できる背景が面白かったです。

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    2025年11月03日
  • Kの昇天(乙女の本棚)

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    今まで読んだ乙女の本棚シリーズの中では絵が写実的。
    もっと漫画っぽい絵の方が好みかなぁ。
    溺死してしまったKの夜中の海辺の散歩や影や月への情景が、主人公の共感?ドッペルゲンガーのように分裂?それともBL?と毎回読み込もうとしてしまうな。

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    2025年10月10日