梶井基次郎のレビュー一覧

  • 梶井基次郎全集 全一巻

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    心に残る言葉や、情景を描写する力。ビビッドな色合いが浮かんできます。こんな力を持った人が今も居るだろうか。

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    2009年10月04日
  • 梶井基次郎全集 全一巻

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    高校の時に一度読んで、結構印象に残っていたので、最近また読み返してみました。一つの檸檬から美の追求へと発展してゆくところがすごい。

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    2009年10月04日
  • 檸檬

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    抒情的な本を読みたい。そう思ってAIに「明治〜昭和15年までで、叙情的な小説を書く文豪を紹介して」と頼んだ。真っ先に出てきたのは、この梶井基次郎「檸檬」だった。
    朝の家事を終え、のんびりとこたつに足を伸ばしながら読み始めた「檸檬」は、AIの紹介文に書かれた通り、そしてタイトルの爽やかさとは裏腹に、不吉で意味の分からない話だった。
    確か学生の頃、名作として紹介されていた気がする。

    「……これが?」

    真っ先に浮かんだのはそんな疑問だった。

    鬱々とした主人公の日常に、爽やかな刺激を与える檸檬の香り。鬱々の原因となる丸善。末路は唖然としたものだ。荒唐無稽甚だしい。
    でも鬱々とした人とはあんなもの

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    2025年11月28日
  • 檸檬

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    自分も何かに悩んだり悶々としているときは
    この主人公のようにどこかに檸檬を置きたくなったりするなと共感さえしてしまいました。

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    2025年11月21日
  • 檸檬

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    短編とは知っていたが、想定以上に短い作品。主人公がなぜ何の変哲もない檸檬に魅了されるのか不思議だった。また、終盤の檸檬を爆弾に見立てるシーンでは、読みながら思わず笑ってしまった。

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    2025年11月04日
  • 檸檬

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    今まで読んだ作品の中で、最も芸術性を感じた作品でした。すっと理解することは難しいのですが、檸檬の美しさ、魅力がこの作品の世界の中でどのような役割を果たしているのか、非常に深く考えさせられる作品だと思います。

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    2025年08月04日
  • 檸檬

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    分からない表現が多かったが、反対に自分の中で都合の良い解釈をすることが出来たので頭に浮び上がる風景はとても美しかった。
    「城のある町にて」で花火を星水母と表現しているのが凄く印象的。
    個人的に好きな話は「Kの昇天」。
    月夜の波打ち際での様子が鮮明に思い浮かぶ。

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    2025年08月01日
  • Kの昇天(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。

    純文学というのかな。K君の死について、彼が死ぬ前に親しくしていたという人物の目線で淡々と語られている作品。なんとも儚い。イラストがピッタリ合っていて、月夜の静けさが伝わってくるようでした。

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    2025年07月26日
  • 檸檬

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    20の作品が収録されている短編集
    体が弱かった著者の体験からくるものが多い
    のかなと感じました
    作品はもう100年近く前のものばかりのよう
    著者がなくなってから評価されるのはちょっと
    悲しいです

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    2025年06月22日
  • Kの昇天(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    小説と絵の相性がいいと思う。乙女じゃなくても人前で読める。
    てことは乙女っぽくないってことか。でも、小説と合っていることのほうが、乙女っぽいことより大事だよな。

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    2025年05月17日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    未読の有名作品が乙女の本棚シリーズにあったので手にとってみた。
    えっ何コレ?こんな話だったのかとビックリ。
    主人公の鬱屈した日々に、苦い檸檬の匂いがスパイスになったのなら、まあ良かったのかな?
    ただ迷惑だよね~(笑)

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    2025年04月27日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    乙女の本棚シリーズ。あらすじは知っていましたが、実際読むのは初めてでした。
    文章全体で、男性の鬱々とした心持ちが伝わってきました。檸檬がどうして彼の心を慰めたのか。丸善で主人公が最後に積上げた本とレモン、きっと相当奇妙な姿だったんじゃないか、と想像します。

    これから彼はどうなるのか。これからも檸檬は彼を慰めてくれるのか。その後に思いを馳せる作目でした。

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    2025年04月26日
  • 檸檬

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    孤独で憂鬱といった負の感情に悩む主人公
    果物屋にある檸檬をみて驚き感動します



    “いったい私はあの檸檬が好きだ_”

    “いったい…”という言葉の奥に
    “一体いつからだろうか…私は昔から檸檬が好きだ”という
    心情が隠されているのではないかと思いました
    言葉を短縮しながらも
    美しい日本語だと感じました



    そして檸檬は
    主人公の心の状態を表す象徴的な存在で…
    みすぼらしいが美しい…という檸檬の姿を
    主人公の心の状態と重ねていきます

    最後はその檸檬を
    ふと抱いたいたずらな感情とともに
    洋書店の本棚に置いてきます…



    檸檬を通して
    一時的に憂鬱を忘れさせてくれる
    心の安定剤でも

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    2025年04月20日
  • 檸檬

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    自分にとっては読みやすいとは言えない。
    檸檬
     ひとつのレモンから感性豊かにその姿や魅力を表現していた。その比喩に作者の繊細な感性を感じた。
    城のある町にて
    冬の日

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    2025年03月15日
  • 檸檬

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    何となく手に取ることが多くて何度も読み返す表題作。読むタイミングによって共感したり、意味わからなくなったり、なかなか掴めない。

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    2025年02月25日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    ネタバレ

    絵と文章がちゃんと融合していて、他のシリーズより絵本っぽさがあって良かった。

    身体の病気だから辛くて無気力になっているのではなくて、精神的な病気になって生きる気力が無くなったから身体の病気になってる気がする。
    ちょっとした迷惑行為をしてスッキリしたのかもしれないけど、この人はせっかく出会った興味惹かれるものである檸檬を置いていって大丈夫なのか不思議だった。
    男性作家が書いたって感じの話。

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    2025年01月16日
  • 檸檬

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    読ませる起承転結があるわけではないように感じた。
    京都丸善の書棚に置く檸檬、を読んで「これか」という実感がそこにある。
    あとは、Kの昇天で影が別の人格を持ち始めるという文学的表現の仄暗さに感嘆した。

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    2024年12月04日
  • 檸檬

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    あれ?小説なのに内容が頭に入ってこないしページも進まない...
    たまらず途中で他のレビューを読んだら、やはりみなさん「難しい」「読みづらい」の感想が。

    情景の描写がこれでもかと言うほど細かい。いつもみたいにぱーっと読んでいると追えなくなって、気づいたら他のこと考えてた...の繰り返し。
    がんばって集中すると、情景がふんわり浮かび上がってくる感覚はある。

    最近本を読むのもスピード重視になっていたのを反省した読書体験でした。

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    2024年11月18日
  • 檸檬

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    一つ一つの情景や事柄に対しての説明が綺麗で細かい。
    だからこそ自分の語彙力の無さ、感受性の無さが原因なんだろうけど、非常に難しい。

    一回では全てを理解できないので、いつか再読する時が来たらもう少し作品に近づく事ができるんだろうか。

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    2024年10月04日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    うーむと思う。病気が今までワクワクしていたものを暗くさせて、今まで大切に思っていた物を爆破させたいぐらいに存在感を消し去りたいのだなぁ
    少し気が重くなる作品だった。

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    2024年08月16日