阿部共実のレビュー一覧

  • 空が灰色だから 1

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    ネットで昔見た絵だなあ、と思い購入。
    思っていた以上に心へのダメージが大きく、かなり落ち込んでしまうことも多々ありました。
    落とすやつはとことん落とすけど、救われるやつはちゃんと救われるので、その話のオチが予想できずにずっとドキドキでした。
    (2013/06/09)

    最初の三話の構成は天才だと思った。

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    2016年08月20日
  • 死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 2

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    色んな方向に感情がぶっ飛ばされる、凄いハイクオリティの漫画力。詩情の豊かさ、マンガだからできる表現。可笑しい話やハッピーエンドもコメディもあるけど、「8304」の鮮烈さ、「7759」の哀しさ、「友達なんかじゃない」の揺さぶられる感情に特にやられた。

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    2016年02月13日
  • 死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 2

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    大傑作。8304と7759はすごすぎて形容する言葉が見つからぬ。ただこういうのばっか描いてると気が病まないか心配になるのでほどほどにしてほしい。

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    2016年01月18日
  • 死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 2

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    キラキラした日々も重く苦しい日々も全部わかったみたいな顔で
    ああ今となっては思い出だと
    言えてしまうことすら悲しくもなんともなくなってしまうくらいに
    遠くへ来てしまったのかもしれない

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    2015年12月08日
  • 大好きが虫はタダシくんの 阿部共実作品集

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    ・「灰色」「乙女心」
    ・「ドラゴンスワロウ」
    ・「破壊症候群」
    ・「あつい冬」
    ・「デタジル少年カラメ」
    ・「大好きが虫はタダシくんの」

    後半になるにつれて凄まじくなっていく。

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    2015年09月06日
  • ちーちゃんはちょっと足りない

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    この作者なので覚悟はしていましたが、やられました…
    『私は何もしないただの静かなクズだ』まさに自分を表すのにピッタリの言葉を突きつけられました。
    ここまで共感できる物語に出会ったのは初めてで、衝撃的でした。

    そこには自分がいた。
    「静かなクズ」まさにそれ。
    自分から動こうとしないから、現状に甘えているだけで、何も変われない。
    長編でこのような話をされてしまうと、ダメージも特大だ。
    (2014/12/27)

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    2016年08月21日
  • ちーちゃんはちょっと足りない

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    ネタバレ

    重たい…。
    素晴らしい心理描写とストーリー展開だけど、二度と読みたくない。

    特に心に残ったのが、さんざん自分を責めて反省したあとにちーちゃんと再会したナツの言葉。藤岡から盗んだお金を返そうとしているちーちゃんに「……返さなくていいよ、藤岡さんになんて」。
    自分も共犯者のくせにそういうこと言うなんて完全にクズだけど、でも罪を裁かれる場もなく開き直れる性格でもなければ、ああやってズルズル逃げてしまう気持ちはわかるんだよなぁ…。
    もちろんクズはクズなんだけど、あそこでナツが当たり前の反省から逃げることでずっと周囲からは距離を置かれるだろうし、仮に受け入れられたとしてもナツ自身は複雑な感情の上でしか

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    2015年07月29日
  • ちーちゃんはちょっと足りない

    ネタバレ 購入済み

    どこまでも...

    どこまでも優しい物語だなぁ…と思えた傑作。

    ちーちゃんを見ていると、キリスト的無償の愛を描いたドストエフスキーの『白痴』や遠藤周作の『おバカさん』の主人公を思わずにはいられない。
    ちーちゃんは「ちょっと足りない」、だから愛そのもの。

    ナツも良かった。
    ナツは良い子ではないがクズでもない。
    友達に嫉妬して、勝手に縁を切って、反省もしない...うん普通の子だね。
    何かがちょっと足りない人、普通の子。

    だから最後に旭や藤岡さん達の様な「いい子」側に改心しなくて本当に良かった。
    最後のシーン、一見不穏なようだが、ちーちゃんのおかげで全く違う意味を持つシーンだ。

    「いい子」は放っておいても旭のよ

    #感動する #共感する

    4
    2024年02月18日
  • ちーちゃんはちょっと足りない

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    読み終えてからタイトルに対してなるほどと思った。
    初めはちーちゃんが主人公だと思って読んでたけど。。
    なかなか後半は読んでて辛い感じだったけど、面白かった。

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    2015年06月04日
  • ちーちゃんはちょっと足りない

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    ネタバレ

    良い・悪いとかの意味とは関係なく、確かにこの漫画は「スゴイ」。1冊完結の短い物語なのに、心が揺さぶられ、突き刺さる。

    単純にハッピーな物語ではないので、読むのはちょっと注意。でも一度読んでこのスゴさを体験することはオススメします。

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    2015年05月07日
  • 死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 1

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    バカ話にセリフ芸、余韻あるビターエンドから深い絶望まで、読者の心をよくももてあそんでくれる。アルティメット佐々木の短編だからできる野放図すぎるキャラ立て、「おねがいだから死んでくれ」の地獄、「10時間」のスッと入る感傷、等々どれもすばらしい。

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    2015年04月06日
  • 死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 1

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    空灰のシリーズ的な感じです。
    前作と同じく、かわいらしい話、後味の悪い話、痛くて辛い話などなどの短編が描かれています。

    ・短編:おねがいだから死んでくれ

    「ぼっち」とか「コミュ障」というものの本質について触れたような気がします。

    人と感性が合い、同じものを好きになれるということは、当たり前のように思えて、実はとても幸せなことなのではないでしょうか。
    これはその「当たり前」ができない少年の話です。

    少年は性格が悪いと言われ、傷つきますが、そもそも彼は物事を意図的に悪く言っているというよりは、本音を隠せないのです。
    好むものやそもそもの価値観などが違いすぎて、クラスメイトと同じ感想を持つこ

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    2015年02月10日
  • 死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 1

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    以前、ここで未知庵先生の『未知庵の三時のお水』を紹介し、絶賛させてもらった
    その時は、あまりにもカオスな内容っぷりに、「もしかして、この先生は阿部共実先生を超えるモノを持っているのでは・・・」と期待半分恐怖半分の印象を抱いた
    しかしだ、この『死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々』をいざ読んだら、未知庵先生には申し訳ないが、それは勘違いでしかなかった、と思い知らされた・・・いや、ある意味、未知庵先生は一線をまだ越えてないのだから、喜んでいるのかもしれない
    下手に断定は出来ないが、恐らく、この漫画のインパクトあるタイトルは最多文字数だろう
    しかし、

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    2015年02月03日
  • 死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 1

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    これを読んで、悶えて、のたうち回っていられる内は大丈夫だ。歳を重ねてこれに何も感じなくなるのが怖い。
    『おねがいだから死んでくれ』

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    2014年12月21日
  • 死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 1

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    この人ならではのこの感覚は、この人の作品じゃないと味わえない。なので、もうしばらくこの人の厄介になるかと思う。
    じゃんじゃん人に勧めたいけど、人格を疑われる危険もあるのでなんとも勧めにくい、厄介な一冊。

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    2014年12月11日
  • ブラックギャラクシー6

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    向いている、向いてない、は別にして、阿部先生にはこの手の、シンプルに笑える個性の破綻したキャラが絡む事による相乗効果で笑いを生む、コメディを描いて欲しい、と思ってしまった
    恐らく、そう思った理由は、この『ギャラクシー6』自体が底の抜けた面白さを提供してくれたからってのもあるが、大部分を占めているのはやはり、先に『ちーちゃんはちょっと足りない』を読んで、相当、気分が奈落近くまで沈んでしまっていたからだ
    同時発売の漫画を読む時は順番を間違えちゃならんな、と学習
    内容はともかく、あらすじの通りで、男女6人+1がギャンギャン騒いで、青春を存分に楽しんでいる感じ。イチャイチャがないってのが、逆に好印象を

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    2014年08月25日
  • ブラックギャラクシー6

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    くすくす笑える、ちょっと偏った男女たちの学園コメディ。もしかしてこれも結末バッドエンドか……?とか無駄にハラハラしてしまった。普通に面白かったです。どいかつい。

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    2014年08月14日
  • 空が灰色だから 1

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    面白すぎる! 時々心がちくちくされるけどめっちゃ笑った。たぶん笑わせた隙を突く系のテクだ。気をつけないと。

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    2014年02月21日
  • 空が灰色だから 1

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    すごい漫画を教わってしまった。リアルなレベルの悲しさはおもしろいが、これに当てはまりすぎると笑えないんだろうな。そしてみんな乳がすごい。

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    2013年11月27日
  • 空が灰色だから 3

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    確かな描写力、無駄の無い表現力。得意ではない絵質から繰り出される独特の世界観には何か奪われるものがあります。
    オムニバスなんで、一つ物語を切り抜いて感想を書いていきたいと思います。
    気に入った話は2つあります。第31話 嘘つき 第35話 別に大丈夫やけどな
    この巻は特に面白い物語が多く好きです。
    第31話 嘘つき
    いとこのお姉ちゃんと弟くんの物語。
    よくあるような夏休みの田舎のワンシーン、お姉ちゃんと一緒にスイカを食べ、お風呂に入り、花火をし、カラアゲを食べ。夜風を浴びながら星を眺めて一緒の布団でおねんねします。
    そんな中でも飛び出す嘘つき、お姉ちゃんは弟くんをなんでもかんでも嘘つきだって決め

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    2013年10月24日