中村計のレビュー一覧

  • 偽りなきコントの世界

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    つい最近の2022年のコントまで具体的に考察されていて、すごく興味深く、お笑い好きにはたまらない1冊。
    ちゃんと知っている芸人の知っているネタの解説がされていくのが楽しい。これ名前挙げられた芸人は嬉しいだろうな。
    う大先生のKOC評のnote、有料だから読んでなかったのだけど、面白いんだろうな、読みたい…と思った。

    「コントの中の登場人物には、どんな生き方であれ懸命に生きていて欲しい」
    「ダラダラしたクズなキャラクターだとしても、その生き方を自分で選択したのならそれはそれで懸命に生きているということになります」
    「そういう様々な人の人生が織物のように絡みあっているのが現実世界」
    「舞台上に本物の空間さえ出現させることができれば、お客さんは退屈せずに見続けてくれると思う」
    という文章があり、これはコントだけじゃなく、漫才にも演劇にも映画にも小説にも漫画にも当てはまることだなあと感じた。示唆的で考えさせられる。
    一流の芸術は、結局感情面でのリアルさという1点に集約されていくのかもしれない。 

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    2023年10月31日
  • 言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか

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    ネタバレ

    中村計が「笑い神」を書く前に刊行していた…というかこれを書いたからこそ「笑い神」を書くべきだと考えたんだと思う…1冊。

    ナイツの塙(ヤホーで調べたっていう方)へのQ&Aインタビュー形式、全90問でM-1を分析し徹底解剖する。ナイツはM-1優勝を逃しているのでタイトルが「言い訳」となっているが、なんのなんの、これは言い訳ではなく、負けた要因を徹底分析し捲土重来を期すための作戦ノートである。

    お笑いはある意味アスリートである、という立ち位置は本作でも「笑い神」と同様で、4分という時間でいかに観客を温め爆笑という「うねり」に持っていくか。歴代優勝者や惜しくも敗れ去ったコンビたち、そしてナイツ自身の傾向と対策が惜しげもなく語られている。

    我々観客はそういう分析を知らずとも、漫才師の仕掛けに乗っかってゲラゲラ笑えればそれで充分なのだが、それでも、そのお笑いの下に潜む仕組みの妙を知ることもまた、観客であり読者の醍醐味なんだなと思う。

    しゃべくり漫才に最適な言語、関西弁しかしゃべれない俺は、漫才師ではないけど、言葉のリズムとテンポ、間合いをしっかく意識して、いい会話を日常でも行っていきたいなぁとか、そんなことも考えたりした。

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    2023年07月28日
  • 笑い神 M-1、その純情と狂気

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    ネタバレ

    雑誌Numberなどで多数寄稿されている著者による
    M-1グランプリに臨む芸人への取材。
    「笑い」に対する解説は賛否両論あるかもしれないが
    大笑いしてしまう裏側の人間模様は複雑かつ凄惨。
    作中に出てくるケンドーコバヤシの
    「中村さんのやっている行為が、一番寒いと思いますよ」
    にハッとさせられる。
    そのあたりも包み隠さず書いてあり、
    非常に面白い。
    M-1は漫才の中の一つの競技である、
    という結論に漫才愛を感じます。

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    2023年07月17日
  • 笑い神 M-1、その純情と狂気

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    サンパチマイクを前に前に喋る、ただそれだけのことに人生賭けるのって確かに馬鹿だけど最強に格好良いな。
    自分の思うおもろいは何か、悩んで狂って…
    笑い飯と千鳥の若い頃のエピソードとか常人は笑いのためにそんなこと出来ないだろってことまでやってのける姿が描かれてて正直読んでて怖かったし、同業者ですら彼らの世界に迂闊に足を踏み入れられなかったのかと更に驚いた。
    漫才日本一の称号に恋焦がれて飛んで火に入る夏の虫の如く喋りひとつで戦っては散っていく姿、痺れるなぁ、そして厳しいなぁ、
    笑い飯の2人の唯一の濃いコミュニケーションが漫才しかないっていう不器用さも自分の思うおもろいしか信じない頑固さも全部魅力的。
    情熱的に描きすぎてる気もしなくは無いけど。
    熱すぎる内容だし、旧M-1や笑い飯に携わった人達の膨大な人間ドラマのことを考えると感想なんてまとまらない。
    とりあえず2023のM-1予選が始まる前に読めてよかった。

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    2023年07月12日
  • 笑い神 M-1、その純情と狂気

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    ネタバレ

    スゲーノンフィクション、「嫌われた監督」に並ぶとんでもない力作であり傑作。

    色々書こうとしてみたけど、書くたびにどうしようもなくなり、レビューがまとまらない。とにかく読んで損なし。
    主人公は漫才師の「笑い飯」、舞台は「M-1グランプリ」
    笑い飯を巡って「M-1グランプリ」は、そして漫才はどう変化を遂げていくのか。

    お笑いを題材にしてるけど、ド直球のスポコンノンフィクションである。普段テレビで見ている漫才師たちが、「M-1」優勝をかけてしのぎを削るさまは、まるで夏の甲子園!

    …あかん、これ以上は思いが湧きすぎてやっぱりまとまらない。
    こんなスゲー作品が、クソ週刊文春で連載されていたとは、「嫌われた監督」もそうだったよな勿体ない。掃き溜めにツルである。

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    2023年07月08日
  • 勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇

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    成功の裏を丹念に取材されていて、一気に読みました。大阪桐蔭の監督もサイズアップされているようなので心配です。

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    2023年06月06日
  • 笑い神 M-1、その純情と狂気

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    改めて、笑い飯の鳥人や、ブラックマヨネーズのボーリング、チュートリアルのBBQを YouTubeで見て、笑いました。
    凄い世界だった。

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    2023年05月25日
  • 言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか

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    4年前に出た本だからその後優勝するコンビの評価をしたりしてて面白かった(笑)
    あと和牛が良く出てくるけど、優勝できなかったけどやっぱり上手で認められてたんだな、と。
    引き際が上手(オードリー)も考えさせられた。優勝が醍醐味じゃない、笑わせることが目的。それでいて売れれば良い。
    (以下引用)
    つまり、オードリーは勝負に勝ったのです。
    繰り返しになりますが、オードリーは勝負に勝ったのです。

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    2023年04月03日
  • 言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか

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    分かりやすく、面白くて、一気に読むことができた。お笑いを理論的に考えたことがなかったので、それぞれの方言がもたらす影響など、言われてみれば確かになあと興味深かった。ラストのページではなんだか胸が熱くなりました。

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    2023年03月29日
  • 言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか

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    めーーちゃ面白くて一気読みしてしまった
    淡々とした文体かつ素人にもわかりやすい言葉でM-1を解説してるけど、根底に塙さんのお笑いへの熱とか悔しさとか何より芸人へのリスペクトが溢れていて温かい本だった

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    2023年03月26日
  • 笑い神 M-1、その純情と狂気

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    普段特別ネタ番組を見たり、劇場で漫才を見たりはしないのだが、毎年のお笑い賞レースだけはどうも必ず追ってしまう。その中でも一際輝かしい大会がM-1だと思うが、この本はM-1にそのような価値が生まれるまでの過程、「笑い飯」のヒストリーを中心とした芸人たちの仕事への向き合い方や苦悩、この2つが克明に描かれている。ケンコバが言うように「ピエロの楽屋覗いて何が可笑しいんじゃ」というのも分かるが、やはりお笑いという文化の変遷や笑わせる仕事における苦悩を裏側から覗くというのは、極上のノンフィクション作品になり得ると感じた。

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    2023年02月13日
  • 勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇

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    香田監督が駒大苫小牧がどのようにして強豪校に育てたかを関係者への取材をもとに分析したノンフィクション
    香田監督の凄さが存分にわかる、またいつか高校野球の監督をしてほしい

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    2022年09月05日
  • 言い訳【無料試し読み小冊子3】

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    疑問が解消

    やっぱり塙はネタのうまさ、テクニック以上に現場の空気感、ウケるかウケないかを最大限に評価してたんだなー
    テクニックや練習量を重視する(と自分が勝手に思ってる)巨人師匠とか方向性の違う審査員をたくさん並べてくれるのはやはり芸人さんにとっては救いだろうと思う

    #カッコいい #深い #タメになる

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    2022年09月29日
  • 言い訳【無料試し読み小冊子2】

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    すごく面白い

    M-1を見ていると感じる審査員との評価基準の違和感とかを丁寧に説明してくれています。
    巨人師匠がどこまでもしゃべくり漫才を評価するのはやっぱり関西においてそれが正統派であり、関西以外の芸人にとってはコント漫才も含めないとそこに勝利への活路がないからこそ塙は漫才の形式にとらわれない評価をしている。

    いろんな評価基準があるから救われるコンビがあると思わされる

    #深い #タメになる #カッコいい

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    2022年09月29日
  • 言い訳【無料試し読み小冊子1】

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    M-1という聖地

    なんとなくつい見てしまう年末の恒例番組。
    自分が面白いと思ったコンビが評価されなかったりすると「えー」とか思っていたけれど、いろいろと考えさせられる。
    特に2020年のM-1はコント漫才だったことが物議を醸していたけれども、それ以前に書かれたこの本にはその批判に対しての回答が載っていて興味深い

    #深い #タメになる #アツい

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    2022年09月29日
  • 勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇

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    物事に結果が出続けている時こそ、気を緩められない、他人からの目が気になる、人間不信になり得る等人間味溢れる監督の心情が読み取れるところが非常に興味深い。

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    2021年08月19日
  • 言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか

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    なるほどと唸る

    正直、M1は最初から最後まで通して見たことはない。見なかった年の方が多い。
    笑わないといけない番組、という雰囲気に笑えないかもしれない自分が不釣り合いだと思っていたから。
    この本を読んだのは単純にナイツ塙が好きだから。
    江戸漫才の方を好むからかと気づいた。
    そして新しいスタイルを自分は求めてはいないと言うことにも気づいた。
    だから、新しいスタイルを作り出すM-1に怖さもあって良いんだと思った。
    来年はそのつもりで、気楽に見ようとおも

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    2020年12月28日
  • 言い訳【無料試し読み小冊子1】

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    タイムリーとはこのこと

    以前購入していたのものたまたま読み返して。
    本当にたまたま。
    今年のM-1の漫才とは何だ?みたいな話はずーっと前にこの本で語られてました。 
    おもしろい本でした。なんなら本番のM-1よりも集中して読み切りました

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    2020年12月23日
  • クワバカ~クワガタを愛し過ぎちゃった男たち~

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    好きは最強。クワバカ。採集、ブリーディング、クワガタバトル。クワガタに打ち込む男たちをリアルに追いかけた逸品。

    「男はどこかでバカでい続けたい生き物である。」

    噂に聞いたことはあったが、「月刊むし」(むし社刊)が商売として成り立つぐらい市場があることが意外だった。クワガタに打ち込むのが大の大人ということで納得できた。何十万円を出してまでクワガタを入手する大人買い。

    奄美大島でハブに怯えながらクワガタを採集する人たち。1ミリでも大きな個体を追い続ける。中には沖縄や遠くインドネシアに移住する人もいるそうだ。ネットオークションの進展、地元からの反感など一部の心もとない人たちによる負の側面もしっかり描かれる。

    他の趣味でも同様だろうが、コレクターが亡くなった後、処分に苦しむ家族も多いという。

    エピローグ、高校時代に野球に打ち込んだ筆者。苦しかったばかりの記憶。そんな昔の自分に言ってやりたいという。
    「今は分かる。努力など必要ない。より正確に言えば、努力、努力と言い聞かせなければがんばらないようなものは、向いていないからさっさと辞めた方がいい。」

    筆者は高校野球を中心にスポーツノンフィクションの傑作が多い。本書のテーマ選定は意外だったが最後につながった。

    何か真剣に打ち込める物を見つけた人は幸せである。生きることに精一杯なのはやむを得ないが、どこか遊び、趣味の部分も大切、深く考えさせられた一冊でした。

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    2020年11月23日
  • 言い訳【無料試し読み小冊子1】

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    己の強さ、崇高さを知らしめる(ある意味、世間を引っ張り上げ教育し、切り捨てる)ような物ではなく、
    どちらかと言うと分析、持論の本。

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    2020年09月30日