評価が難しい本だなと思ってしまいました、、、決して通ぶりたいわけではなく。
一つだけ間違いなく言えるのは、この書籍は2018年までのM-1の結果を追った内容なんですが、2019年以降のM-1を受けてこの本読むか否かで大分内容に対する評価が違ってくる点です。
微妙だなと思った点を正直に書くと、ちらほら本の中で理論が矛盾しているところがあるなと思った点です。口述筆記なせいもあると思いますが、単項目で見ていくと理屈が通っていて説得力があるのですが、項目がまたがると、「これはさっき言ってたあれと矛盾するな、、、」という箇所が数箇所あり、途中からその整合性の取れてなさが気になって内容が入ってこなくなりました。また、2019年以降に優勝したコンビを踏まえると、一気に破綻しそうな論旨もあります(こればかりはご本人に聞かないと分かりませんが)
これら加味すると、あまり良くない評価をつけたくもなるのですが、ただ、読み終えてみて思ったことは、漫才なんて水物なのだからしょうがなくないかと、、、。
ある年代で面白いとされたその漫才に面白いとされる共通性や法則性が見出され理論化する頃にはそれはもう廃れて、やがてそれがフリになり、面白くないと思われたものが面白いと言われ出したり、あるいはタブーとされてるものが一般化したりして、元々あった共通性や法則性などの理論が崩れるといったパラダイムシフトが漫才に絶えず起きていると思えば、この本を読みながら感じた分析の矛盾なんかどうでもよくもなる感触もあります。
ましてや、同じ構造を持った漫才だとしても面白い漫才と面白くない漫才があるように、面白さが全て漏れなく分析できていたとしたら起こり得ない現象も起きるわけで、それぐらい漫才、お笑いが神秘的で繊細なモノなのだろうな、と素人ながら思うわけで、、、。
ということもあり、評価に困ったなと思いつつ、なんとなくで点数なぞ付けています。。