【感想・ネタバレ】高校野球と人権のレビュー

あらすじ

甲子園から「丸刈り」が消える日――
なぜ髪型を統一するのか
なぜ体罰はなくならないのか
なぜ自分の意見を言えないのか
そのキーワードは「人権」だった
人権の世紀と言われる今、どこまでが許され、どこまでが許されないのか
高校野球で多くのヒット作を持つ中村計氏が、元球児の弁護士に聞いた
日本人に愛される「高校野球」から日本人が苦手な「人権」を考える
知的エンターテインメント

【目次】
はじめに ~人権の手触り~
第一章 丸刈りと人権
第二章 逃走と人権
第三章 表現と人権
第四章 体罰と人権

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Posted by ブクログ

丸刈り、体罰、スマホなど。高校球児と監督の関係。人権という視点から、過去の高校野球の常識を見直す。スポーツノンフィクションライターと弁護士の対談。
慶應義塾、仙台育英など新しいスタイルのチームが結果を出しつつある中、高野連が把握する体罰の件数は変わらない現状。
本書の突きつけるテーマは長く重い。

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2024年10月02日

Posted by ブクログ

小学生の子供がソフトボールクラブに入部。対外試合をした際の、他チームの指導者が子供たちを罵倒しまくっており、そのようなチームが強豪の傾向にある。その構造が気になり、本書を手に取った。
自己決定権と自由が選手にあるのか、ないのか、それが本書の言うところの「人権」と受け取った。
丸刈り、ブラック校則、体罰、暴言がまだまだ残る高校野球。高校野球のゴール設定は甲子園なのか? 野球を通じた人の育成なのか?
旧態依然とした指導方法に対して、新たな潮流も生まれている。
高校野球の当たり前に、人権という切り口で踏み込んでおり、示唆があった。

0
2025年09月26日

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