中村計のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
笑点で、彼のこと初めて知りました。
最初、顔をハの字にして、緊張している姿が印象的でしたが話が進んでも、顔をハの字にして、緊張しているように見える姿がすっかり、馴染んだ感じがします。
本書でも、取材にこぎつけるまでの紆余曲折や、弟子をとるまでの話など聞いて、この人は多分、出世欲みたいなものがなく、落語が本当に好きな人なのでだなと思いましたが、単に面倒くさがりなのかなとも。
笑点などでは、春風亭昇太をいじくる姿がすっかり板に付いた気がします。
本書に出てくる優雅に働くという言葉が、良かったです。
気を張って働くよりも、肩の力を少し抜く。
気を利かせて、ゴミ袋を常に持つよりも、師匠がごみを捨てたい時に、その場で、ゴミを預かる方が、自然で良いかなと。
なんな、一之輔さんの落語をじっくりみたいなという気になってきました。 -
Posted by ブクログ
ナイツのお笑い論。
"ウケる為の漫才をどう創って行くか?"について本当に考え抜いて創っているんだなと思わざるを得ませんでした(これは、塙さんだけじゃなく多くの芸人さんもそうだと思うけど)。
話す言語、ボケの詰め込み方、キャラクターの売り方、システム笑い、しゃべくり漫才とコント漫才、適した時間の考え方などどれも参考になります。
ナイツのm-1の最高成績は3位ですが、こうゆう人が審査員なのもm-1と言う競技の象徴的な部分なんですね。自分は、今コンテストに望むのだけどその構えの作り方において参考になる部分が多いに有りました。
スーパーマラドーナやゆにばーすは、冒頭の掴みで早く笑いを取ろうと言う焦りが無理している感じがする。ネタに自信があるならすぐに設定に入るべき、という論は自分も納得。なんだか、彼らの漫才を見ていると、"m-1攻略法"自体のお手本みたいな漫才に感じる事がけっこう有ります。 -
Posted by ブクログ
「笑い飯」は、「もやしもん」の登場人物の1人の見た目の設定として使われた、という事しか知らなかった程の無知な自分。漫才という、論理的な正解など無い世界で、自分を・誰かを相方として「笑い」と「玄人評価」のトップを勝ち取る企画、M-1。その成り立ちや、同様の他の企画との違い、関わる芸人のタイプや考え方・物語は確かに面白かった。同時に、企業の狙い・費用対効果、東西の文化的な違いと共通点、ブレークスルーを作り出す人・出方、それぞれの視点でも興味深かった。書籍の執筆においてインタビューが前提になり、何をどう売りたいのか?が回答を誘導する面も当然有り。う~ん… 面白いと言えば面白かったし、読み疲れたとも感じた。
-
Posted by ブクログ
キングオブコント2013王者による一冊。構成・執筆はナイツ塙の『言い訳』を手がけ、昨年出版された『笑い神』も記憶に新しい中村計。M-1という賞レースや競技漫才に特化していた塙の本に比べるとより著者のコント観に基づく分析・批評がベースになっている。このコント観が確固たる立脚点になっているから「みんな面白くてみんな良い」みたいな八方美人的にフワフワしていなくて読み応えがあるし、優勝ネタに限定せず歴代の出場者を幅広く評してくれているのが嬉しい。コントの世界で王者となった後に何年も経ってからラストイヤー目前でM-1にも挑戦した著者ならではの視点での漫才論・コント論も興味深かった。今年のキングオブコント観戦のお供に是非。