三日月かけるのレビュー一覧
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
葬儀屋が死んだことによって、彼の力で生かされていた瑞姫もふたたび死ぬことになり、蒼衣を逆恨みした勇路が襲撃を仕掛けます。危機に陥った蒼衣の断章の力が発動し、どうにか命は救われますが、傷を負った彼を救うため、神狩屋はさらに蒼衣の精神を追いつめざるをえなくなります。
その後、泡禍の対応にあたっていた雪乃は勇路と遭遇し、彼に攻撃を仕掛けますが、そのさいに勇路の口から今回の事件の思いもかけない黒幕の存在が語られます。
今回は、まったく予想していなかった展開におどろかされました。さらに、蒼衣たちのロッジに、ずっと前にその存在だけは明かされていた人物が登場し、クライマックスに向けて彼がどのようにストー -
Posted by ブクログ
一体どこまでグロテスクにしたら気が済むんだこの作者!と思わずにはいられない。
テーマがテーマなだけに“泡禍”に関わった者は不幸になるという前提があるせいで、読む度に頼むから一人ぐらい幸福になってくれと思ってしまう。しかし、一つの話で登場人物の半分以上が死んでしまうだけにそんな期待は無駄かもしれない。
終盤の展開に関しては少々油断していただけに心に響きすぎて胸が苦しくなるほどだった。また、あの様な状況でもあくまで『普通』に拘り続ける主人公には恐怖すら感じた。今後は鋏を見るたびに何らかのトラウマが起こってしまうかもしれない予感。
もう既に6巻目な訳だがこのシリーズは最終的にどこへ向かう -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ノロワレ3冊めでございます
今回はいじめがテーマですかね
グロホラー的な描写は比較的抑えめじゃないかなー、とかとか思いつつ読んでおりました
救いのない、後味の悪い話という意味ではまさにホラーなんだろうな、と思いつつ
後味の悪さで星は1個下げました
けしてつまらないというわけではないのですが、結局のところの、ある意味黒幕な人物の狂気的なところとかは好きですね
断章のグリムがバトル系の描写もあったのですが、こちらはそうした戦闘シーンはないので、物語の進行は断章のグリムと比べてちょっと淡々としてる気もします
個人的には、クトゥルフ神話TRPGとか好きならオススメなんですけどねw
どくとくの間が -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ大人がいなくなってしまった店。
そして動けなくなってしまった子供達。
何もできない時間、資料を探していて掘りあてたのは
<断章>になった元の『彼女』のスクラップ。
事件が起きないので、最初から最後までスプーン一杯はなし。
しいて言えば、最後の溶けあってしまった
あそこまでのシーンでしょうか?
もしかしたら、これぐらいでは動じないほど
慣らされてきてるのかもしれません。
この反動が下巻にきたらどうしよう? というどきどきがありますがw
自分の過去に目を向けて、浮き上がってきた記憶のずれ。
それを確認しようとすれば、行き当たった泡。
その間に、ロッジの元責任者と、一応責任者のご対面。
元の方は -
-