三日月かけるのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
神狩屋不在の書斎で蒼衣が見付けた一冊のスクラップ。それは蒼衣の断章の元になった、葉耶の事件に関連する記事を集めたものだった。しかし蒼衣の記憶していた事件と記事とは大きく矛盾している。笑美の監督下に置かれて身動きのつかない蒼衣と雪乃は手がかりを求めて動き出す。
他方神狩屋を追って、神狩屋のかつての友人・入谷も動き始める。手傷を負った神狩屋が逃げ込んだ先にいたのは――
あらすじを申せばこんな所で。
神狩屋不在で心配していた蘊蓄はどうなるのかと思いましたが、神狩屋の書斎が開放されたことと風乃の補足により、今回も平常運行です。
緊迫感を増すストーリー展開、これは上・下巻では済まない話ですよね?(期待のまなざし)
それより神狩屋あああああああ! 書斎を見せろおおおお!
いや見せてくださいお願いします象徴学の文献の書名だけでもいいからメモらせて。ううう……。見たいよう。いいなあ蒼衣。さすがに蒼衣なりたいとは言いませんが、せめて鍵だけ貸して。 -
Posted by ブクログ
日本の物語における王道は「友情・成長・勝利」です。
ラノベもこの例に漏れる事なく、主人公を巻き込む大事件
それによる関係性の変化、主人公の成長。
これらは必ずと言っていいほど、物語の中に組み込まれてます。
何故なら面白いから。
だから私はこの話が最終幕だと聞いた瞬間、少々驚きました。
ゆきのんがデレる気配こそ見えたものの
物語の王道でいえばまさに初期段階。
二人の関係性は少しずつ変わっているものの劇的ではなく
読者としてはより多くの変化を望んでいました。
が、最終幕です。
本当はもっと多く書いて欲しかった。
千恵ちゃんのその後についても話が聞きたいですし
笑美さんにはもっと登場して欲しい。
各ロッジについてもっと設定があると思うのに全く掘り下げられていない。
もっと、登場人物に色々な事をさせて欲しいのです。
……んー、物足りなくはありますが、悪いとは思いません。
作者は作者の思考があり、作者への信頼があって
私は見届けてからコメントしたいと思ってるからです。
そもそも、Missingに置いて私は
作者の認識と読者の認識が違っていた事を思い知らされました。
だからきっと今回もそういう類なんだろうな、と思っています。
私達が期待を抱いているだけで、しかし物語が抱えた
絶望の許容量は末期だと、作者が思っているのかもしれません。
それならそれで仕方ない。
作者なりの幕を聞かせて貰いたいものです。