断章のグリムXIV ラプンツェル・上

断章のグリムXIV ラプンツェル・上

627円 (税込)

3pt

いまだ葉耶の悪夢に苦しむ蒼衣は、葬儀屋の件でさらに自責の念に駆られていく。葬儀屋の蘇りにより自我を保っていた保持者が多く、蒼衣は方々から恨まれていた。そして責任を取るかのように、蘇りに関わる〈泡禍〉解決に雪乃と二人で向かうのだが──。

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断章のグリム のシリーズ作品

1~17巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~17件目 / 17件
  • 断章のグリムI 灰かぶり
    627円 (税込)
    人間の恐怖や狂気と混ざり合った悪夢の泡。それは時に負の『元型』の塊である『童話』の形をとり始め、新たな物語を紡ぎ出す。そして、悪夢の中で出会った蒼衣と雪乃の二人が辿る物語とは──。鬼才が贈る幻想奇譚、登場!
  • 断章のグリムII ヘンゼルとグレーテル
    627円 (税込)
    市立第一高校の一年生で時槻雪乃のクラスメイトの媛沢遥火は、停まっている自動車が怖かった。いつもと同じように急いで通学路途中の駐車場を通り過ぎようとすると、背後で小さな重い音が聞こえる。そして、振り返った遥火の眼に映ったのは、べったりと車の窓に浮かぶ、二つの赤ん坊の白い手形で──。
  • 断章のグリムIII 人魚姫・上
    583円 (税込)
    泡禍解決の要請を受け、蒼衣たちは海辺の町を訪れた。到着とともに感じたのは過去に例を見ないほど町中に漏れ出す泡禍の匂い。さらに神狩屋の婚約者の七回忌という異様な事実。そして、悪夢は静かに浮かび上がる──。
  • 断章のグリムIV 人魚姫・下
    583円 (税込)
    神狩屋の婚約者の七回忌前夜、人魚姫の物語をなぞる惨劇は、蒼衣たちが訪れた海辺の町全体に広がっていく。そして、死の連鎖を誘う人魚姫の真相が明かされる時──。鬼才が贈る悪夢の幻想新奇譚、第四幕!
  • 断章のグリムV 赤ずきん・上
    583円 (税込)
    田上颯姫の妹が住む街で起きた女子中学生の失踪事件。<泡禍>解決要請を受けた雪乃と蒼衣の二人を待ち受けていたのは、敵意剥き出しの非公認騎士の少年だった。彼は、失踪した少女と共にいた愛の幼馴染みでもあり──。
  • 断章のグリムVI 赤ずきん・下
    627円 (税込)
    自分を敵視する騎士の攻撃により、意識不明の重体に陥った雪乃。彼女の重荷をなくすため、蒼衣は単身、未だに手がかりの見えぬ<泡禍>の謎へと立ち向かう。そして、失踪事件を発端とした悪夢の結末に待っているものとは──!?
  • 断章のグリムVII 金の卵をうむめんどり
    605円 (税込)
    時槻雪乃のクラスメイトの古我翔花は、継母との確執により、いつも雪乃の家で泣いていた。死んだ母親の居場所を、形見の指輪を守りたいが、翔花は悔しさと悲しみに明け暮れて泣いていた。そんな時、ゴシックロリータに彩られた人形的な美しさを持つ風乃に出会い──。
  • 断章のグリムVIII なでしこ・上
    605円 (税込)
    人魚姫の<泡禍>事件から二ヶ月。一人残された海部野千恵を見舞いに、蒼衣は雪乃と離れ、再び海辺の町を訪れる。そこで起きていたのは自殺した琴里に絡む惨劇。琴里の死を悼み臣が持ち帰った白いユリは、ただ静かに風に揺れていた──。
  • 断章のグリムIX なでしこ・下
    605円 (税込)
    金森琴里の自殺を発端に、徐々に悪夢が浸蝕していく海辺の街。だが蒼衣は、ユリと物語の行方が分からぬまま、雪乃を置いて、地元の普通の日常に戻らなくてはいけない。琴里の恋人だった臣と幼馴染みの一真を護るために必死な雪乃。そして悪夢は、雪乃を心配する蒼衣の予想を大きく裏切り、拡散していく──。
  • 断章のグリムX いばら姫・上
    583円 (税込)
    夏休みが始まり、雪乃とできるだけ長く一緒にいようと目論む蒼衣。だが、泡禍解決に赴いた雪乃と颯姫が戻ってこない。雪乃たちは、死なない〈異端〉を相手に真喜多家に閉じ込められているらしい。邸は異常現象により完全に外界と隔絶されていた。雪乃のためにも単身で邸内へと救出に向かう蒼衣だったが──。
  • 断章のグリムXI いばら姫・下
    605円 (税込)
    始まりは『生まれ変わりの子供』の話を真喜多莉緒が母親に話したことだった。異形化した母親と荒んでいく家族関係、そして閉ざされた真喜多邸。雪乃たちを助けにきたはずの蒼衣も隔離され、惨劇は予想以上に拡がっていく。抗える者が減っていく中、雪乃の身体に異変が──。
  • 断章のグリムXII しあわせな王子・上
    605円 (税込)
    蒼衣が深い傷を抱えた一週間後。処分しそこなった〈泡禍〉被害者を探すため、瀧修司と可南子の工房を訪れた蒼衣たち。だが、可南子に対して雪乃は恐怖を感じずにはいられない。雪乃は“生き返り”という概念に疑問が隠せず、そして──。
  • 断章のグリムXIII しあわせな王子・下
    605円 (税込)
    病院で首を吊って死んでいた少女が残した手紙。そこには自分達がいじめていた浅井安奈からの復讐が匂わされていた。いまだ解明できていない謎の死を遂げた安奈と、生き返りの彼女を連れて逃亡を続ける多代亮介。二人を追ってクラスメイトたちに接触を図る蒼衣と雪乃だが──。
  • 断章のグリムXIV ラプンツェル・上
    627円 (税込)
    いまだ葉耶の悪夢に苦しむ蒼衣は、葬儀屋の件でさらに自責の念に駆られていく。葬儀屋の蘇りにより自我を保っていた保持者が多く、蒼衣は方々から恨まれていた。そして責任を取るかのように、蘇りに関わる〈泡禍〉解決に雪乃と二人で向かうのだが──。
  • 断章のグリムXV ラプンツェル・下
    627円 (税込)
    葬儀屋の蘇りによる影響はまだまだ続く。蒼衣に復讐を誓う少年は、自分も死ぬ覚悟で蒼衣を苦痛の海へと沈めていく。一方、蒼衣の窮地を救った雪乃も、勇路を始末するべく、一人〈泡禍〉の渦中へと飛び込んでいくのだが──
  • 断章のグリムXVI 白雪姫・上
    605円 (税込)
    主が帰ってくることのない神狩屋。活動停止を命じられた雪乃は、そこのみが拠り所かのように待機することしかできない。さらに蒼衣も、神狩屋の書斎で膨大な資料から手がかりを探すしかなかった。何度もそんな作業を繰り返した時、蒼衣の目に入ってきた一つのスクラップブック。そこに記されていたのは、葉耶にまつわる過去の真相。そして──。
  • 断章のグリムXVII 白雪姫・下
    649円 (税込)
    日々苦しみ続けていた蒼衣の過去の悪夢の真相、雪乃が抱える様々な想いや誇り、そして神狩屋から消えてしまった颯姫と夢見子……。謎が謎を呼び、混沌としていく神狩屋で、また一人『白雪姫』の悪夢に巻き込まれ、騎士たちが消えていく。だが全ては、蒼衣の過去より、始まるべくして始まっていた──。

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断章のグリムXIV ラプンツェル・上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年08月15日

    甲田学人さんの作品は、とても面白くて気に入っています。


    ミステリー(謎解き)とホラー、ファンタジーが上手く絡まっていて、読み出したら止まりません。


    今巻は、前回と比べて落ち着いた話の流れになっています。

    恐怖感も控えめで、派手な心霊現象もありません。

    しかし最後辺りから危険な雰囲気を漂わ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年03月12日

    甲田作品好きすぎて書ききれない!

    もうすぐ終わるらしいけど、まだこの話が最終章ではないよね。
    最終回としてはピリオドで書きましたし、本編でどう完結するのか……。

    0

    Posted by ブクログ 2012年08月21日

    「不本意に生きて、何もできずに死ねばいい」
    苦悩の蒼衣を気遣いつつも、雪乃が取る行動は――!?

    “――彼女の髪に、触ってみたい……”
    少女が歩道橋を登り、階段の一番上に、ぺた、と差し掛かった時。突然、ぐん、と後ろ髪を鷲掴みにされた感触と同時に、髪の毛が思い切り後ろに引っ張られた。そして、恐怖ととも...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年01月20日

    断章の力を遂に暴発させてしまった蒼衣君ですが…。
    無責任に彼を責めたてる大人たちは見ていて、
    とても腹立たしくもあり、どうしてもそういう人っているよね…と思ったり。
    それに対しての毅然とした雪乃の態度が恰好良かったです。
    最後にシリーズ内で一番イラッとした人の登場で、
    気になる所で途切れていたので、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年08月24日

    勇路登場か。彼の性格からして現れても不思議ではなかったけど。
    そっちより雪乃の蒼衣に対する態度がやわらかくなった気がしてそっちにビックリ。順調に終わりに向かっているという解釈でおkかな。

    0

    Posted by ブクログ 2011年08月18日

    蒼衣が理不尽な悪意に晒される回。
    少しデレた雪乃がほんの少しだけ手をさしのべるのが良い(´▽`)

    最後はかなりびっくりしたけど、
    こいつほんと成長しないな。
    だから認められないのだろうね。

    0

    Posted by ブクログ 2011年04月23日

    そろそろ終盤だろうなあ、とは感じました。
    後付けでなければこの伏線は中々いいと。
    次巻にも期待しています。

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月30日

    前巻の最後に、蒼衣の能力の発動によって「葬儀屋」がこの世からいなくなってしまい、関東の騎士団に動揺が走ります。責任を感じた蒼衣は、まだ精神が不安定だといって反対する神狩屋の忠告を振り切って、他の騎士団からの要請におうじることを決意します。

    蒼衣が向かったのは、飯田真佐代(いいだ・まさよ)という女性...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年06月17日

    ちょいちょい出てくる手が本当に怖い。

    いつも思うケド怪奇現象が起こる前の雰囲気が
    怖くて読むのが引ける・・・

    0

    Posted by ブクログ 2012年10月19日

    これまでの登場人物を全て巻き込む葬儀屋の死。そして、恨まれる蒼井。周りから全て自分の性にされて恨まれる状況ってほんと悪夢だなぁ。そして、悪夢がこの程度で済むはずもなく…

    0

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