三日月かけるのレビュー一覧

  • 夜魔 -奇-

    Posted by ブクログ

    ハードカバーでも持っているのですが、書きおろしに釣られて購入しましたw
    相変わらず、痛い描写が上手すぎて、読んでいてヒーヒー言っておりましたw

    十叶先輩や、神野氏に久々に出会えたという気がいたしましたね
    Missingに繋がる物語でもありますが、これ単独でも読める作品でございます
    一応ホラー物ではありますが、グロ要素もありますので、苦手な方はご注意を…

    0
    2010年01月16日
  • 断章のグリムI 灰かぶり

    Posted by ブクログ

    テーマはトラウマ・惨劇・童話。

    甲田作品を読み始めたのがコレ。



    古参の方からはラノベ化してしまった、との
    悪評も多いですが、
    前作も読んだ上で、
    エンターテイメント性が伸び、
    描写力(特にグロ部分)がアップした感じがします。

    この人の作品に元々"怖さ"を感じなかったので
    こういう方が向いているんじゃないかなぁ、と思いました。
    作者様の言う"メルヒェン"を前面に出していますしねw

    童話に関する考察部分が面白い視点であることから
    そういうものとしても一読の価値あり。
    作者様の造詣の深さが窺い知れます。

    前作では明るい部分が皆無だった(と思う)ん

    0
    2009年12月04日
  • 断章のグリムIX なでしこ・下

    Posted by ブクログ

    <感想>
    また、上手いなぁ・・・・・・

    今回は今つもに増して複雑。これは、有名じゃない話しだからという部分もあるとは思うが、わざと複雑に見せてますね。。

    例えば、この巻の頭。視点を変えることによって複雑さ、そして前巻との矛盾を浮き彫りにしてますね。(実際は矛盾ではなく、単に、前者が真実なのに対し、後者が警察に語った嘘)そしてこの違和感を上手く使えているのではないでしょうか。

    今回は交錯するお話。
    それを暗に示すためにも良い効果が出てると思うんですよね。

    そして、最後の展開からの群草さんの決意。ここまでの流れは圧倒的。もう凄いの一言。

    いつか、こんな話しを書ける人になりたいですねww

    0
    2009年10月26日
  • 伊佐と雪 ~やさしいよる~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    妖怪が出てくるから一応和ファンタジー分類。苦笑
    ほんわか物語が癒されます♪
    袴田の報われない滑りっぷりが面白いw

    0
    2011年11月15日
  • 伊佐と雪 ~いとけしゆうぐれ~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ほんわか妖怪物語第二段。
    袴田を見捨てられないツンデレ(?)雪とか可愛い玄太郎の言動に癒されます♪

    0
    2012年04月16日
  • 伊佐と雪 ~おだけしあした~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ほんわか妖怪物語第三段♪袴田が妖怪相手の飯屋を開業することになり!?
    相変わらず素直じゃない雪や、素直に可愛い(笑)玄太郎たちが可愛い♪そして袴田の主夫っぷりがいいなぁ~彼、欲しい。。。爆

    0
    2012年04月16日
  • 伊佐と雪 ~たましいのゆくところ~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ほんわか妖怪物語第四段♪ワケありマンションに「一人」で住むことになった袴田はどうなる?という話。でも通い妻状態の(笑)彼はさすがw(何)

    0
    2012年04月16日
  • 伊佐と雪 ~なつかしいあさ~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    コレで最終巻か…と思うとちょっとしんみりしてしまう、ほんわか妖怪物語第5段。最後は命の危険を感じる袴田とか…(でもやっぱり袴田は袴田ですが)妖怪として上位なことをわからせてくれるカッコイイ雪と伊佐に安心w

    0
    2012年04月16日
  • 断章のグリムVI 赤ずきん・下

    Posted by ブクログ

    <感想>
    …………やばいそろそろ買いたくなってきたwww

    上下巻を途中で読むのを止められない。。。
    まぁ、終わクロとかホライゾン級じゃないから余裕っちゃ余裕なんだけどさ。

    でも、ほんと上手すぎ。
    ぶっちゃけ最近、死にすぎな気がしなくもないですが。。
    でも、やっぱりこの解釈は神だと思いますよ?

    想像できないもん。

    そりゃぁ、まぁ専門に研究してたり象徴学やってる人なら分からなくもないのかもしれないですけど。。
    でもやっぱり、初めにタイトルが分かっているのが一番影響が強いのかな。

    例えば、赤ずきんだと分かってなかったら今回だって納得いくものが全くといっていいほどない訳ですよ。
    それが、赤ず

    0
    2009年10月08日
  • 断章のグリムIV 人魚姫・下

    Posted by ブクログ

    <感想>
    もう、ザ・ワールドですよ。はい。
    この人の作品は常に一定水準に達するものの、万人受けではなく、一部の人に受ける作品といったところでしょうか。

    面白いというより衝撃だしwwww

    いや、中毒性はありますね。。
    (そういって4巻でしばらく止まってるんですけどね。。)

    でもね、今回のこの巻の、神狩屋の過去の話はやばいね。もうやばいとしか言えないんだけど。

    自分の舌をスープに入れるとか、そんなことを表現しますか?と。
    それも、ただ単に書くだけじゃなく、この人が書くと、もの凄いリアルな衝撃が来るんですよね……
    いやはや、もう脱帽ですよ。私ぁ

    そして、何よりこの巻は今までよりも犯人が分か

    0
    2009年10月07日
  • 断章のグリムXI いばら姫・下

    Posted by ブクログ

    印象としてはたった一つなのに、探してみると何パターンにも分かれて様々な姿を見せる。
    童話。
    世界で、各地で、歴史の中で。語り継がれてきたテンプレート。
    それが作る恐怖の悪夢。立ち向かう非力な人間。
    悪夢を生むのもまた人間。
    恐怖と刹那さと決意と。
    気が付いたら10巻も越していました…!!
    今後もどんな展開が待ち受けているのか!雪乃さんがデレる日は来るのか!<そこかよw
    あるいは、あるいは。色々色々、楽しみで仕方が無いシリーズです。

    0
    2009年10月07日
  • 断章のグリムXI いばら姫・下

    Posted by ブクログ

    雪乃の身体にも表れたぶつぶつと拡がる小さな芽。
    残された時間は―――。

    「……し……白野さん? 雪乃さん!?」
    真っ黒に焦げたドアと壁と天井。ひっくり返って破壊された棚。床はガラス破の混じった水で水浸し。庭に出されていた田上颯姫は、恐る恐る戻ってきた居間の前で立ち尽くす。床に凄惨な血溜まりと、ずーっと廊下の向こうへと続く人間を引きずったような血の痕が残る、誰もいない返事もない居間の前で――。
    始まりは『生まれ変わりの子供』の話を真喜多莉緒が母親に話したことだった。異形化した母親と荒んでいく家族関係、そして閉ざされた真喜多邸。雪乃たちを助けにきたはずの蒼衣も隔離され、惨劇は予想以上に拡がってい

    0
    2012年08月21日
  • 断章のグリムVII 金の卵をうむめんどり

    Posted by ブクログ

    短編集。面白かった!
    人が死なない話がおおかった!珍しい。
    アリとキリギリスは私と親友の立場みたくて親近感でした。
    私が死ぬほうだけどw
    でも、内面とともに外見を磨くのは恋には必須だと思います。
    だから、私はしにません!

    金の卵を産む鶏も面白かった。
    風乃と雪乃の過去を知ることができました。
    風乃の気持ちは痛いほど分かる。
    親に反抗しちゃって、相手が傷ついてるのをみて自分も傷つく。

    精神的に親近感の湧く話が多かったです。

    0
    2009年10月04日
  • 断章のグリムIV 人魚姫・下

    Posted by ブクログ

    切ないねぇ・・・。
    思いもよらない人物が原因でした。
    幸三さん・・・彼の王国だったんだね・・・この故郷は。
    泡=死
    こんな概念があるなんて始めてしりました。
    これを綺麗にまとめあげた物語でした。

    後、狩鹿さんの経緯がひどすぎて。
    彼女を失い、死も失った。
    無神論者になり永遠に彼女の魂とは出会えない王子様。

    全体的にまとまりのあるお話でした。

    0
    2009年10月04日
  • 断章のグリムX いばら姫・上

    Posted by ブクログ

    ひーん。
    怖いです。
    今までのこの作者さんの話も怖いと思っていましたがこれは別格。

    内容自体はあまり、今までと違うわけじゃないんですが。謎解きがどうされるのか楽しみな(下巻早く出ないかな!)のに変わりはないんですが。

    私の個人的な嫌悪感のつぼをついてきました。

    0
    2009年10月04日
  • 断章のグリムX いばら姫・上

    Posted by ブクログ

    邸に閉じ込められた雪乃。『生まれ変わり』の噂話と『いばら姫』の行方は――。

    教室で唐突に始まった怖い話。それは、初めてできた子を両親がボートから池に落として殺し、可愛がっていた二番目の子が同じ場所で『今度は落とさないでね』と語りかける、という内容。一緒に聞いていた真喜多莉緒は、その手の話が苦手だった。なぜなら彼女の名前は、死んだ姉と同じだったから――。
    夏休みが始まり、雪乃とできるだけ長く一緒にいようと目論む蒼衣。だが、泡禍解決に赴いた雪乃と颯姫が戻ってこない。雪乃たちは、死なない<異形>を相手に真喜多家に閉じ込められているらしい。邸は異常現象により完全に外界と隔絶されていた。雪乃のためにも

    0
    2012年08月21日
  • 断章のグリムVII 金の卵をうむめんどり

    Posted by ブクログ

    今までのシリーズの中では1番好きなお話。
    怖いというか、グロいので、短編のこれくらいさくさく読める方が、気持ち的に楽です(苦笑)

    0
    2009年10月07日
  • 断章のグリムIX なでしこ・下

    Posted by ブクログ


    信仰すべき甲田氏の最新刊!(2009年1月19日現在)
    グリムはMissingより露骨な表現が増えたと思うんだけど、それでもあたしはすき!

    この巻はラストで泣きました←
    下巻やっと出た!期待は裏切らなかった!
    たまには蒼衣君の断章詩も聞きたいなぁ(笑)

    0
    2009年10月04日
  • 断章のグリムIX なでしこ・下

    Posted by ブクログ

    『――――お姉ちゃん』
    悲嘆と暗闇の中で泣いていた金森梢枝の背後から、突然少女の声が囁かれる。背後の闇から聞こえてきた、小さく、くぐもった、しかし異様にはっきりと聞こえた声。忘れもしない、忘れるわけもない、しかし記憶の中以外ではあってはならない、死んだ妹の、“声”。
    金森琴里の自殺を発端に、徐々に悪夢が浸蝕していく海辺の街。だが蒼衣は、ユリと物語の行方が分らぬまま、雪乃を置いて、地元の普通の日常に戻らなくてはいけない。琴里の恋人だった臣と幼馴染みの一真を護るために必死な雪乃。そして悪夢は、雪乃を心配する蒼衣の予想を大きく裏切り、拡散していく――。

    0
    2012年08月21日
  • 断章のグリムV 赤ずきん・上

    Posted by ブクログ

    童話をモチーフにしたホラー小説のシリーズ。

    人間の意識の深層にある神の悪夢が、その人の固有の恐怖と結びついて、普遍的な”童話”に近い形で浮かび上がるという設定。
    怪奇現象から与えられる暴力、痛みの場面での、

    グロが目的ではないための淡々とした描写が、
    童話に感じる仄暗い気持悪さと結びついて、じっとりとした恐ろしさがあります。

    また、元の童話が、怪奇現象の中でどうやって使われているかを考えるのも楽しいです。
    今回は「赤ずきん」に加えて、「赤マント」という有名な学校怪談の亜種も絡めているので、どう繋がっていくのか更に楽しみ。

    あと、今回新しく出てきた断章の保持者(過去のトラウマから、怪奇現

    0
    2009年10月04日