起家一子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレなんだかんだいって重要な巻だったんだな~ってあとから分かる巻。
エレクラちゃんの挿絵可愛いです。
いつも通り城を抜ける理由としてはなんだよそれとか思わんでもないのですが、そのたびに悪い罠にばかりハマるってのはやっぱノンフィクションらしいところというか。しょっちゅう事件に遭遇するどこかの見た目は子供、頭脳は大人な探偵さんを彷彿とさせます。
さて…ラスト。
ソールの気高さに誇りを取り戻して消えてゆく風の一族が潔く美ししかったです。どこまで行っても宝玉の一族は一途なんだな(リィアードさん除く!)ってのが伝わってグッときます。
まだまだ続く読み返し… -
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Posted by ブクログ
文章力が高く、主人公もはったりだけじゃない強さを持っていて好感が持てる。
すらすらっと読めたうえに続きも気になるので、ちゃんと最後まで読めておもしろかった。
割と堅実な描写だと思うんだけど、だからこそ細かいところが気になるのかな。
不思議と魔法設定が似合わないというか、
魔法だけじゃなく場面場面が全部唐突でご都合主義なイメージ。
お茶会があって事件が起きた、ではなく、
事件を起こすためにお茶会を入れた、という感じがする。
魔法で都合よく解決されすぎて爽快感も、あんまり。
兄たちも本当にそんなに仲悪いの?と思う程仲&人がいい。
レティの体質についても結局すっきりとは解決されていなかったし。
シ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ貧乏貴族のオデットが行き倒れで記憶喪失のロードを拾い、彼が記憶を取り戻していなくなってから、突然上流貴族アイゼンテール家から「金の招待状」が送られ、ドレスやアクセサリーなどのプレゼントも贈られる。シンデレラストーリーなのかと思ったら、寿命が取り替えられるというお話でした。
主人公のオデットは、貧乏ながらも前向き。人を疑うことも覚えた方がいいのでは?なんて思うところもありますが、こういう主人公は嫌いではないです。
一方、分かりづらいのはロードとアイゼンテール家の若様シュオン。先が読めないのはいいんですけど、ロードはもっとオデットを気に入っているそぶりが見られたらよかったかなぁ。どちらも飄々と -
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“「たぶん、なんですか?」
「ロディエス自身の変化にあるんだと思う」
「――」
(やっぱり……)
「これまで続けてきた約束事を自ら破ったのは、彼自身だからね。君はただの犠牲者だから、悪くはないよ。我々が君を騙して陥れたんだし。だからこの先なにが起ころうと君にはなんの責任もないよ」
「で、でも……」
「これはロディエスの問題だから」
もう一度繰り返されて、オデットは言い返すことができず口を閉ざした。
ぎゅっと唇を噛みしめる。”
最終巻。
いきなり終わってしまった感が否めない。
魔王とか、いきなりでてきてちょっと吃驚したし。
ただ、ロードの心境が変化してこの結末、というのは良かった。
黒薔薇のゴ -
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“「は?」
「今、君が見たこの冠はね、いろいろと曰くつきのものなんだ。このことは宮廷でも限られたものにしか知らされていないこの国の重要事項でね。そしてそれを君は見てしまった……」
と、言いながら、チラリと若君はわざとらしい目線を送ってくる。
(や、そんな……だって別に見たくて見たわけじゃ……)
しかもそんなに大切なものならば、お城で厳重に保管していればいいものを、何故オデットの屋敷まで運んできたのか――?
「これで君も無関係ではいられないということさ」
「は!?」
「今日から君も我々の仲間だ」
(な、仲間……!?)”
シュオンの腹黒さが半端ない。
オデットが善人すぎて可愛い。
“「でも、息 -
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“まるで蝋燭の心がなくなり消えかけているようなか細い炎――オデットの吐息一つで掻き消えそうなまでに弱々しい存在だ。
そのくせ魅入られるように目をそらすことができない。
気がつくとオデットは無意識のうちに、その炎に手を伸ばしていた。
指先を近づける。しかし普通の炎に感じるような熱はなかった。
熱くも冷たくもない――まるで幻のような――……。
その時、目の前の炎に変化が起きた。
ただでさえ弱々しい炎が、ジジジ、と燻るように揺れて消えかかったのだ。それはまるで小さな風にかき消されかけているかのように。
衝動的にオデットは動いた。
炎が消えないようにと、両手で包み込むように覆ったのだ。
すると。辛うじ -
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売れない石占い師の少女が、皇族の青年を占ったことから彼と結婚させられて……。というお話。
ロマンの最終選考までいった作品を「設定はそのままで展開を変えて」書かれたものだそうです。
前半にある占いの説明が長くてうんざりしたあげく、直感で内通者(裏切り者?)が分かってしまった以後、なかなか読み進められませんでした。
丁寧に書かれているのはわかるのですが、ぐいぐい引っ張られるような力はなく、物語も最近のパターン(「嫁」とか)の中にあるような気がしました。
あと、けっこう死人の多い話でした。けっこうあっさりと流してますが、私としては「ちょっとどうかな?」と思いました。
新人さんですし、これから頑張っ -
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シリーズ第5作目。
まだ読んでいないので、印象だけ。
まず表紙にときめきましたvv
結構マイナー(?)だけど、私はこの二人が一番好きです。
他の二組も好きだけど、この二人には特に幸せになってほしいです。
そのためにも頑張れ鳥代。
ヘタレで純情な鳥代は、見ていて応援したくなります。
この巻でもきっと、三組とも見事なラブラブっぷりを披露していることでしょう。
珀蓮の愛情表現は痛そうだけど。
夜花が気になりますねー。
彼女は一体何者なんでしょうか。
ちょっと予想できなくもないですけど。
そんな感じで、早く読もうと思っている今日この頃です・・・。 -
Posted by ブクログ
シリーズ第1作目。
設定に惹かれまくって読んでみました。
白雪姫、シンデレラ、眠り姫が勢揃いなんてなかなか無いですよね。
個人的には人魚姫も入れてほしかったんですが、流石に無理みたいです。
あと、鳥代頑張れ。色々と。
珀蓮も嫌ってはいないと思うんですけどね。
何しろ高飛車・・・。
ある意味彼女が一番お姫さまだと思います。
ただ、広兼に関してはちょっと違和感がありました。
女嫌いが一目惚れ?と。
でもまぁそれも、世間一般の女性が嫌いだっただけだと思えば、納得できなくもないかなと思います。
早苗の解釈だと悪役がいなくなるのがすごいと思いました。
続きが楽しみな作品の一つです。