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Posted by ブクログ
“「は?」
「今、君が見たこの冠はね、いろいろと曰くつきのものなんだ。このことは宮廷でも限られたものにしか知らされていないこの国の重要事項でね。そしてそれを君は見てしまった……」
と、言いながら、チラリと若君はわざとらしい目線を送ってくる。
(や、そんな……だって別に見たくて見たわけじゃ……)
しかもそんなに大切なものならば、お城で厳重に保管していればいいものを、何故オデットの屋敷まで運んできたのか――?
「これで君も無関係ではいられないということさ」
「は!?」
「今日から君も我々の仲間だ」
(な、仲間……!?)”
シュオンの腹黒さが半端ない。
オデットが善人すぎて可愛い。
“「でも、息の根が止まるって……」
本来あるべきものが、あるべき場所に戻るだけ――それはオデットの寿命とロードの寿命が再び元に戻るだけという意味なのだろう。
けれどそれだけではない、明らかな悪意が少女の言葉には含まれていた。
問い詰めるようなオデットの視線に、少女はくすりとあざけるような笑みを零した。
「彼にはもう寿命は残っていないのよ。栄王があなたの最後の命の雫を使って宝珠を作ったのだから」
その言葉にオデットは目を見開いた。”
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