鴨長明のレビュー一覧

  • 方丈記

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    【読もうと思った理由】
    個人的に好きでよく見ている養老孟司氏が、自身のYouTubeチャンネルで語っていた。「僕が日本の古典で一番好きなのは、方丈記である。なぜなら方丈記の中には、人生で直面する災厄が全て語られている。また現代人が忘れかけている、花鳥風月の大切さにも気づかせてくれる」と仰っていた。
    日本三大随筆にの一つにも数えられている「方丈記」を恥ずかしながら最後まで読んだことが無かったため、この機会に読もうと思った。

    【鴨長明とは?】
    下鴨神社の禰宜(ねぎ)・鴨長継の子として生まれる。歌人として活躍し、後鳥羽院による和歌所設置に伴い、寄人(よりうど)に選ばれる。琵琶の名手でもあった。12

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    2023年02月24日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    原文を読むには自身の学力では及ばない私にとって、こうして読めるようにしてくれている本はとてもありがたい。

    「方丈記」 一度は聞いたことがあっても、一体全体何について書かれたものなのか分からない、けど興味があるという人にとっては、触れやすいので是非、一読してみても良いのではないだろうか。

    個人的には、鴨長明のような心境に至れることに憧れる。

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    2022年11月13日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    方丈記の内容をザックリ知ることができて良かった。
    変化の早い時代だからこそ、より沁みる内容です。自分とは何かを考えさせられます。

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    2022年09月13日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    漫画方丈記 鴨長明 

    当たらず障らずで
    わかりやすいけれど
    普通すぎて
    漫画で表現する意味がない
    もう少し突っ込んだ
    独断の解説がほしかった
    文を構成したのは誰なのか?
    漫画を書いたのは誰なのか?

    養老孟司の後書も
    押して知るべしで
    当たり前のことが書いてあるだけ

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    2022年05月10日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    ネタバレ

     お見事!
     方丈記をして、”日本最古の災害文学”とした時点で、本書は手に取って読んで(見て)みる価値がある。

     たぶん、ちゃんと(?)読んだのも中学生の国語の授業以来か。しかも、後段になればなるほど、覚えていない。

     けれども、あれから40余年が経ち、著者の最晩年に近い年代になってくると、鴨長明の述懐がなんともジワジワと心に沁みてくる。作者の年齢に近くなってこそ、分かるものの道理というものは、ある。

     福原遷都の頃を思い返し、こう記す著者;

    「人の心みな改まりて、たゞ馬鞍をのみ重くす。牛車を用する人なし。」

     上記は、これまで貴族の乗り物だった牛車ではなく、当時台頭しはじめていた武

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    2021年10月16日
  • 方丈記

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    鴨長明の時代も見栄だの映えだのあって、でもそんなもんいつか無くなるんだよって。貴族だって立派な家が燃えたら無一文。マウンティングレースから降りたんだけど、ちょっと未練がある。昔から人間って変わらないのだ。

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    2020年10月14日
  • 方丈記

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    1.この本を一言で表すと?
    著者の隠居生活のエッセイ本

    2.よかった点を3~5つ
    ・読経に気持ちが向かないときは、思いのままに休み、なまける。(p39)
    →そんな生活してみたい。

    ・世界というものは、心の持ち方一つで変わる。(p48)
    →このような生活に慣れれば満足なんだと思う。

    ・もし、気に入らないことがあったら、簡単によそへ引っ越せるようにという考えから、そのようにしている。(p37)
    →そんな生活してみたい。

    ・自然災害の描写は具体的でわかりやすかった。

    2.参考にならなかった所(つっこみ所)
    ・なぜ世間から離れた場所にこじんまりと住んでいたのか?世間に対する憎しみのような物が

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    2019年08月18日
  • 方丈記 現代語訳付き

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    裏表紙の解説より。
    「ゆく川の絶えずして、しかも、もとの水にあらず」の一文から始まるこの作品は、枕草子、徒然草とともに日本三大随筆に数えられる、中世隠者文学の代表作。人の命もそれを支える住居も無常だという諦観に続き、次々と起こる、大火・辻風・飢饉・地震などの天変地異による惨状を描写。一丈四方の草庵での閑雅な生活を自讃したのち、それも妄執であると自問して終わる、格調高い和漢混交文による随筆。参考資料として異本や関係文献を翻刻。

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    2016年11月14日
  • 方丈記

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    方丈記は実は文庫本にして20頁に満たない程のものであるとは知らなかった。

    「草枕」の出だしとゴロの流れは全く同じと云うのは誰しもが知っていることだろう。

    そして中身を読み進めると、終始漂う厭世感は、聖書のコヘレトの言葉(伝道の書)と同内容と言える。

    歴史のフィルターを経過して残っている書物には、国の違い、時代の違いを超えて、真理としての共通点が有るのだろう。

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    2016年10月13日
  • 方丈記

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    流れるようなリズムがいい。慣れない古典でも心地いい。夏目漱石が愛読したのも頷ける。
    中世文学の研究者である浅見氏がまとめた書。日本語訳に加え、時代背景や関連する書物の紹介が、理解を深める役割をしている。

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    2015年12月08日
  • 方丈記 現代語訳付き

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    方丈記の全文および現代語訳が読んでみたくて、手に取ってみました。意外と短くて、そして鮮烈。長明のように生きれるとは思わないものの、「なるほど」と思うことも多々ありました。

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    2015年04月16日
  • 新訂 方丈記

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     この歳になって、これほど有名な作品も通読したことがなかったというのは恥ずかしい限りです。今回は鎌倉期の随筆、鴨長明の「方丈記」。岩波文庫で薄かったので手にとってみました。
     現代語訳はついていないのですが、和漢混淆文である上に注釈も適切だったので、私レベルでも何とかかんとか(最低限の)意味はとれたかなという感じです。
     しかしながら、解説や注釈によると、その中に古今の古典・漢詩・和歌等に由来する表現が数多く散りばめられているとのこと。当然のことながら私のような薄学では思いも至らず、作品の理解という点では全く不十分、その楽しみも半減以下という体たらくです。

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    2011年11月05日
  • 新訂 方丈記

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    突然古典が読みたくなる時期が一年に一度くらいやってくる。
    とりあえず岩波文庫の黄色のコーナーをひとしきり見渡して選んだのがこれ。
    有名だし短いし読みやすいし中身は濃いしで、古典が読みたい願望をみごとにかなえることができました。感謝。

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    2009年10月04日
  • 新訂 方丈記

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    悩み、遁世し、それでも悟りきれず。
    なんとなく親近感を感じつつも、その厭世観は鵜呑みにはできないな、と。
    小賢は山陰に遁し、大賢は市井に遁す。
    とりあえず、26歳の感想として。

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    2009年10月04日
  • 新訂 方丈記

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    一度読んでみようと思っていたのですが、こんなに短いとは思いませんでした…。
    読む前は飄々とした感じなのかと思ったら、現状を遠い視点でうつくしく描きつつも寂しさが透けて見えるようで、哀れをさそいます。多分鴨長明はそんなこと思われると思ったら発表しなかったんじゃないのかなと思う。それくらい人間性が分かるエッセイ。文章は美しくて、読んでいて気持ち良いです。

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    2009年10月04日
  • 方丈記

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    「導入→具体例→結び」と明快な構成になっていると初めて読んだ時感じさせられました。
    これくらい達観出来た思想を持てれば、とふと思うときもあります。
    矢張り現世に執着があると実践出来ぬようなことも多々ありますが、究極的には真らしく同感出来てしまうものばかりです。
    (06/2/17)

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    2009年10月04日
  • 方丈記

    購入済み

    方丈記

    何回も読みなおしてもなおもっと読みたいと思った初めての本に出会いました。自分を見つめ直し反省する良い機会でした。

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    2022年08月28日