鴨長明のレビュー一覧

  • 方丈記

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    この世の儚さと、そんな状況での幸せな生き方についての思いを親しみを込めて綴られる、800年前に書かれた歌人のエッセイ。短すぎる本編に驚く。
    物に拘った生活に対し、最低限の衣食住環境で自然との触れ合いを喜びとして楽しく生きることの満足を語っていて、断捨離やミニマリスト、ノマド生活者の共感を得るのではないだろうか。
    どんなに大きな屋敷を作っても自分が起住する場所はせいぜい5畳程度だし、災害で儚く消失することを思えば、簡単に移動できるよう身辺のものを厳選し、月や自然に親しむ、無料で得ることのできる趣味を持つ、といった物との決別。
    不必要な労働で得た財産を守るために心身をすり減らすことをやめ、心穏やかで且つ豊かな人生に憧れを覚える。

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    2022年12月04日
  • 方丈記

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    今年開催する、読書会のテーマ本として選出しました。

    何に一番驚いたかと言えば、その短さ。
    私が関心を寄せている光文社古典新訳文庫で読むと、本文は50ページしかありません。

    この読みやすさをもっとアピールすれば、読書家の入り口に立つ若者にもっと刺さりそうなものなのに。

    今だったら、SNSを駆使したミニマリストアカウントからの発信に形を変えるに違いありません。

    『京都でのごちゃごちゃしたエリートコースをやめて、田舎でミニマリストになったKAMOの生き様!』

    といった風です。そのくらいカジュアルに読める作品でした。

    あと、知らなかったことがあります。
    事前知識では彼のミニマルなライフスタイルの描写に焦点が当てられていましたが、本文の半分ほどは、当時の災害について語られていたこと。
    大火事や地震、竜巻といった当時のたくさんの命を奪った出来事に詳しく触れています。

    なぜ彼が住まいや仕事を捨て、移動住居に独り住むことになったのか。彼が人生を通じて気付いた価値観、その一因を垣間見る事ができました。

    追記
    時代も場所も全く変わりますが、次のような本との繋がりを感じます。また読み返してみようかな。

    セネカ 人生の短さについて
    ソロー 森の生活
    佐々木典士 ぼくたちに、もうモノは必要ない





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    2022年10月19日
  • 方丈記 現代語訳付き

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    お盆の間に『方丈記』を初めてちゃんと読んだ。人間の営みはこの時代も今もまったく変わらない。

    しかし同時に『72時間』歴代ベスト10を見たり、太平洋戦争の番組を見たりしていると、人生は生まれてくる時代と場所でまったく変わる。

    これを何というのか。

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    2022年08月15日
  • 方丈記

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    自分は運がないと達観する鴨長明が自分の暮しを語る  自分は運がないと達観する鴨長明が自分の暮しを語る。

     学校では冒頭の部分しか習わなかったが、全体を口語訳で読むと、現代にも通ずる人間の虚無感について共感できる。

     後半の蜂飼耳氏の「移動の可能性と鴨長明」が秀逸である。
    多くの人に読んでほしい。 

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    2026年01月18日
  • 方丈記

    匿名

    購入済み

    方丈記に学ぶ?

    初めて本文をちゃんと読んだ。いい意味でイメージ通りではあった。しかし思っていたより短いし、完璧には無理だけどそこそこ意味もとりやすい。仏教の要素をちりばめた文体は格調高く、洗練されている。

    現代でも「方丈記に学べ」みたいな話はよく出る。しかし現代人がこの心意気を実践しようものなら残念ながら破滅しかない気がする。

    ただ、そうであっても方丈記が存在していることはありがたい。私たちが持たされている価値観がすべてではないということを、疲れたときにだけ思い出してみるのは悪いことではないだろう。

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    2022年06月16日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    養老孟司さんの解説に共感するところが多かった。

    鴨長明の自足する生活を見習うべきだと思った。
    少ない食料しかないからこそどんなものでも美味しく感じられる。このような気分を感じることは全くない。物が溢れている現代は本当に幸せなのだろうかと考えさせられた。
    (メモ 自足:自分の置かれた状況に満足すること)

    漫画は綺麗で読みやすかった。方丈記が短いからなのかとてもあっさりしていた印象を受けた。

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    2022年05月16日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    方丈記が分かりやすくよめた。長明はよく生き残ったものだ。都に行くと自分の姿に恥じることもあるとある、そんな感覚を持っているから色々考えたんだろうな〜と思った。もとの水にあらず。

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    2022年04月19日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    漫画なら読めるかな。と思い読みましたが、読んでよかったです。小学生位の子どもの本棚にそっと入れておきたい一冊としてメモしておきます。

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    2022年01月29日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    原文も読めば読めないこともないけれど、漫画読んでからでもよいでしょう。やっぱり漫画から入ると全体がわかりますよね。

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    2021年11月10日
  • 漫画方丈記 日本最古の災害文学

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    『方丈記』の概要は、水木しげる版のマンガで掴んだ。養老孟司の解説を読みたかった。その一点で本書を購入した。
    結論から言えば、その解説から新たに学ぶことはなかった。養老孟司が『方丈記』を高く評価していることは知っていた。諸行無常を描いていることが、その理由であることも知っていた。
    ただし、養老孟司の解説を読んで思うところがあったので、私個人の推理に過ぎないが、記しておく。
    鴨長明は鎌倉時代を生きた人であるが、鎌倉時代というのは人々の生活に変化が起きた時代ではないのか。具体的には「都市化」が起きはじめた時代ではないかと思う。「都市化」と言っても現代のような都市ではないだろう。
    しかし、都を中心にその周辺にまちが形成され、商人が生まれ、経済というものが成立し始めた時代ではないかと思う。
    浅学ゆえ、この推理が正しいのかどうかは分からない。分からないが、そうだとすれば、「変わらないもの」が世間に現れた初期に、鋭敏な感性を持った鴨長明が著したのが『方丈記』ということになる。
    さらに、そうだとすれば、鴨長明が「家」にこだわった理由もわかる気がする。「家」は変わりにくいものだからである。変わりにくいはずの「家」さえ変わっていく。鴨長明の一生でさえそうだった。だんだん小さい家になり、最後は一丈四方の庵で『方丈記』を書いた。
    変わらないものが社会に現れ始めたときに、「万物は流転するのだ」、「諸行は無常なのだ」と記した。
    ゆえに、『方丈記』がいまだに残っていると思えてならない。

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    2021年10月04日
  • 方丈記

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    三大随筆の一つ『方丈記』。読むまで知らなかったのだが、全体の分量がとても少なく、400字の原稿用紙20枚程度の文章しかないのはあまり知られていないのではないだろうか。

    前半は五大災厄について、後半は方丈の庵について記されている。どちらも精緻な描写で読む者の前に現れてくる。

    人生の節目に読むと見えてくるものが変わるのが古典なので、また、時間を空けて読み直したい。

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    2021年08月09日
  • 方丈記

    購入済み

    有名な冒頭から、無常観に貫かれた静かな文学と思われがちだが、じっさいに読んでみるとそうでもないことに気づく。現代語訳にあたりたければ、ちくまがおすすめ。

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    2022年09月28日
  • 方丈記 現代語訳付き

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    ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。教科書でも有名鴨長明「方丈記」1212年著。
    解剖学者養老孟司さんがオススメしてたので読んでみました。鴨長明は下鴨神社の由緒正しい家系が父死亡後親類に疎まれ転落し出家。地震大火飢饉など天変地異を克明に描写財産や地位があったとしても明日のことなど分からないので執着を持たず生きることが大切だが齢60前になってもなかなか捨てきれないと吐露する。
    平安時代も現代も人の本質は変わってないのかも

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    2021年08月05日
  • 方丈記

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    学校で習った記憶がありましたが、改めて読んでみるとめちゃくちゃ深い本でした。
    著者の飾らない性格が文章から感じられ、とても親近感がわきました。
    1212年に書かれた本作ですが、現代にも通じる考え方が描かれており、「やっぱり読み続けられている名著というのはすごい!」と感じました。

    ぜひぜひ読んでみてください

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    2021年06月30日
  • 方丈記

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    平安末期に放蕩息子として、生まれた主人公は5度にわたる都に広がる天災を目にし、この都の生活に疑問を持ち、出家し、何不自由なく暮らしていた都での生活に別れを告げ山に小屋を作って、みすぼらしく、不自由な生活の中で自分の幸せを見つけるのだが…拘りが無くなったかのような生活の中で自己矛盾に気付いてしまうのである。

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    2020年09月06日
  • 方丈記

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    有名だが全編読んだ事は無かったので、読破出来たことは趣深いw
    リズムのある美しい詩のような文章で、日々の普通の事が綴られているのが面白かった。
    最後に住まわれていた庵を再現した所に行ってみたい。

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    2019年12月22日
  • 方丈記 現代語訳付き

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    還暦を過ぎて小さな庵にこもった鴨長明の一人語り。注釈を参照すれは現代語訳に頼らずともほぼ語りは理解出来る。有名な「ゆくかわのながれはたへずして...」をはじめとして、大変綺麗な言い回しが散りばめられている。しかし内容は鬱々としたもの。人間関係の難しさ、命の儚さ、地震、津波、台風、飢饉、疫病の凄まじさ、苦しみ。いつの世も変わらぬことを確認し自分を慰めたいとき、心に染みる名著だ。

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    2018年11月02日
  • 新訂 方丈記

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    不安定な世の中を不安がる気持ち、わかるわ~。と大いに共感しながら読んでいたら、解説に、中途半端な悟りで満足しているのが鴨長明の限界だったとか書かれていて笑った。
    はい、繰り返す中途半端な生悟りには、自分でもうんざりしてます(笑)

    西行も読もうかな。

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    2018年04月03日
  • 方丈記 現代語訳付き

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    最初は古文から始まる為、こんなの読めないよ(*_*)と気落ちしそうになるが、分からないなりにも読み進めてみる。
    この辺は、目が文を追っているだけ。あまり情景も浮かばず、こんな雰囲気かなぁ?と思ってもその上から自分で×とつけたくなるようなイメージ。

    それが現代誤訳に入ると、一度古文で読んだ部分の現代誤訳だから、どんどん想像が出来る。
    頭の中に情景が浮かんでくる。

    そして、この人の生き方に私も賛同してしまった。

    会社の方に貸して頂いた時は、こんなの読めるかしら?と思ったが、なかなか良い作品だった(*^^*)鴨長明の生き方、天晴れ!

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    2018年03月11日
  • 方丈記 現代語訳付き

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    京都では火事や地震で大きな被害にあい、庶民は飢餓などで苦しんで多数の人々が亡くなっていたという事を知り、新しい時代が始まる前はまさに末世のような状況が起こっていたという事を知った。
    そんな状況だからこそ新しい世の中に期待したいという思いが鎌倉幕府を起こるようにしたのか?
    800年以上も前の事でも目に浮かぶような内容だった。

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    2018年02月11日