惠谷治のレビュー一覧

  • 空母いぶき 12

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    ネタバレ

    最終決戦、前編という感じ。
    ここにくると、各戦闘に既視感が出てくる。
    中国の戦闘機が、ついにいぶきに放ったのは魚雷だったが、ずいぶん前に潜水艦の魚雷攻撃があったので、意外性がそれほど沸いてこない。

    ・あいかわらず、陸上戦は動き出さない。
    ・潜水艦けんりゅうは、顔も出さない。
    ・迫水のフラグは?

    0
    2019年05月10日
  • 空母いぶき 12

    購入済み

    進捗がどうも

    次の号で完結するらしいが、始めの頃からすると盛り上がりに欠ける。次回は年末というから記憶がどんどん薄れていくよね。

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    2019年05月04日
  • 空母いぶき 11

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    ネタバレ

    激しい艦隊戦の後、潜水艦けんりゅうの単独作戦。
    潜水艦にとって鬼門の大陸棚の浅海を舞台に心理戦、起死回生の一手の応酬。
    作者はやはり潜水艦ものは上手い。

    架空戦記らしい爽快なストーリー展開。
    中国側哨戒ヘリの合理的冷静さに賭けたラストは、その共通した価値観から紛争解決の糸口を感じたりもする。

    しかし、けんりゅう艦長はメンタルを既にやられている感じだ。
    150人以上戦死させて良心の呵責にさいなまれているところに、今回のいぶき艦長のムチャ振りはキツい。

    次巻、いよいよ占拠された離島の陸上戦が進展するようだが、民間人にも被害をしっかり出してみせるのか、見ものである。

    0
    2019年01月08日
  • 空母いぶき 10

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    架空戦記ものっぽくなってきた
    F35を一機も上げずに、中国軍の攻撃に必死に耐えるいぶき艦隊がメイン。
    しかし、犠牲は出すものの、あれだけの攻撃で、いぶきに傷ひとつ付かないとは、リアリティがかなり落ちる気が。
    佳境の空母戦なのだから、思い切り架空戦記へギアを入れ替えるのもよいのかも。
    次巻は、いぶきの反撃がメインのようで、今回出番のなかった、けんりゅうも登場するらしい。
    映画化では「隣国」「C国」などといわないでほしいなあ。

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    2018年10月29日
  • 空母いぶき 9

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    当然、軍用空港を擁する宮古島(下地島)も爆撃対象となる。
    そんな当たり前のことを教えてくれる本巻。
    しかし、下地空港が無防備過ぎたり、朝〇記者の目の前で宮古空港が爆撃されたりと、演出過剰ではある。
    出鼻をくじかれて、勝ち目のない物量戦となるのか?
    全く出番のない潜水艦は?

    0
    2018年10月29日
  • 空母いぶき 8

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    前半のバトルが潜水艦だけでなく海上艦船も巻き込むところが、本作の艦隊戦のみどころ。
    ただし、勝負の決め手が、どこかで見たようなものなのは、仕方ないところか。
    しかし、中国潜水艦轟沈の描写が、随分と神経を使っているのは驚き。
    「魚雷くらった敵艦長が白目むいて浸水していく…」なんていうカタルシスあふれる表現とは対極である。

    えっ、もう、「広東vsいぶき」なの?
    という後半の展開。
    せこい病院船を盾にとる小ネタに、いきなり空母戦(含む艦載機)となるのは驚き。
    せっかく、貴重な女性キャラ登場なので、まだ前哨戦といったところでしょうか。

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    2018年10月29日
  • 空母いぶき 6

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    右傾化抑え目テイスト6巻 やはり補給がないと戦えない

    本格的な地上戦が始まるかと思えば、与那国島で孤立した特殊部隊への補給作戦がメイン。
    中国軍も、人道的ラインを大きくは踏み越えず、民間人の分散収容(人間の盾)まで。

    いぶきは、本巻では、F35Bが、地対空ミサイルをゲリラ的に攻撃したり、補給機の支援に回ったりと脇役。
    特殊部隊は、人数多いけど、ゲリラ的に戦うのだろうか?
    次巻は、いよいよ、尖閣諸島攻撃。
    F35Bの空爆で楽勝と思わせて、潜水艦戦になるのでは、直近に広東もいるし物量も脅威。

    本作は、派手な架空戦記的な右傾化展開に振れ過ぎることを抑える傾向が顕著になってきたと思う。
    朝○新聞

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    2018年10月29日
  • 空母いぶき 2

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    ネタバレ

    いやいやいや。偶発的な艦船同士や航空機同士の衝突ならともかく、大隊規模の上陸部隊が住民が居住し、自衛隊が駐留している離島(複数)に上陸し、占拠したことが確認されても、防衛出動どころか、防衛出動待機命令すら出てこないとか、もうね。
    ああ、この作品は『沈黙の艦隊』なんかとは違って、政治的リアリティを追求することは一切しない娯楽作品だったのか。なーんだ。勘違いしたわ。とりあえず次巻はその線で付き合うけど…

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    2018年10月14日
  • 空母いぶき 10

    購入済み

    やりすぎでないかな

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    2018年08月16日
  • 空母いぶき 5

    購入済み

    中国兵の命を大切にする感動巨編

    侵略してきた中国兵の命を尊重するあまり
    中国に反撃の隙を与え、日本人が死んでいく漫画。
    世界の常識から見れば滑稽であろう。縛りプレイも
    度が過ぎると喜劇になるという良い見本。

    能天気な戦争ごっこ漫画は確かに御免だが、ここまで
    自縛的な展開にするとインチキ臭くなる。
    つか自衛隊もここまで聖人(セイント)揃いじゃねえだろ(笑)

    1
    2016年11月25日
  • 兵馬の旗 10

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    戊辰戦争終幕。
    敗軍が歴史に何を残したのか、ということを兵馬通して書きたかったのかな、と思います。敗軍・賊軍のイメージとして、時代を逆行させる存在というのがありますが、そうではないよと。
    勝者がいて敗者がいるから、歴史が動く。旧体制の清算という意味もあるし、先取りゆえの相容れなさもありますし。
    何を信じて、何のために戦って、何を伝え継いでいくのか。
    それが兵馬の場合は共和政樹立か。

    エンタメ性は薄かったですけど、読むたびに違う発見しそうかなと思います。幕末関連の書籍を新たに読むごとに。

    0
    2016年09月09日
  • 空母いぶき 1

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    2016/7/17
    軍事ifものと見ると面白い展開になるのかもしれないが、出てくる人物がひたすらステレオタイプであまりつきあいたくない感じ。アイコンとして必要な正義の味方かもしれないが。

    2020/8/31
    間違えて二度目読み。
    総理大臣、自衛隊はどこまでもかっこよく、それを非難する野党は汚らしく描く。最初から差別。まぁ逆差別もあるのだろうが、先が見える内容。

    0
    2016年07月17日
  • 空母いぶき 1

    購入済み

    問題は結末の付け方

    沈黙の艦隊の連載が始まったのとほぼ同じときに、自衛隊の潜水艦と釣り船衝突事件が、発生。内容との関連はないが、なんと『運の良い』人だ、と感心した。しかし、盛り上げるだけ盛り上げておいて、あの結末はないだろう。顧みると直前のヒット作品、アクターも典型的な竜頭蛇尾。『予定調和』の結末を排除したかったのかもしれないが、以降の政治絡み作品は同様の竜頭蛇尾。何か全共闘運動っぽい。イデオロギー云々ではなく、かき回すだけかき回して、結末は知ったこっちゃない、という。途中の盛り上げか異様に上手く、画力もあるので、尚更、結末の残念感が際立つ。
    ところで、今作品は、東アジア情勢が、明確にキナ臭くなってからスタート

    3
    2016年06月26日
  • 空母いぶき 1

    購入済み

    ストーリーが面白いのだけど

    主役の「いぶき」の絵が変。
    妙に艦橋が大きかったり、縦横の比率が小さかったり。
    キャラクターの顔のバリエーションも例によって(?)あまり多くないのもいただけない。
    空母の艦首は、書くのが難しいと思うけど、どうもきれいなラインが出ている絵がないのが気になる。

    ついでに言えば、「沈黙の艦隊」も、「ジパング」も、最後のほうはキャラクター同士の論理のデスマッチが主流になって、初期の頃の話とは全然違うようになってしまった。
    2度あるコトが3度ないことを願うばかりだ。

    4
    2016年02月03日
  • 兵馬の旗 9

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    舞台は蝦夷へ。

    蝦夷地到着早々に、アドバンテージであった海軍力を失うという大失態。
    冬を越すことが出来れば、時代は変わっていたかもしれないけれど、それも全て海軍力というアドバンテージあってこそ。前途多難であります。

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    2015年03月03日
  • 兵馬の旗 10

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    二股口の地形が現物と違い過ぎて、そこは失笑した。が、作品全体を通じては、徳川側の宇津木兵馬と薩摩側の村田新八郎という架空の人物を通じて戊辰戦争前後の時代を描いた点では『獅子の時代』かわぐちかいじ版という感じ。脇で出てくる大鳥圭介が土方歳三と結構いい関係で、史実ファンとしては結構嬉しくなる。

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    2014年10月01日
  • 兵馬の旗 8

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    終焉近づく会津若松城で、ついに再会した兵馬とアンナ。
    理想を追い求める兵馬。共和政治を生み出すための生贄
    になろうとしている兵馬。
    それに寄り添うアンナ。
    新しき時代を生むためには、流血が必要ということか。

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    2014年07月16日
  • 兵馬の旗 7

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    そろそろ会津が落ちます。
    兵馬とアンナ。二人の距離はすぐそこといっていいほど近づいているのに、めぐり合える気配は見えません。ニアミスしてるんだけどね。

    兵馬は、北海道まで行くのでしょう。共和政治を樹立できるにはできたのですから。
    その行く先々で、勝之助のような少年達に志を伝えていくんでしょう。

    となると、死んでしまうのか兵馬。

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    2013年12月30日
  • 兵馬の旗 6

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    共和主義の理想に向けて動く兵馬。日本の未来が、歴史がどうなっているか知るだけに、どれだけ理想を掲げる姿を見ても虚しく感じてしまう。穴居戦争は戦は理想の押し付け合いだけど、勝勝った方も負けた方も理想は地に堕ちるというのが歴史の必然なのかなぁ

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    2013年07月08日
  • 兵馬の旗 6

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    兵馬が、共和政治という理想のために東奔西走し続けているのですが、結末はわかっているだけに、徒労感が耐えない。

    戊辰戦争終了後の明治という時代を、どんな思いで生きていくんだろうね。

    彼個人の行動は、種を蒔くコトになるだろうけど、芽を出すにはいかないんだよね。
    そこで、徒労感覚える人間は、何も為すことはできないということか。

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    2013年06月18日