惠谷治のレビュー一覧
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日本国民そんなに利口じゃない
日本社会の浅はかさが次々に露呈されている現実からすると、この作者の日本社会の描写には違和感を覚える、というか時代遅れな感じかな。
まだリベラルや左翼、マスコミに知性があると信じられていた20世紀、90年代までの描写だ。そして絶えず流れる世界から日本は孤立する焦燥感・・・古い。時代は変わっているのだ。まあ戦闘描写は面白いから見てるけどね。というか、ひゅうが、いせ、いずも、かがはどこにいる!?あ、この作者だと中国軍に撃沈させちゃうか・・・
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ネタバレ20XY年、ついに中国人民解放軍が事を起こす。しかし、その意図するところが見えない。
占領された島の島民が冷静に行動している様子に驚く。実際にはこうはいかないだろう。そんな中、とうとう戦死者が出てしまう。先の大戦以来初の戦死者。
海上警備行動が発令された。報を受けた「いぶき」も、被戦闘地域の奪還と島民保護のために先島諸島海域へと急行。対峙する第5護衛隊群と中国軍の潜水艦。一歩も引かぬ両者。高まる緊張感でひりひりとする。
多良間上空でのRF4E偵察機の撃墜。そして、「防衛出動」の発令。
「国民の生命と財産、そして領土のどちらも失うつもりはない!」という日本の垂水総理の不退転の決意。
果 -
Posted by ブクログ
ネタバレ書店で見かけて即購入!
20XX年、中国工作員が尖閣南小島へ上陸する。その事件を契機に、推し進められるペガソス計画。それは日本初の垂直離着陸戦闘機F35JBを搭載した新型護衛艦「いぶき」を就役させるというもの。近未来の日本は空母を保有するという新たな一歩を踏み出しました。
「いぶき」を旗艦とする第5護衛艦群はアジア最強を目指すと言い放つ艦長の秋津一佐は腹に一物ありそうな人物。その艦長の考えが読めず、また、中国にも何やら不穏な動きが見られる中、「いぶき」は船出します。
この緊迫感がかわぐちかいじ作品の真骨頂!今後の展開に期待感大です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレただでさえ、かわぐちかいじさんのマンガはその世界観も登場人物の生きざまも魅力的で好きな上に、歴史上大好きな、「幕府サイドからの幕末維新」を描いていることで、さらに面白い。しかし、幕府サイドといっても、新選組や会津藩といった「よくある」パターンではなく、幕府が作った西洋式軍隊、幕府伝習隊の人物を扱ったり、当時日本最大の海軍力を持つ、「幕府海軍」を扱ったり、「幕臣」を扱っているところが自分のストライクゾーンに入る設定となっていて、その時点で楽しく読める(そういえば「JIN―仁」も幕臣の家でしたね)。まだ2巻までしか読んでないけど、相変わらずのかわぐちワールドで今回も楽しめそう。彼が描きたいのは「漢
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人選ムリ…
ムリですわ…。
3巻ラストでいぶき艦長になることが告げられましたが、たとえ有能であっても現場の判断で命令違反をなんどもするような人材を、ロシアに対する艦隊の旗艦の館長には問題ありすぎるように感じます。 私だったらそんな判断むり。