【感想・ネタバレ】兵馬の旗 3のレビュー

かわぐちかいじ / 惠谷治

幕府軍は鳥羽伏見の戦いに敗れ、江戸に戻った。一方、勢いに乗る新政府軍は、京都から東征軍を進発させ、徐々に江戸に迫る。このままでは両軍の江戸決戦は不可避の情勢だが、兵馬が親しい幕府軍事総裁・勝安房守、村田新八郎の上司である西郷吉之助、この二人が圧倒的なエネルギーで動きはじめる!果たして二人の究極の目的とは?勝の不退転の意思を表す計画、江戸焦土作戦は実行されるのか?

[やま · ★★★★★]

腹の探りあい

実際の交渉もこういった腹の探りあいだったのでしょうか。少しでも意見が遭わなかったら江戸城の無血開城はなかったのでしょうね。

[ブクログ · ★★★★☆]

赤報隊の悲劇の内容が、はじめてわかった気がします。
そして、これ多分、裏で手を引いていたというか、こうなることを西郷は見越していましたね。

[ブクログ · ★★★☆☆]

死を前にして黙すること、その沈黙が力になるというのは、やっぱり綺麗事のような気もします。でも、全てを言葉で語ることなく行動と生き様で示すというのが男らしいという気持ちもわかる気がします。だからといって、誤解を解くには行動の前に言葉ですよね。その言葉を聞く気になるかどうかが敵対者の前ではねぇ