石田スイのレビュー一覧
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東京喰種内の大人な男で誰が好きかで言うと、私は断然四方派(笑)。月山はキャラとしてはイケメンで変態と言う高いスペックを誇るし、面白いし滑稽だし、色々詰まってるけど、味の濃いしつこい料理と言うか、一回食べたらもういいわ、となる(笑)。
人間を「食糧」と見下しながらも、人間の残酷さ、食料を楽しみながら殺し食すグールも醜い人間の側面を有している。正に同族嫌悪。『晩餐』で描かれている解体ショーは、食物連鎖の弱肉強食と言う自然の掟とは根本的に「食う」目的が違っている。むしろ宗教戦争の様に思える。宗派が違うだけでどこまでも相手の「人間性」を無視できる人間の冷酷な本性。 -
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人間を食いたいと思った事はないが、この作品を読んでいると「食欲」についてどうしても考えてしまう。ストレス食いと言うのを持っているので、このストレス食いが起こる時の、食べたら太ると解っていながら目の端にジャンクフードが見えている状態の時に、殆どの場合、その誘惑に勝てない、と言う経験を日々味わっているからだ。食べた時の満腹感・充足感がストレスを和らげる(忘れさせる)と言う事なので、止めるわけにはいかない、と言うのがある。食べなければストレスが脳内を支配してしまうからだ。そうなると精神的に辛い、だから食べる…豊潤に食べ物が手に入る日本にいるからこそ出来る訳で、「飢餓感」で食べている訳ではない。そのス
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ネタバレ人を喰らう異形の存在“喰種(グール)”と人との闘いを描く、「東京喰種」続編。
それぞれに葛藤を抱えながらCCG戦力として任務をこなす主人公 佐々木琲世(ハイセ)と、彼の率いる「クインクス」メンバーたち。敵対するグール集団「アオギリの樹」の動向を探りつつ、次なる標的「ナッツクラッカー」の捜査へと乗り出します。そして、立ち寄った喫茶店で、ハイセは懐かしい香りと出会い、思わず涙をポロリ。うーん、ほんと、ハイセにはどんな秘密があるのだろう。
前作の登場人物たちも続々登場し、今巻は否が応でも盛り上がります。トーコやヨモさんはもちろん、成長した鈴屋がイカす。鈴屋の右腕(になりたい人)など、新キャラもいい味 -
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人の姿をしながら人肉を喰らって生きる怪人・喰種(グール)となってしまった少年の苦悩を描くダークファンタジー続編。伏線未回収投げっぱなしジャーマンで終わってしまいどうしてくれるんだこのやろうと思っていた前作「東京喰種」でしたが、間をおかず続巻が出てくれてホッとしました。
人の姿で人の言葉・心を介し、人間社会に紛れて生き、人の肉を喰らう異形の存在“喰種(グール)”。このグールを駆逐・研究する機関CCGの手で人体実験により生まれたのが、人間にグールの能力を移植した実験体集団「クインクス」。人間を凌駕し逸脱してしまった彼らと、彼らを統率する主人公 佐々木琲世(はいせ)一等捜査官を中心に、新たな「東京喰 -
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『東京喰種』は完結した訳ですが
まぁどうあっても続編来ますな、な終わりで
早くも続編
『東京喰種:Re』
が出ましたよ!っと。
内容もめちゃくちゃ面白かったです。
続編はもちろん来るだろうと、
まだまだカネキ君の活躍はこれからだろうなぁ~フフフなんて思ってたら
どうやら今度は白鳩側に...ッッッ!!!
この展開は予想していなかったので激熱。
しかしこの人良い絵を描きますよね。
ちょっと狂気じみた絵を丁度良く書いてくれる感じ。
あんまり狙いすぎても寒いし、軽いとどうでも良くなっちゃうしで
その辺のさじ加減が難しいと思うんですよね。狂気な絵って。
30超えたBBAでもワクワ -
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新章開幕、あの彼のRC細胞を埋め込まれた佐々木を主人公とした、CCG側の物語である。
前回の物語と交錯しながら、この世界が二年間でどのように移り変わったかが少し垣間見える。その交差が最も甚だしいのは、もちろんこの巻の終わりであるが、とにかく物語に期待が持てるところだ。
とはいえ、まだまだ顔見せに近い巻であり、たとえば米林才子三等捜査官などはほとんど顔すら出ていない。ひきこもり捜査官ってどうなんだ。
まだまだこれからということで、星四つ半と評価したい。
話はかなりテンポよく進んでいて、まさかこの巻で佐々木捜査官と彼の関係が明らかになるとは思わなかった。
もちろん明らかになっているの -