石田スイのレビュー一覧
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ネタバレ【あらすじ】
「わたしは“隻眼の王”では、ない」 多数の犠牲を出した“月山家殲滅戦”から半年。“アオギリの樹”討伐に勢力を注ぐ〔CCG〕は、「隻眼の王」を討つことを最重要課題とし、アオギリの根城“流島”への上陸と同時に、コクリアを防衛する作戦に踏み切る。そして、最終作「王のビレイグ」を上梓し、自身が“喰種”であると明言した高槻泉。世界の根源を疑う問題作が、東京を静かに揺らし始める。コクリアに、侵入者を告げる警報が鳴り響く中、佐々木琲世は“ある決意”とともに、獄内を駆け巡る。“奪われる者”の瞳に赫い意思を灯しながら――…!
【感想】
どんどんつらく重い話になっている気がする。でも、登場人物ひと -
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ネタバレ面白かった点
・月山執事の献身
「胴体・無用!」がもののけ姫みたいだった。
松前姉さんも、最後何であんな感じ悪いのにやられなきゃいかんのか歯ぎしり。最後の愛が詰まってて壇ノ浦みたい。苦労知らずでいつも気づくのが遅い習さまにため息。
モヤっとする点
・KANAEとエト
忠誠が歪むから色恋設定いらなかったんだけど、「この世界は間違ってる」って創世記にかけたかったからか。あとシロクロの時も思ったけど、嬉々として他人の傷口を掻き回すエトが性格悪いなあと。地獄を這う道連れをもっと増やしたいのかどうなのか。
構成
皆の目的地が「屋上」とはっきりしてる分、オークションの時より交戦地がバラけても混乱しなか -
Posted by ブクログ
雑誌で大体読んでたんだけど、オマケの4コマとか今回はポエム?断片みたいなのも入ってたので、やっぱり単行本チェック。なくても行けるんだけど、っていうか番外編とかノベライズとか派生品が多くて、ちょっと分かる人にだけ分かる楽しみみたいな描き方されると内輪ネタというか同人ぽい気もするんだけど。
叶くんの使用人としての忠誠と不満が、若いなあと。
主人と同じかそれ以上にぶっ飛んでて純粋で不自由。
尽くした分だけ愛が欲しくなる。何もしないで笑みを向けられる人間が許せない。主人が幸せなら他に何も要らないって心境に至るまでにはうんとたくさんの時間が必要なんだろうと思いはするんだけど、ロゼ捜査で時間切れになって -
Posted by ブクログ
1~14巻まで読み終わったので、こちらに感想をまとめます。
まず初めに。これ、完結してなかったんですね!! 続編らしきものが出ているのは知っていたけれど、そちらは外伝みたいなものかなとしか思っていなかったので…、ここまで中途半端に終わるなんて思っていなかった。かなりガッカリです。どう終わらせるのか、ずっと楽しみにしながら読んでいたのに…。
いえ、まあ、それでも充分に面白かったです。こういう重すぎるくらい重いテーマを扱った作品はかなり好み。人間側も、喰種側も、共に可哀想でなりませんでした。現実の人間同士での争い事にも同じことが言えるけれど、どちらかだけが一方的に悪い、ということはない。どちらも共