吉田尚記のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
パスコースの広い会話をする。会話とは「気まずさ」に打ち勝つ協力ゲーム!コミュニケーションの目的はコミュニケーションそれ自体!
●本の概要・感想
会話に望むマインドから、大原則が普遍的な言葉で言語化されていて、非常に勉強になった。個人的に大当たり本。というのも、自分が普段会話について意識していたことが綺麗に言語化されていたから。思考がかなり整理され、共感することが多かった。例えば、サッカーで会話を例えているのが新鮮かつ分かりやすい。相手が言っていることがよく分からない場合は、すぐにボールを返さずにまずはトラップしてみる、相手がもっかいボールを取ってくれないか待つ。良い質問は、相手が返せるパスコースが広い...等。サッカーで形容することで、会話の状況を短く正確に表現できるということも勉強になった。
特に、筆者がコミュ障を克服した過程で「会話の盤面解説ができるようになった」と語っていることが面白い。そうなんだよな~。会話はある程度の法則と動きがあって、それを理解してふるまえれば、決まづくなんてならないんだよな。むしろ気持ちがいい。「なんだか疲れた会話だったなー」ってなったときは、毎度振り返りをして「どういう要素で疲れたのか」「そのタイミングでどういう手が取れたか」なんてことを振り返ることで、会話の技術は増していく。吉田氏いわく、毎度会話のたびにそういう反省と修正行動を行っているという。だから自分はある程度コミュニケーションを生業としてできているのだと。
この「会話の盤面解説をする」という視点はホントは世の中全員身に着けていいくらいだと思う。会話の流れを理解する気持ちがあれば、独りよがりの自慰的な会話の数は減るからだ。居づらさや気持ち悪さを感じるような会話は、自分のことしか意識していないプレイヤーがいることが多い。そういうプレイヤーは生じて自分の知っている分野に引き込み、たくさん話をしてしまう。こういった独善的な会話のスタイルを防ぐには、常に会話を監督する気持ちを持って、振り返る習慣を持つしかないと思う。
●本の面白かった点、学びになった点
*フレーズの新規性と面白さは言葉の組み合わせできまる。借り物の言葉では面白くない
・「感動をありがとう」というフレーズが陳腐なのは、世の中に「感動を」「ありがとう」という文がたくさん存在するから
・あまり見ない言葉の面白い組を考えて使っていくのが良い
*自慢がダメなのは「会話のパスコースが非常に狭くなる」から。倫理的にダメというわけではなく、受けてに反応の方向性を強制するので、会話がはずみにくくなるのだ。自慢という会話は、相手に「すごい」と言ってもらうことが目的になっているので、つまらないのである。相手に反応を固定化するような発言は基本的につまらないものと心がける
*偏見をぶつけることで会話を弾ませる
これ、めっちゃ使えるテクニック。相手が本気で気にしていないことならば、ガンガン自分のイメージをぶつけていくことで、返答を引き出せる。単純に質問をぶつけるよりも、自分の想いや偏見を事前に展開して相手にボールを渡したほうが、相手も話しやすい。
★常に相手にとって、周囲にとって話しやすいボールを投げる。パスコースを広くとった状態でボールを渡す!!
*「愚者戦略」もよく使える。敵意がないことを分かってもらう、相手にツッコミ、イジリの余地を残すので非常に会話をしやすい。
●読んだきっかけ
audiobook.jpのセールで見かけて -
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無邪気で好奇心に溢れた子供のようで、しかし自己を深く分析し感情を確実にコントロールし、人類の知に挑んでいる石川さんが非常に魅力的だった。
(結婚に関する考え方は興味深いうえ、少し笑って、なんだか気が抜けてしまうものだった)
幸せとは心理学的に、「快楽」「意味」「没頭」の3種類があるという。
『死刑囚が一番認めたくないことは「自分の人生に意味がないかもしれないということ」』であり、一方で『生きることの意味がないかは、とりあえず生きてみないとわからない』ものであり、『生きる意味より死なない理由を探せばいい』という。
結局、自分の生きる(人生の)意味がわかれば幸せなのだろうけれど、それには時間がかかる。かかっていいのだ。自分が何をしていると楽しいのか、自分を分析して、抽象化することで、人生の「軸」が見えてくる。
自分を深く知ることで、自分にとって楽しいこと(=「快楽」)を見つけ、それに「没頭」し、時に不得意なこともやっていくことで、知を得ていく。
するといずれ、自分の人生の「意味」を知ることになるのだろう。
自分の人生を歩み始めるのは50歳ぐらいからでいいんじゃない、と石川さん。
前向きで、熱くなれる一冊。 -
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初読。没頭することが人生における能動的な無気力を防ぐことに役立つという。沈潜するという言い方もあり、私はそちらを好んでいる。自分の実力の全てに4%を足したものを手に入れることでそれは獲得でき、また手に入れ続けることがハイパーパフォーマンスを発揮することに繋がるらしい。表層的な楽しさという言葉の対義語である沈潜はその人によってトリガーや対象が異なる。足るを知るとか分を弁えるといったことも状況によっては大事だが、自分について深めようとするならば、そんな謙虚な事を言ってないで貪欲に行動すればいいのではないだろうか。というよっぴーの意見。本書を読んで得た私の意見でもある。この本を読んで、少し前向きになれたと思う。精進したい。
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Posted by ブクログ
▫️心に残った一文
「会話の基本は、徹頭徹尾、人のため。そうしていると相手からも話を聞かれるようになって、自分も楽しくしゃべれるようになる。」
自分の中の自己顕示欲を見つめるきっかけになった。自慢したり、自分の思ってることを素直に言うことがコミュニケーションではない。みんなで気持ちよくなるために相手に話してもらうことがコミュニケーション。
▫️ためになった部分引用
・コミュニケーションの目的は、コミュニケーションであって、戦いではない。相手を都合よく動かすのが目的ではない。
・コミュニケーションに自己顕示欲はいらない。重要なのは、相手にとって興味があるか
・尊敬されたい、好かれたいと望んでも、相手の気持ちはコントロールできません。でも、自分の意識を切り替えることは出来るはずです。好きなものや尊敬できる人が増えるのはいいことですよね。さらに言えば、他は知らないけどこの人の魅力は自分だけがわかっている、と思えるのは最高の喜びだと思います。
・基本はたったひとつ、人に喋らせる。
・えっ?、と相手の話に反応出来たら勝ち。
・理解はどこまで行っても誤解の1種。誰かを完璧に理解することなんてできません。誤解ウェルカムで行こう。
・もちろん失敗するケースはいくらでもあります。でもそれでいいんですろ、失敗する可能性があるからこそゲームなんだし、面白い。最初から結果が見えてたら買っても楽しくありません。
・コミュニケーションは協力プレーである以上、相対的な比較や優劣は関係ありません。劣等感は無視する。
・相手が何を考えているかは、実際に聞いてみないと絶対にわからないから、そこはもう「自分は嫌われていない」という構えでいこう。じつは、好かれてるとか嫌われてるとか、会話を続ける上ではそんなに重要じゃない。
・最後はギャンブル。負けもあるから価値が楽しくなる。確度をあげて言ってゲームを楽しもう。
・空気を読むとは、「テンションを合わせること」
・毛繕いの代わりに、人はコミュニケーションを発明した。意味と無意味のハイブリッドを生きている。
・会話における本質的な問題は、じつは「質問」に凝縮される。
・話題は常に相手の側にある。話題とは質問から生まれる相手の受け答え。
・質問する時に1番必要なのは、かりそめでもいいので「相手に興味を持つこと」
・まず相手を観察してみましょう。とにかく見る。そこから興味をどう質問に変えていくか考えていけばいいんです。
・質問する時は誤解ウェルカムでまず相手の普段の生活を想像してみる。仕事、趣味など。答えが返ってきたら、「あっそうなんですか!」「えっ?」「本当ですか!」「どういうことですか?」さらに興味があることを見つけて驚く、おもしろがる。
・大切なのは、感ずる心のハードルを下げる。どんなに小さなことでも興味を持つ。惚れたら勝ち。
・協力プレーを旨とする会話においては、自分の意見なんていらない。たとえば、世の中こうなったらいいなという意見は誰しも持ってるけど、それを最初から持ち込むとめんどくさくなることの方が多い。むしろ意見を戦わせるなんてどうでもいいと決めた上でゲームに臨む。
・ほめる、驚く、おもしろがる。
・褒めると自分が相手に受け入れられる。
・人に何かを伝えようとしたとき、驚くといい。
・「へえ」「なるほど」「ふーん」より「えっ」「あっそうなんだ!」の後に増幅された感想が乗った質問か、感想そのもののダイレクトパス。
・質問で大事なのは、答えやすさ。
・会話がはずめば中身はあとからついてくる。
・「相手が興味あることをきく」。自分が優位にたとうとしない。相手のフィールドにたつ。退屈に感じないコツは、相手から教えて貰っていると思うこと。
・最近どう?はNG。「体調悪くない?」
・フィンランドってどんな国ですか?はNG。冬どれくらい寒いんですか?サウナってどうなってるんですか?サンタクロースって本当にいるんですか?とか、自分のできる範囲で質問の解像度をあげる。
・重要なポイントは、具体的にきくこと。
・学校、旅、兄弟の話はローカルルールがあるので盛り上がりやすい。
・自分の中で1番認めたくないことは、認めるは一時の苦、認めないのは一生の苦。
・自分の認めたくない部分というのは、じつは、すごくかわいがってる自我。
・身の回りにありすぎるものは、実は改善が必要でもその欠落自体に気づかない。(缶詰をまさかりで開ける例)
・自分にとってマイナスだなって思うことが、相手の迷惑になるとは限らない。
・心のいびつさやゆがみは自分の武器であり個性。
・自分を許すと「この人」になれる。
・コミュニケーション欲求というのは、食欲・性欲・睡眠欲と同じレベルの、人間が持つ基本欲求。
・愚者の典型は子供。
▫️コミュニケーション・ゲームのルール
・勝敗は、参加者全員が元気になるか、精神的に疲れるか
・対戦型のゲームではない、参加者全員による「強力プレー」
・ゲームの敵は「気まずさ」
・ゲームは「強制スタート」
▫️はんそく行為
・嘘をつく
・自慢をする
・相手の否定をする
・「嫌い」「違う」は口にしない(こういう解釈もあると思うんだけど、どう?) -
Posted by ブクログ
▫️心に残った一文
「違うと思っても自分の先入観ぶつけてみる 」
思ったことも無い表現だった。でも確かに話が広がりそう。実践してみようと思えた。
▫️ためになった部分引用
・伝えたい時にできることは「まず聞くこと」。文末を?にする。
・最初から心通わせようと気負わなくていい。無理だから。
・大きな話でなくささいなことからで大丈夫。些細な質問から話が盛り上がることがある。
・質問はちょっと気になる外見から始めてもいい
・質問する時そんなに怖がらなくていい。前提として人を100%理解することは不可能なので、誤解から入ってOK。
・人は読むもの。勝手にドアを閉めないでとりあえず質問してみればそこから会話が始まる
・へぇ…くらいでもえっ!っていう。相手が話しやすくなる。
・具体的に質問する、最近どう?よりお腹の調子どう?
・相談する、も実践的なテクニック。「やる気が出ないときどうしてる?」など。
・理由を聞きたい時は、「なぜ」ではなく「どうやって」と過程を聞いた方が結果的に理由が聞けたりする。
・会話は2秒あけないゲームと考えればOK
・突っ込まれて一瞬傷ついても下を向かずに周りの反応を見てみる。周りが受けたらOK。ムッとしないでのっかる。
・愚者戦略
・聞かれたくない人は実はそうはいない
・タブーなことは実はそんなにない。聞いちゃいけないという自制心を乗り越えるのは大事な勇気。
・質問しようと思って相手の話を聞く。
・つっこまれたときにへらへらする。
・本当に気になることをきく。
・空気を読まずにテンションを合わせる。
・勝手に偏見を持つ。偏見を持つと驚ける。
・自分をコミュ障だと思ってる人はコミュニケーションに真剣な人だし練習しさえすれば会話が上手くなる可能性を持っている。
・コミュニケーションで我慢するのは「話しかける勇気」と「言われた時にへこまない」
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Posted by ブクログ
ネタバレ■感想
人生の究極の目標は「上機嫌」である。この言葉にビビッときました。
この言葉に出会えただけで、この本を読んでよかったと思える。
■抜粋
◯僕は人生で一番価値があることは好奇心だし、冒険心だと思っている。そして「没頭」にとって一番ダメなのは、新しいことをしたくないとか、難しいことをしたくないという安定志向。今の時代は安定がいいこととされていますが、「没頭」にとっては安定が一番の敵。
◯それに、安定を目指していくと、自分の生存できる可能性は一方的に下がっていくから、精神的にはより安心できなくなっていく。それに対して、初めから冒険心を持って、面白いことをしたいというチャレンジをしていけっば、何かのタイミングで開き直る方法を身につけて「没頭」できる。 -
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ネタバレ予防医学研究者 石川善樹さんと、
ニッポン放送アナウンサーの 吉田尚記さんの
対談形式の本。
まず幸福ってあやふやあいまいなものを科学的に考えるって視点が好きだ。
知らなかった言葉といか事は
「意思決定の回数」
意思決定できる回数って決まってるの?まじ?
一日の回数使い切っちゃうとぼーっと集中できないくなるって。。。。ええ?
「感情のチェックリスト」
どんな感情にも意味はある。重要、てか最強なのは感情のコントロールではないんかい、っていうことで、ネガティブ感情6、ポジティブ感情6のチェックリストに基づき「最近恐怖感じてないなぁ・・」ったらホラー映画見る、とか。
そうして、自分を突き動かすような強い感情はなんなの?って探していく作業。
自分の感情を分類、分析してくんだほえーって。
この中のポジティブ感情のひとつ、「誇り」ってあんまり感じることないんだが。
「自分の欲望に忠実に」
これが一番ひっかかったワードだった。人の評価で幸せを決めてんじゃねえってことだろうね。ウレシイ、カナシイは自分の生理が決めることだ、みたいな記述があって。変人って言われることがなんだってんだ、あれをやりゃよかったんだ、そうやって人生の最後に思わないように生きなきゃ・・・って。
最後に、勉強?のワールドは3つから5つあった方が良い、ってことで、これは多様化を生んでそれらがつながってった先にすんごい発明があるかもしれない、ってことかな、これはその一本職人道、みたいな道を行けないって悩んでた自分には朗報だったかもしれない。 -
Posted by ブクログ
吉田さんといえば私の中ではハイテンション系オタクというイメージがあったので驚きました。
でもコミュ障エピソードを読むたび、「わかるわかる〜!」と共感しました。
沈黙が怖いくせに言葉が続かないし変に気を使うせいで嫌な雰囲気になったり(笑)
でも先入観を口にしていいしささいなことでも質問していいんだ、ってことは特に驚きました。
ささいな質問や質問をしすぎると嫌な気分にさせるんじゃないか、と思い込んでました。
特に驚いたのは感情を爆発させていいってこと。
喜んでいても悲しんでいても驚いても爆発させるのは恥ずかしいと思ってました。
もちろん程度はあると思うけれど周りは許してくれるんだ、った安心しました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレどこに行っても売り切れだった吉田尚記さんの本をやっとゲット。
もう前半のエピソードを読むほどに「ああ、あるある…」と自分のことと重ね合わせてしまいます。私も最近「デリカシーない、つまんないやつ」というようなことを上司から言われたので生々しい(笑)気の利いた切り返しをしようとして反応しづらいこと言っちゃたりとか。
後言い訳がましいかもしれませんが就活の面接が悩みの種になるのも質問が答えづらいものなのでは?とちょっと思いました。
第三章で吉田さんが一般の参加者にコミュニケーションのレクチャーをしているのが具体的で分かりやすかったです。偏見をぶつける、本質に迫ることではなく些細な質問を投げる、聞かれて困ることはそんなにない、などそれまでの章で描かれた内容をまさに実践していました。 -
Posted by ブクログ
文化人類学専攻の友達にお勧めしてもらった先生の本。
「熱帯のジャングルでは目の前が緑で覆われるので、目の前のことに集中しやすくなると考えたからです。
人が未来をどのくらい見られるかは、過去をどのくらい遡って見ているかに関係しているのではないかと思っています。」
など、価値観の背景に自然環境を見出すところがとても面白かった。
30センチ前の画面に釘付けな日々を過ごす私たちは少しずつ、目の前のことしか見えなくなっていくのかもしれない。
だけどそれが良くないとも言い切れなくて、もしかすると、プナンの人々のような生き方に近づく方法なのかもしれない。