吉田尚記のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
パスコースの広い会話をする。会話とは「気まずさ」に打ち勝つ協力ゲーム!コミュニケーションの目的はコミュニケーションそれ自体!
●本の概要・感想
会話に望むマインドから、大原則が普遍的な言葉で言語化されていて、非常に勉強になった。個人的に大当たり本。というのも、自分が普段会話について意識していたことが綺麗に言語化されていたから。思考がかなり整理され、共感することが多かった。例えば、サッカーで会話を例えているのが新鮮かつ分かりやすい。相手が言っていることがよく分からない場合は、すぐにボールを返さずにまずはトラップしてみる、相手がもっかいボールを取ってくれないか待つ。良い質問は、相手が返せるパス -
Posted by ブクログ
無邪気で好奇心に溢れた子供のようで、しかし自己を深く分析し感情を確実にコントロールし、人類の知に挑んでいる石川さんが非常に魅力的だった。
(結婚に関する考え方は興味深いうえ、少し笑って、なんだか気が抜けてしまうものだった)
幸せとは心理学的に、「快楽」「意味」「没頭」の3種類があるという。
『死刑囚が一番認めたくないことは「自分の人生に意味がないかもしれないということ」』であり、一方で『生きることの意味がないかは、とりあえず生きてみないとわからない』ものであり、『生きる意味より死なない理由を探せばいい』という。
結局、自分の生きる(人生の)意味がわかれば幸せなのだろうけれど、それには時 -
Posted by ブクログ
初読。没頭することが人生における能動的な無気力を防ぐことに役立つという。沈潜するという言い方もあり、私はそちらを好んでいる。自分の実力の全てに4%を足したものを手に入れることでそれは獲得でき、また手に入れ続けることがハイパーパフォーマンスを発揮することに繋がるらしい。表層的な楽しさという言葉の対義語である沈潜はその人によってトリガーや対象が異なる。足るを知るとか分を弁えるといったことも状況によっては大事だが、自分について深めようとするならば、そんな謙虚な事を言ってないで貪欲に行動すればいいのではないだろうか。というよっぴーの意見。本書を読んで得た私の意見でもある。この本を読んで、少し前向きにな
-
Posted by ブクログ
▫️心に残った一文
「会話の基本は、徹頭徹尾、人のため。そうしていると相手からも話を聞かれるようになって、自分も楽しくしゃべれるようになる。」
自分の中の自己顕示欲を見つめるきっかけになった。自慢したり、自分の思ってることを素直に言うことがコミュニケーションではない。みんなで気持ちよくなるために相手に話してもらうことがコミュニケーション。
▫️ためになった部分引用
・コミュニケーションの目的は、コミュニケーションであって、戦いではない。相手を都合よく動かすのが目的ではない。
・コミュニケーションに自己顕示欲はいらない。重要なのは、相手にとって興味があるか
・尊敬されたい、好かれたいと望んで -
Posted by ブクログ
▫️心に残った一文
「違うと思っても自分の先入観ぶつけてみる 」
思ったことも無い表現だった。でも確かに話が広がりそう。実践してみようと思えた。
▫️ためになった部分引用
・伝えたい時にできることは「まず聞くこと」。文末を?にする。
・最初から心通わせようと気負わなくていい。無理だから。
・大きな話でなくささいなことからで大丈夫。些細な質問から話が盛り上がることがある。
・質問はちょっと気になる外見から始めてもいい
・質問する時そんなに怖がらなくていい。前提として人を100%理解することは不可能なので、誤解から入ってOK。
・人は読むもの。勝手にドアを閉めないでとりあえず質問してみればそこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ■感想
人生の究極の目標は「上機嫌」である。この言葉にビビッときました。
この言葉に出会えただけで、この本を読んでよかったと思える。
■抜粋
◯僕は人生で一番価値があることは好奇心だし、冒険心だと思っている。そして「没頭」にとって一番ダメなのは、新しいことをしたくないとか、難しいことをしたくないという安定志向。今の時代は安定がいいこととされていますが、「没頭」にとっては安定が一番の敵。
◯それに、安定を目指していくと、自分の生存できる可能性は一方的に下がっていくから、精神的にはより安心できなくなっていく。それに対して、初めから冒険心を持って、面白いことをしたいというチャレンジをしていけっば -
Posted by ブクログ
ネタバレ予防医学研究者 石川善樹さんと、
ニッポン放送アナウンサーの 吉田尚記さんの
対談形式の本。
まず幸福ってあやふやあいまいなものを科学的に考えるって視点が好きだ。
知らなかった言葉といか事は
「意思決定の回数」
意思決定できる回数って決まってるの?まじ?
一日の回数使い切っちゃうとぼーっと集中できないくなるって。。。。ええ?
「感情のチェックリスト」
どんな感情にも意味はある。重要、てか最強なのは感情のコントロールではないんかい、っていうことで、ネガティブ感情6、ポジティブ感情6のチェックリストに基づき「最近恐怖感じてないなぁ・・」ったらホラー映画見る、とか。
そうして、自分を突き動かすよ -
Posted by ブクログ
吉田さんといえば私の中ではハイテンション系オタクというイメージがあったので驚きました。
でもコミュ障エピソードを読むたび、「わかるわかる〜!」と共感しました。
沈黙が怖いくせに言葉が続かないし変に気を使うせいで嫌な雰囲気になったり(笑)
でも先入観を口にしていいしささいなことでも質問していいんだ、ってことは特に驚きました。
ささいな質問や質問をしすぎると嫌な気分にさせるんじゃないか、と思い込んでました。
特に驚いたのは感情を爆発させていいってこと。
喜んでいても悲しんでいても驚いても爆発させるのは恥ずかしいと思ってました。
もちろん程度はあると思うけれど周りは許してくれるんだ、った安心しま -
Posted by ブクログ
ネタバレどこに行っても売り切れだった吉田尚記さんの本をやっとゲット。
もう前半のエピソードを読むほどに「ああ、あるある…」と自分のことと重ね合わせてしまいます。私も最近「デリカシーない、つまんないやつ」というようなことを上司から言われたので生々しい(笑)気の利いた切り返しをしようとして反応しづらいこと言っちゃたりとか。
後言い訳がましいかもしれませんが就活の面接が悩みの種になるのも質問が答えづらいものなのでは?とちょっと思いました。
第三章で吉田さんが一般の参加者にコミュニケーションのレクチャーをしているのが具体的で分かりやすかったです。偏見をぶつける、本質に迫ることではなく些細な質問を投げる、 -
Posted by ブクログ
所有の概念がなくなると、不安がだいぶ減りますね。
普段使っている船が壊れた時は、壊れたんだなとおもうだけで、悲しみはしないでしょう。
独占欲は生まれつき持っているが、それを削ぐことを幼い時期からしつけとして行う。限られた人にお金や物を独占させない為に、プナン社会は工夫しているのかな。
ありがとうが無い民族は、プナン以外に、シベリアの狩猟民にも無い。その理由は、みんなであらゆるものをシェアするのが当たり前なので、何かをわけあたえて、その返礼をする仕組みがない。
ありがとうは、農耕を始めてからの言葉。
熱帯のジャングルでは目の前が緑で覆われるので、目の前のことに集中しやすい。逆に、サバンナ -
Posted by ブクログ
奥野先生を前から知っていて、面白そうな内容でもあったので読んでみた
サクッと軽めで読みやすい、後半は特に下ネタ多めでゆるく読める
まさかのポインティも登場
「幸せ」という抽象的な概念がないからこそ「幸せである」って、めちゃくちゃ納得できる
パスカルの「人間は幸福を知った時点で不幸」的な話にも似てて、興味深く読めた
あと勝手に仏教的な考え方にも通ずるなと思ったりして、自分の価値観に近しい部分も多くて、点と点がつながっていく感覚もあり
なんで「ありがとう」がないのか、幸せという概念がないのか、みたいなところまで踏み込んだ内容だったらより楽しめたかも、教授というのが先行してしまってたけどアカデミ