あらすじ
相手を楽にさせる会話力!
ニッポン放送の大人気アナは、些細な会話すらままならないコミュ障だった!
そんな彼が20年かけて編み出した実践的な会話の技術を惜しみなく披露。
話すことが苦手なすべての人を救済する、コミュニケーションの極意!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
コミュ障のみんなに向けたニコ生放送を本にした、ライブ感のある楽しい本。
コミュニケーションの目的はコミュニケーション、がまず感動。他の本とは違う、地に足がついた感覚でわかりみが深い。
コミュニケーションはゲーム、としてサッカーのパスやドリブルに例えたり、相手に気持ちよく話をさせることがコミュニケーションといって、具体的に会話のためのテクニックと気持ちの持ち方を指南していて、イメージが湧きます。
そして筆者の経験からの理論的な裏付けがそこここに感じられて、説得力あり。
ホメる、驚く、おもしろがる、と質問力。
まずはこれから読むのが、コミュニケーションで困った時には手の付け方がわかって良いと思います。何より気持ちが楽になります!
Posted by ブクログ
この本は簡単に言えば、コミュニケーションはゲームで相手の場所相手の意見を尊重するべきであるということが書かれていた。
コミュニケーションは、ゲームなのかというとルールというものがあり協力ゲームである。
そして敵は。気まずさであるのではないかと思う。
自分は、コミュニケーションはゲームなのか疑問に思っているなぜなら正解が少ないと思っだけど不正解があると考えるとゲームだともおもう。
最後にコミュニケーションの不正解を選ばないように努力していきたいと思いました.
Posted by ブクログ
人と話すことについての本で、これまで読んだ中で一番読みやすくためになった。また読みたい。
尊敬される、好かれることもちろんだけど、尊敬する、好く人がいるのも嬉しいことだなと再確認。「好きな人ができた、接触するだけで快がある、まずそんな感情が自分のなかに生まれたことは、いずれにせよラッキーじゃないですか。悲しくなるかもしれないから好きになりそうな気持ちにブレーキをかける。全く意味がないと思います。」
という箇所が好きだった。私は臆病でチャンスも遠ざけてしまうことがあるから、大事にしたい。
会話というゲームプレーヤーとして、ウケたいとか面白がらせたいとかの感情が全然自分にはなくて、何を話すかに意識が向いてた。だから会話が最近うまく行ってなかったのかな。聞くことが会話の基本と再認識した。
惚れたら勝ち精神、面白い。見習いたいな。褒める、驚く、おもしろがる。優位に立とうとしない。
異議があるときは否定するのではなくて黙秘する。
Posted by ブクログ
相手に興味を持つ→まずは観察から、というのはとても腹落ちしました
◯会話をセルフモニタリング・自己評価→相手が〜といった心配をする前に行う
◯コミュニケーションはコミュニケーションのためにある
◯定石はある
◯相手の話に「えっ?」と言えたら強い
Posted by ブクログ
雑談力にも通じますね。コミュニケーションで何かをうまくやり遂げることが目的ではなく、コミュニケーションを取ろうとすることがまず大事。テクニックはその次。
相手に以下に話してもらうかが大切で、相手の答えやすい具体的な質問をする事により、コミュケーションは勝手に転がってく。
ラジオ聞いてると、確かにそのやり方やってますわね。参考になります。
Posted by ブクログ
パスコースの広い会話をする。会話とは「気まずさ」に打ち勝つ協力ゲーム!コミュニケーションの目的はコミュニケーションそれ自体!
●本の概要・感想
会話に望むマインドから、大原則が普遍的な言葉で言語化されていて、非常に勉強になった。個人的に大当たり本。というのも、自分が普段会話について意識していたことが綺麗に言語化されていたから。思考がかなり整理され、共感することが多かった。例えば、サッカーで会話を例えているのが新鮮かつ分かりやすい。相手が言っていることがよく分からない場合は、すぐにボールを返さずにまずはトラップしてみる、相手がもっかいボールを取ってくれないか待つ。良い質問は、相手が返せるパスコースが広い...等。サッカーで形容することで、会話の状況を短く正確に表現できるということも勉強になった。
特に、筆者がコミュ障を克服した過程で「会話の盤面解説ができるようになった」と語っていることが面白い。そうなんだよな~。会話はある程度の法則と動きがあって、それを理解してふるまえれば、決まづくなんてならないんだよな。むしろ気持ちがいい。「なんだか疲れた会話だったなー」ってなったときは、毎度振り返りをして「どういう要素で疲れたのか」「そのタイミングでどういう手が取れたか」なんてことを振り返ることで、会話の技術は増していく。吉田氏いわく、毎度会話のたびにそういう反省と修正行動を行っているという。だから自分はある程度コミュニケーションを生業としてできているのだと。
この「会話の盤面解説をする」という視点はホントは世の中全員身に着けていいくらいだと思う。会話の流れを理解する気持ちがあれば、独りよがりの自慰的な会話の数は減るからだ。居づらさや気持ち悪さを感じるような会話は、自分のことしか意識していないプレイヤーがいることが多い。そういうプレイヤーは生じて自分の知っている分野に引き込み、たくさん話をしてしまう。こういった独善的な会話のスタイルを防ぐには、常に会話を監督する気持ちを持って、振り返る習慣を持つしかないと思う。
●本の面白かった点、学びになった点
*フレーズの新規性と面白さは言葉の組み合わせできまる。借り物の言葉では面白くない
・「感動をありがとう」というフレーズが陳腐なのは、世の中に「感動を」「ありがとう」という文がたくさん存在するから
・あまり見ない言葉の面白い組を考えて使っていくのが良い
*自慢がダメなのは「会話のパスコースが非常に狭くなる」から。倫理的にダメというわけではなく、受けてに反応の方向性を強制するので、会話がはずみにくくなるのだ。自慢という会話は、相手に「すごい」と言ってもらうことが目的になっているので、つまらないのである。相手に反応を固定化するような発言は基本的につまらないものと心がける
*偏見をぶつけることで会話を弾ませる
これ、めっちゃ使えるテクニック。相手が本気で気にしていないことならば、ガンガン自分のイメージをぶつけていくことで、返答を引き出せる。単純に質問をぶつけるよりも、自分の想いや偏見を事前に展開して相手にボールを渡したほうが、相手も話しやすい。
★常に相手にとって、周囲にとって話しやすいボールを投げる。パスコースを広くとった状態でボールを渡す!!
*「愚者戦略」もよく使える。敵意がないことを分かってもらう、相手にツッコミ、イジリの余地を残すので非常に会話をしやすい。
●読んだきっかけ
audiobook.jpのセールで見かけて
Posted by ブクログ
▫️心に残った一文
「会話の基本は、徹頭徹尾、人のため。そうしていると相手からも話を聞かれるようになって、自分も楽しくしゃべれるようになる。」
自分の中の自己顕示欲を見つめるきっかけになった。自慢したり、自分の思ってることを素直に言うことがコミュニケーションではない。みんなで気持ちよくなるために相手に話してもらうことがコミュニケーション。
▫️ためになった部分引用
・コミュニケーションの目的は、コミュニケーションであって、戦いではない。相手を都合よく動かすのが目的ではない。
・コミュニケーションに自己顕示欲はいらない。重要なのは、相手にとって興味があるか
・尊敬されたい、好かれたいと望んでも、相手の気持ちはコントロールできません。でも、自分の意識を切り替えることは出来るはずです。好きなものや尊敬できる人が増えるのはいいことですよね。さらに言えば、他は知らないけどこの人の魅力は自分だけがわかっている、と思えるのは最高の喜びだと思います。
・基本はたったひとつ、人に喋らせる。
・えっ?、と相手の話に反応出来たら勝ち。
・理解はどこまで行っても誤解の1種。誰かを完璧に理解することなんてできません。誤解ウェルカムで行こう。
・もちろん失敗するケースはいくらでもあります。でもそれでいいんですろ、失敗する可能性があるからこそゲームなんだし、面白い。最初から結果が見えてたら買っても楽しくありません。
・コミュニケーションは協力プレーである以上、相対的な比較や優劣は関係ありません。劣等感は無視する。
・相手が何を考えているかは、実際に聞いてみないと絶対にわからないから、そこはもう「自分は嫌われていない」という構えでいこう。じつは、好かれてるとか嫌われてるとか、会話を続ける上ではそんなに重要じゃない。
・最後はギャンブル。負けもあるから価値が楽しくなる。確度をあげて言ってゲームを楽しもう。
・空気を読むとは、「テンションを合わせること」
・毛繕いの代わりに、人はコミュニケーションを発明した。意味と無意味のハイブリッドを生きている。
・会話における本質的な問題は、じつは「質問」に凝縮される。
・話題は常に相手の側にある。話題とは質問から生まれる相手の受け答え。
・質問する時に1番必要なのは、かりそめでもいいので「相手に興味を持つこと」
・まず相手を観察してみましょう。とにかく見る。そこから興味をどう質問に変えていくか考えていけばいいんです。
・質問する時は誤解ウェルカムでまず相手の普段の生活を想像してみる。仕事、趣味など。答えが返ってきたら、「あっそうなんですか!」「えっ?」「本当ですか!」「どういうことですか?」さらに興味があることを見つけて驚く、おもしろがる。
・大切なのは、感ずる心のハードルを下げる。どんなに小さなことでも興味を持つ。惚れたら勝ち。
・協力プレーを旨とする会話においては、自分の意見なんていらない。たとえば、世の中こうなったらいいなという意見は誰しも持ってるけど、それを最初から持ち込むとめんどくさくなることの方が多い。むしろ意見を戦わせるなんてどうでもいいと決めた上でゲームに臨む。
・ほめる、驚く、おもしろがる。
・褒めると自分が相手に受け入れられる。
・人に何かを伝えようとしたとき、驚くといい。
・「へえ」「なるほど」「ふーん」より「えっ」「あっそうなんだ!」の後に増幅された感想が乗った質問か、感想そのもののダイレクトパス。
・質問で大事なのは、答えやすさ。
・会話がはずめば中身はあとからついてくる。
・「相手が興味あることをきく」。自分が優位にたとうとしない。相手のフィールドにたつ。退屈に感じないコツは、相手から教えて貰っていると思うこと。
・最近どう?はNG。「体調悪くない?」
・フィンランドってどんな国ですか?はNG。冬どれくらい寒いんですか?サウナってどうなってるんですか?サンタクロースって本当にいるんですか?とか、自分のできる範囲で質問の解像度をあげる。
・重要なポイントは、具体的にきくこと。
・学校、旅、兄弟の話はローカルルールがあるので盛り上がりやすい。
・自分の中で1番認めたくないことは、認めるは一時の苦、認めないのは一生の苦。
・自分の認めたくない部分というのは、じつは、すごくかわいがってる自我。
・身の回りにありすぎるものは、実は改善が必要でもその欠落自体に気づかない。(缶詰をまさかりで開ける例)
・自分にとってマイナスだなって思うことが、相手の迷惑になるとは限らない。
・心のいびつさやゆがみは自分の武器であり個性。
・自分を許すと「この人」になれる。
・コミュニケーション欲求というのは、食欲・性欲・睡眠欲と同じレベルの、人間が持つ基本欲求。
・愚者の典型は子供。
▫️コミュニケーション・ゲームのルール
・勝敗は、参加者全員が元気になるか、精神的に疲れるか
・対戦型のゲームではない、参加者全員による「強力プレー」
・ゲームの敵は「気まずさ」
・ゲームは「強制スタート」
▫️はんそく行為
・嘘をつく
・自慢をする
・相手の否定をする
・「嫌い」「違う」は口にしない(こういう解釈もあると思うんだけど、どう?)
Posted by ブクログ
個人的には参考になった。
自分がいかに自己顕示し、負けないようにコミュニケーションをしていたのかまた、最近コミュニケーションが楽しく無くなっていた理由はコミュニケーションの目的が自分の利益になる情報を得るためだということを思い知った。
コミュニケーションは気まずさを無くしながら、お互いがポジティブになることがゴールのゲームで、協力プレーだという見方を知れただけで今後楽になれる気がする。
否定しない、嘘をつかない、自慢しない、答えやすい質問というパスを出す。愚者戦略などをどこかに頭に入れながらまずは場を楽しむための協力プレーであるゲームということを頭に入れてこれからのコミュニケーションを行っていきたい。
Posted by ブクログ
当書はニコニコ生放送で話した内容を構成したもので、合間に視聴者からのコメントも引用されています。
これまでHOWTO本をいろいろと読んできましたが、この本は読後のやれる感が強かったです。
リアルタイムでの視聴者からの、不明、疑問、意見が組み込まれているからでしょう。
一方通行ではなく意見の往来があることで実践的な表現ができるようになるのだなと感じました。
著者の言うとおりコミュニケーションは三大欲求と同レベルの基本欲求だと思います。
そんなコミュニケーションをとりたくても何をどうしたらいいかわからないという方には是非読んでいただきたいです。
少なくとも一歩目の出し方を教えてもらえると思います。
Posted by ブクログ
備忘録 日々に活かす
・相手に興味を持つ
・違う、嫌いは×
・話を受け止める
・相槌
あ、そうなんですか?
えっ?
本当ですか?
どういうことですか?
・高校の修学旅行、学校の給食←誰でも経験してる
・具体的に聞く
最近どう?ではなく、体調は悪くないみたいに
・ほめる、驚く、面白がる
Posted by ブクログ
大変読みやすかった。以下自分用メモ。
コミニュケーションの目的はコミニュケーション
徹頭徹尾、相手のために。自己顕示欲は要らない。 会話で優位に立とうとしない
大事なポイント
・相手に興味を持つ
・相手の話を受け止める(褒める、驚く、面白がる
・質問力(具体的に噛み砕く、時系列に沿う
・否定語を口にしない
自分欠点を笑いに変える
場数を踏む。できなくても自分を許す。
Posted by ブクログ
〈基本編〉
・コミュニケーションは、コミュニケーションが成立すること自体が目的であり、その時に伝わる情報は二の次。
・タモリ曰く、人の目を見るときはじぶんがしゃべる番、聞くときは鼻を見る
・コミュニケーションというゲームは
①敵味方に分かれた対戦ゲームではなく、参加者全員による協力プレー
②ゲームの敵は気まずさ
③ゲームは強制スタート
④ゲームの勝利条件は終わった時にテンションが上がっているか(笑う-笑わせる、尊敬する-尊敬されるなど)
⑤本当のゴールは沈黙
・相手を誤解してOK。違えば訂正して喋ってくれる。
・劣等感はあってOK。会話はチームプレーなので全体が面白ければOK。いじられるべき。
〈技術編〉
・会話は相手が返しやすい質問から。見た目、持ち物、相手の興味のあること等でいいので自分に興味がなくても相手に興味を持つ。
質問したら感心のハードルを下げる。
・質問は具体的であるほど返しやすい
✖️最近どう?
◯体調どう?
・コミュ障の克服方法は意見に乗り、相手を喋らせ、話を聞くこと。
①褒める
②驚く
③おもしろがる
・インタビューのテク
1 時系列に沿って相手の空白部分を埋める
相手のまだ聞いていない昔の話を聞く
2 話の中でズームイン、ズームアウトをどちらかに統一
(例)サッカーの話
天候→試合の位置付け→スタジアムの雰囲気→サポーター→ピッチの状態→メンバー紹介→ポジショニング→キックオフの流れがズームイン
逆がズームアウト
・キャラとは自分の欠点をさらけ出すこと
その欠点を相手が認識し、自分が自覚することで成り立つ
キャラを持つことで受けやすいパスを送られ、自分も送ることが容易くなる。
・コミュニケーションの反則行為
嘘をつく
自慢をする
否定する、嫌う→提案する
否定する、嫌うをしないを意識していると地雷を踏む直前にストップの指令が出せるらしい。練習が必要
Posted by ブクログ
コミュニケーションに自己顕示欲はいらない(重要なのは、相手にとって興味があるかないか、話していて心地よくなるかがずっと重要)
コミュニケーションの目的はコミュニケーション
つまらないと言われるのが怖いのは、おもしろいと思われたい欲があるから
コミュニケーションには型がある
コミュニケーションはゲームである
①参加者による協力プレー
②ゲームの敵は気まずさ
③ゲームは強制スタート
④ゲームの勝利条件(コミュニケーションをとったあとに、テンションがあがるか。笑うー笑わせる、尊敬するーされる、好くー好かれる、共感するーされる)
コミュニケーションを楽にプレーするのは、相手にしゃべらせる→まず聞くことがあって、相手に喋ってもらう
相手が喋ってくれた事柄に対し、自分で考えて、どう動いて対応するかが大切
下心(ウケたい、褒められたい)を持つ、先入観と誤解はむしろ話を広げる
協力プレーである以上、イジリや劣等感は無視して自分のオイシイものとする
自分は嫌われていないと思おう
ゲームたるゆえん、醍醐味は、勝ちだけじゃなくて負けもあるし、だからこそ楽しく、プレーに身が入る
空気を読む・・・その場のムードに自分のテンションを合わせる(低いところでは低く、高いところでは高く)→より会話が弾みやすくする環境を作るため
自分のテンションをその場のムードにフックし、徐々にチューニングしながら全体のムードを上げていく
技術編
会話に困ったら...まず質問をする。ただし、相手への興味を持つことであり、感性のハードルを思いきり下げ、「あっ!そうなんですか!」という風に低い水準で関心を持つ
会話では自分が優位に立とうとしない
①ほめる、②驚く、③おもしろがる
髪切った?が神の一手なわけ
①前回と今回の変化を指摘する
②他愛がない
③相手に興味があることのささやかな表明
トラップ:相手を見て、何らかの感想を抱く(相手の質問を全部聞くスタンスで)
→へぇではなく、へぇ、そう!というような感嘆的ニュアンスだと、相手が気持ちよくなる
、
パス:抱いた興味を質問する
→答えやすさは正義、具体的で解像度の高い質問を
→相手が興味のあることを訊く
→誰でも共感があり、ディティールの違う話ができると簡単に会話がつながる
→感想そのものが質問になっているのが、最高のダイレクトパス
テク①:時系列(出生時)に沿って、空白の期間を埋めるように質問する
テク②:全体から具体の質問と具体から全体の質問、どちらか一つの方法に絞る
ドリブル:受け手が自身の話をする
→気持ちよくドリブルしてもらおう
キャラクター論:「愚者戦略」
自分のキャラを見つけるうえで大切なのは、「欠点」
欠点をツッコんでもOKにして、それがキャラとして合意されていたら、その人は周囲を楽しくさせる
無意識のうちににじみ出る個性や持ち味を戦略的に使う
やってはいけない行為
①ウソ(増幅はOK、ねつ造はダメ)
②自慢
③相手の否定
④嫌い、違うを口にする→このワードを封印して、「こんな解釈もあるんだけど。。。」と言えばいい
Posted by ブクログ
『コミュニケーションの目的は、コミュニケーションである』がポイント。
著者も再三述べているが、サッカーのたとえの多さは若干気になったが(笑)、学ぶことは多かった。
コミュニケーションをいかに上手くするか、おもしろいと思われるか、といった方法論ではなく、そもそもコミュニケーション自体が、人間にとって根源的な欲求であるという考え方はおもしろかった。
1.相手にとって、「本当に自分のことを考えてくれている人」になること。
自己顕示欲が強い、とは全く思っていなくとも、「つまらないと思われたらどうしよう」といった、「相手にどう思われるか」に重点を置いてしまうというのは、自分がよく陥っている考えだと思った。
しかしコミュニケーションはゲームであり、相手の判断を変えることはできない。あくまで相手の話を聞くことで、ゲームを面白いものにしていくことが大切なのである。
2.先入観は持っていたほうがいい、ということ。
筆者は『ぼくは基本的に、正常は異常の一形態だと思っています。正常というのは多数派の異常でしかない。』だという。誤解をされたときに、落ち込む必要はない。正確に相手を理解するということは不可能であり、むしろそこからおもしろさが生まれるのだ。
3.劣等感は無視する。
ゲームにおいては面白い人がいたら楽なのであり、コミュニケーションにおいて劣等感は不要である。
4.コミュニケーションは毛繕いである
サルの毛繕い=単純に気持ちがいいこと、の代わりに、ダンバー数(ひとりのヒトが把握できるパーソナリティの数)が約150と多いヒトはコミュニケーションをするのだという。そのついでに、後から、情報のやりとりを始めた。だからくだらない中身のない会話が基本にあってこそ、難しい話をコミュニケーションをとって考える。つまり意味のある会話と、意味のない会話の両方をつかうことが大切なのである。
5.先人の知恵と質問
「きどにたちかけせし衣食住」:気候、道楽、ニュース、旅、知人、家族、健康、性、仕事、衣類、食、住まいに関する話題は話の継ぎ穂に困らないという先人の知恵に、「質問する」というシンプルな技術を加えることで常に相手に話題をおき、相手に対して興味をもつ姿勢が重要。
6.ポジティブな経験を増やす
ある映画の宣伝マンの方のエピソード『「駄作を撮ろうと思っている監督はひとりもいません」、きっぱりそうおっしゃったんです』はとてもすてきだと思った。コミュニケーションにおいても、どこかにおもしろがる、ということを置いておく必要があるのだ。『ヒトはネガティヴな記憶のほうが多いからこそ、日々、瞬間瞬間、おもしろさを求めて、かつ実際におもしろがっていないと堪えられない』のだ。
7.まとめ:ほめる、おどろく、おもしろがる がコミュニケーション技術の三大テーマ
Posted by ブクログ
コミュニケーションが得意ではない著者によるコミュニケーションの本。本質的に得意ではない,かつイメージしている得意とはちょっと違った観点から見ていて,興味深い(過去は苦手でしたが,こうやって得意になりました,みたいな本ではない)。例えば,「人は間違った情報を訂正するときに一番しゃべる生き物」(p78)とかは至言だと思う。
社内の中で,この人は苦手だなと思う人がいるけど,その人が僕の地雷をよく踏んでいるか僕に全く興味が無いのがわかるからなんだけど,その辺りも書かれていて,さすが。「地雷を踏みやすい人というのは,常に話の本質を突こうとしている」(p192)そのとおり。本質を突くときこそ,僕のことを気にしているならなおさら気にしてほしいと思う。
僕が物語の登場人物に共感するのは彼彼女の短所についてだと思っている。だからこそ「キャラクターは自分の欠点からつくられる」(p165)というのもよくわかる。ただ,この著者が本当にコミュニケーションが苦手なのか─そこは若干怪しくて共感しきれない部分だたりもする。得意でなくてもなんとかやってきてアナウンサーにもなれたし,結婚もできた─そう考えたい。
Posted by ブクログ
タイトルの通りの内容だったと思う。
「この人と話をすると、楽になる」と思ってもらえるようなコミュニケーションをとるには、どうすればいいのか。
コミュニケーションとはなんなのか、ゲームに見立てた際の攻略法(技術)について細かく書かれている。
もともとはニコ生の番組だったものを、本に書き起こしたもの。(本にするためにニコ生をした)
なので途中で視聴者のコメントに反応しながら展開するシーンもある。
コミュニケーションはコミュニケーションをとることが目的であって、情報伝達のみが第一義ではない。
そして最終的に、このコミュニケーションの中に加わった人たちが「楽しかった」「心地よかった」と思ってもらえたら、それはとてもいいこと。
著者(ラジオのアナウンサーさん)ももともとはコミュ障だったということで、きっとそれを克服した時間とその思い入れも、一緒に読み取ることができるのではないかな。
人と話をしていると、どうしても自己主張が入ってしまう。
それで自分はいい気分になれるのだけど、相手はどうだろう?次、また「話をしたい」と思ってくれる人になれただろうか?
「他人と話をするって、どういうことだっけ?」と思ったときに、また読みたい本。
Posted by ブクログ
コミュニケーションとはなにか?
そしてどうすれば自然に会話することができるのかを解説している。
これがすべてではないが一理ある考え方が書かれている。
Posted by ブクログ
読んでいるのに、ラジオを聴いているような、
声が聞こえてくるような読みやすさで、心にストンと入ってきました。
コミュニケーションはゲームである。
ゲームである根拠、ルールに則った決まりごと、語られる内容が分かりやすくて、
これなら自分でもできるかもしれないなんて、勇気付けられます。
人に気持ちよく話して貰えるような時間を、自分も作れるようになりたい。
繰り返し読んで、心に刻みたいとおもいます。
Posted by ブクログ
コミュニケーションをする上で必要な考え方を書く本
良いことで基礎的なことをわかりやすく書いている。まあそうだねという感じでもあるけど面白く読める。少し冗長
相手にとって興味があるか。コミュニケーションにも型がある。
①協力プレー②敵は気まずさ③強制スタート④勝利条件・笑う・尊敬・楽しむ・教える
相手にどんどん話させる。
空気を読む=その場のムードにテンションを合わせる
相手に興味を持って質問する。褒める、驚く、面白がる
Posted by ブクログ
相手の為にコミュニケーションを取るように心掛けていればそりゃあ相手は気持ち良く話せるやろぉなぁ、って思った。いいとものタモさんみたいな受け答えが1番楽に相手の話を引き出せそうなので、取り入れていきたい。接待コミュニケーションのやり方が書いてある本でした。
Posted by ブクログ
コミュニケーションが苦手・人見知りをしてしまう
そんな方におすすめな一冊です。
なぜコミュニケーションが必要なのかが例え話を踏まえながらわかりやすく書かれている印象でした。
コミュニケーションが元々上手でさらに上達させたい私には物足りなく感じてしまいました。
コミュニケーションを取ることに苦手意識のある方にはもってこいだと感じました。
Posted by ブクログ
コミュニケーションの目的はコミュニケーションそのもの。毛繕い。
聞くも話すも協同作業
タモさん語録
聞くときは鼻、話すときは目を見る。
髪切った?
202111102回目
Posted by ブクログ
ラジオパーソナリティーを務める、アナウンサーで、中央区立泰明小学校、麻布中学、麻布高校、慶應義塾大学文学部卒という立派な肩書きを持つ吉田さんも、元々人と話すことが苦手なコミュ障だったという。
その彼がアナウンサーという職を経て、どうやってコミュ障を克服したか、という経験を語っている。
ハウツー本のようにポイントがまとまっているわけではないけれど、時系列に沿って話されているので、ビジネス本より小説が好きと言う人は、こちらの方がすんなり読めると思う。
吉田さんは元々知らない人と話すのは得意じゃなかったけれど、インタビュアーというアナウンサーの仕事の中で失敗と反省を繰り返すことによって、いつの間にか、つまらないと言われたらどうしようとか、そう言った自己顕示欲が無くなっていた、という。
コミュ障を克服するために自信を持とう的な回答が多いらしく、まぁみんなそれが出来ないから悩むワケで…。
結局の所は千本ノック。
自分の経験値を積んで慣れること、面白いと思われたい、変なやつと思われたくないという自己顕示欲をコミュニケーションで昇華しようと思わないこと。だと思った。
これができるまで実践とモニタリングをするしかない。
早く会得できるか時間がかかるかは本人の性格と大きく関係するけど、やはり行動実践しなければいつまでも本人の自信に繋がらない。
恥をかいてなんぼ、というのに納得できない吉田さんは、そこでなるべく早く会得できるように、と色々と技術を書いている。
が、相手に興味を持つ、相手の話をちゃんと聞く、興味を持つ感度のハードルを下げる、否定しない、自慢しない、嘘をつかない…
これらは正直、何かの自己啓発本で何度も見たやつ…と思わなくもない。
ただ、結局、コミュニケーションを苦手と感じる気持ちを何とかする為の基本はコレで、避けては通れないってことなんだろうね。
コミュ障の定義として、友達とは緊張しない、親しくない相手との雑談を苦痛に感じてる人の事を指すのよね。
そして、無理矢理知らない相手に興味を持とうとすることが苦痛、面倒だからさらにコミュニケーションが苦手と感じるわけで…
自分は朝活という、営利が絡まない練習場所を見つけられたことで大分救われたし、吉田さんも仕事という逃げられない環境だったからこそ必死で頑張ったワケだし。
だから、営業に配属になってしまった、知り合いがいないグループに入ってしまった、こういった環境はある意味チャンスかもしれない。
自分のいる場所の居心地を良くするためなら一生懸命努力できるもの。
人間社会で生きる限りログアウトできないのだから、そこで楽しくコミュニケーションを取れた方が生存率も上がる。とのこと。
基本的な話を聞く、といった普遍的な手段はおいといて、吉田さんはその地道な行動をするためのハードルを下げる為に、コミュニケーションを全員協力型ゲームに見立てているのが斬新だった。
参加者全員で気まずさという敵を追い払い、ビックリさせる/喜ばせる/感動する/笑わせる/教わる/といった勝利条件を達成する。
そういう目的をもってコミュニケーションを楽しもう、という。
まぁ会話している最中にそこまで意識できるかっていうとアレだけど、時たまに意識して、えっなにそれ?って質問してみるとか、相手をしゃべらせる事に意識がいっただけでも確かに成長したなと思う。
そこからいかに繋げていくかは、なぜコミュ障から脱却したいと思ったか、という自分自身の目的がどれだけ明確になるか、だと思った。
Posted by ブクログ
コミュニケーションって、
相手を敵だと思ってはいけないってのが一番学んだこと。
あと、
おたがいにわかっている範囲内で悪口があると、ほんねでしゃべっている共感がうまれる。
って、わたしがまだそのレベルにはない気がするけどこれができたら自分の中でゴールかな。
読みやすいゆえに、内容の濃さはまずまず。
著者の方へ、
ありがとうございます。
Posted by ブクログ
コミュニケーションについての本であり、特に人と関わることについて悩みがある人のための本であると感じた
私自身、人見知りの面があると自負しており、そのために少しでも糧になればいいなと思い購入したが考えてた以上の基礎的な本であった
ラジオの一画を取り入れていることもあり、皆が考えうることに対しての質疑応答を含めた内容で、読みやすい
コミュニケーションに悩みがある人は、特に読みやすい本ではないかと感じた