富永和子のレビュー一覧

  • 悪の猿

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    これは傑作。勧めてくれた友に感謝。なぜ見逃していた。
    いま誘拐・監禁されている少女を探す本筋と、犯人・四猿が幼少期を綴る日記が並行して描かれるが、どちらもスリリングで先が知りたくてページを繰る手が止まらない。シカゴのタフ刑事主人公も魅力があるが、連続殺人鬼のキャラが素晴らしい。自分(だけ)の倫理で人を罰する洗練の手口、高い知能…ハニバル博士にも比しうるなあ。
    シリーズ3作このまま読みまーす。

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    2021年01月16日
  • 猿の罰

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    シリーズ最終巻。楽しみにしてた。が、もはや、誰が主人公か、何を信じれば良いか、自身の胸の内で七転八倒。真実の犯人探しもだが、ストーリーを追うのも疑いながらで、えーっ?と何度声を上げたのが数え切れないほど。長いけど場面の切り替わりが早いから読み易い。

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    2020年12月13日
  • 嗤う猿

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    ネタバレ

    「悪の猿」に続く3部作の2作目。やっと読めた。
    真冬のシカゴは寒いんですねぇ。

    前作の評価がとても難しく、面白いけどグロすぎるし、読むのが結構辛いところがあり、なかなか自信を持ってオススメできなかったのですが、
    今回は何故かとても読みやすく、あれよあれよと言っているうちに700ページ一気読みしてしまいました。(監禁慣れしたのかも)
    もっと話題になってよいのでは?

    しかもここで終わってしまうとは!
    秋の完結編が待ち遠しい。

    1作目必読。

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    2020年08月16日
  • 嗤う猿

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    ひどーい!この終わり方ってあり?上下巻ならともかく、この続きを11月まで待つの?そう言う意味でもびっくりな終わり方。内容はリンカーンライムシリーズを彷彿とさせる。何せ犯人が強くて賢い。今回は犯人の幼少時代にも言及。次作が楽しみ。

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    2020年06月02日
  • 悪の猿

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    色んな有名作品を思い出すような小説。
    〈日記〉がある時から急転直下の展開をみせて、そこから時間を忘れて読めた。

    ジェフリー・ディーヴァーの『石の猿』からタイトルを思いついたのか?
    日本人には非常に馴染み深い日光の三猿をこんな風に使うとは。

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    2020年05月28日
  • 嗤う猿

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    シリーズ第二弾。前作の強い印象そのままに今作もぐいぐいと引っ張られていく。四猿殺人鬼のビショップを追うポーター。不気味さがずっとあって恐怖が緩むことなく展開されていく。今作はビショップの過去と現在の両方が見えてきて、でもまだまだ見えない怖さがある。次作で完結ということで楽しみ。

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    2020年04月24日
  • 悪の猿

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    翻訳が読みやすく、面白い。
    現代の話と日記の話が交互に出てくるタイミングも、早く次を読みたい感を煽る。
    本著は殺人者をダークヒーロー的に描いてるように読めることもあり、読後感はわりと爽やかで悪くない。

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    2019年08月12日
  • 悪の猿

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    ネタバレ

    グロい、気持ち悪い、この倫理観は絶対に理解できない、親!おかしいだろ!と読んだことを記憶から消してしまいたいくらいの嫌悪感を持つ一方、600頁短時間で一気読みしてしまう面白さ。意外な犯人、伏線回収、主人公がいい人で、いきなり明かされる不幸にビックリ!と、盛りだくさんで止まらない、どう評価していいのか混乱してしまいます。

    真ん中くらいで、何故私はこの本を読むことになったのか、推奨した人を問い詰めたいと真剣に思ったくらいで、
    星二つにしたい気持ちもあり。


    見ざる、言わざる、聞かざる、しざる…
    うーん、せざる でないと日本語としてどうでしょうか。

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    2018年10月19日
  • 悪の猿

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     いやあ、面白かった。抜群に面白いサイコミステリ。でも、599ページのボリュームなので、なかなか読み終えることができず、時間がかかってしまった。それでも、全てがストンと頭に入ってくるので、前のページを読み返したりせずに済んだ。翻訳ものは名前を忘れたり、内容が複雑だったりして必ずと言っていいほど読み返すハメになる私なのだが。

     ポーター刑事の元に一本の電話がある。交通事故が起こり、被害者が亡くなったとの知らせだ。そこで疑問。殺人課のポーターになぜ?それは、被害者がポーターが長年追っていた連続殺人犯の四猿だったからだ。
     四猿とは、「見ざる」「聞かざる」「言わざる」に「悪事をしざる」を足したもの。四猿は、まず被害者家族に被害者の耳を送り付け、次に目、その次に舌を、最後には被害者が遺体で発見される。被害者に共通しているのは、その家族が何らかの悪事を働いているということ。
     本当にこの遺体は四猿なのか。監視カメラでは、四猿らしき人物がバスに飛び込む姿が映っていた。そして四猿が身に着けていたいくつかのヒントを頼りにポーターが調査に乗り出す。遺品は切り落とした耳の入った白い箱に日記帳。安物のスーツに不釣り合いな高価な靴(2センチ大きい)。そして75セントの小銭にクリーニング屋の引換券。
     以後、ポーターと同僚刑事のクレア、それから今回の被害者のエモリー。そして、日記の中の少年時代の四猿。4つの視点から物語が語られていく。

    ポーター目線では、犯人を追い詰めていく緊迫感が。クレア目線は、事件を追うもう一つの刑事目線。それから、エモリーの目線は、犯人に監禁され、真っ暗闇で味わう恐怖と不安を。そして、日記では、四猿の特異な少年時代の体験が。それぞれ興味深く綴られていく。
    特に、日記が面白い。青い体験のような感じで始まった日記は、全く違う形を整えていく。やがては四猿が四猿たる所以が、また、今回の事件を起こす動機が見えてくる。

    読んでいる間中、続きが気になってしょうがなかった。これでデビュー2作目とは恐れ入るばかり。綿密に練られた構成にあまりにグロいシーン。そしてラストがまた秀逸。サイコミステリはこうでなきゃって思えるラスト。これから読む人が羨ましい。

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    2018年10月13日
  • アリスはどこへ行った?

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    不思議の国のアリスは本当に魅力的な作品だったんだなーと思わせる本

    不思議の国サイドは面白いけど、オックスフォードの方はギスギスしていて進まない

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    2016年11月06日
  • ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

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    タイトルからだと殺人鬼集団みたいな感じを想像していたけれど思ったよりしっとりとした内容だった。最初から十戒のルールでギチギチにしていたからか真相は割とシンプルだった。設定がそういうのだけに最後がサラッとしていてなんとなく物足りない。

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    2026年09月18日
  • 真犯人はこの列車のなかにいる

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    新人作家アーネスト・カニンガムのシリーズ二作目だそうですが、前作は読んでません。というか前作のことを本にして出版して作家の仲間入りしたその後の話という体で。
    超有名作家に推薦文書いてもらって売り上げ爆上げ!という目的をもってオーストラリア縦断列車で行われるブックフェスに参加したアーネスト。そこで殺人が起きるわけですが。
    本格っぽい感じで書かれてるけど、そこでその推理はちょっと突飛すぎないか?ということが多々。伏線(とされてるものを)無理やり当てはめてるように感じてしまった。
    あと主人公の性格がどうもあまり好きになれないというか。ノンデリでやたらいろんな物事に首を突っ込んでいく割には変に被害者意識が強いというか。まあ最終的にそれなりにひどい目にあったから溜飲が下がる・・・でいいのだろうか?そんな感想で。

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    2026年09月10日
  • ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

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    文字通り、家族みんなが何かしら殺人に携わっている。その中で、今回、起きた殺人の加害者は誰か?というストーリーで、しかも、冒頭から読者に対して、チャレンジングな部分もあり、ドキドキさせられる。が、ちょっと長いかなぁ、ちゅう、印象。でも、シリーズ第二弾もあるらしく、読みたくはある。

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    2026年08月23日
  • ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

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    主人公は、ミステリー小説のハウツー本を自費出版して生計を立てているだけあって、「信頼できる語り手」として、冒頭から不穏なタイトルの意味も含め、読者にかなり親切に情報を開示してくれる。

    これだけ手の内を明かされているのだから、そう簡単には驚かされないだろうと思っていたのに、物語は最後の最後までスリル満点。次々と新たな事実が明らかになり、思いもよらなかった犯人にはすっかり驚かされた。

    この家族が抱えているものは、とてつもなく重い。それでも、主人公の軽妙でどこかユーモラスな語り口のおかげで、重苦しさに圧倒されることなく読み進めることができた。

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    2026年08月20日
  • 真犯人はこの列車のなかにいる

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    初めて読む作家さんです。
    海外ミステリーはリンカーン・ライムシリーズや検視官スカーペッターシリーズで慣れていると思っていましたが、どうにも読みにくい本でした。
    多分、事件が動く前の冗長な前半、それから主人公のウジウジしてるのに無駄にプライドの高い性格が見え隠れする語り口が苦手だったのだと思います。

    とはいえ、事件が動いてからは一気読みしましたので、ミステリーとしては面白く読めたと思います。
    どうやらこの作品は2作目のようなので、1作目も読んでみて、この作家の本が自分に合うか合わないかを判断します

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    2026年08月07日
  • 真犯人はこの列車のなかにいる

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    ネタバレ

    前回よりも前半ややスローペースかも?
    事件を皮切りに登場人物それぞれの関係が徐々に明らかになって一気に全員が怪しくなっていく。
    途中で何回かヒントくれてるのに、しっかり犯人わからんかった。たぶんこのシリーズと相性良い。
    ラストまで気が抜けない。

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    2026年07月31日
  • ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

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    たくさんの伏線が張られている作品で回収していく家庭が面白かった。ミステリーの十戒に基づいて書かれているので今まで読んできたミステリーとは少し違う雰囲気だったが新鮮味があって楽しめた。所々ん?と思うところもあるがそれも含めて楽しめる作品。

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    2026年07月22日
  • 真犯人はこの列車のなかにいる

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    前半はグダグダと読みづらさがあったが、後半から俄然面白くなる。
    読んで損はないです。前作はどうなんだろうか?
    26/06/07 29冊目

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    2026年06月08日
  • 真犯人はこの列車のなかにいる

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    二番煎じか?と思いきや、違った展開で楽しめました。
    ストーリーテラーの読者の思考を先回りした発言と
    、最後の展開は好みが分かれるかな。

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    2026年05月31日
  • 完璧な家【新装版】

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    海外の作品は和訳も含めて読みにくさがあり、文章の違和感を感じる。ストーリーはとてもサイコパスでおそらしい。どうやってこの危機を乗り越えるのか興味深いところではあるが、いまいち没入できなくて少しダレてしまう。

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    2026年05月24日