富永和子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ三部作の完結編。
今回は特に二転三転が多く、主人公だと思っていたサムが実は4MK?と思わせる展開で、なにを信じたら…状態で読みすすめた
。
中盤辺り(病院のシーンなど)ちょっとこれにページさきすぎじゃない?と思う場面もあったけど、ラストは怒涛の展開でバタバタっとまとまった感じ。
被害者の数がやたらと多いので、誰だったのか、なんだったのかは全部は説明されないけど、この量の伏線を一気にまとめてきたのはすごいなぁと。
ビショップらは被害者であると同時に、もう庇いきれないほどの加害者でもあるわけで、こんな幸せな感じで終わっちゃっていいのか…?とラスト手前でモヤモヤしたけど、最後はさらにまさかの展開 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
良くも悪くも、ザ・サイコサスペンスみたいなところはあったし、犯人も結構すぐ気づけてしまうけど、とにかく先が気になる展開で600ページをあっという間に読み終えた。
現代の事件と、四猿の過去の日記が交互になっているので、飽きがきにくくテンポ良く読めるのかなと。
ずっとハラハラ感がある。
とくに日記は面白かった。
結構グロめで拷問なので苦手な人もいるとは思う。
それといくらなんでもこんなぶっ飛んだ家庭環境ある??みたいなことは思ったし、最後の方は勢いありすぎて怖いというよりかは若干笑えてしまったけど。
ラストの贈り物は良かった。
紳士ぶったサイコパス殺人鬼がお気に入りの人間相手にや -
Posted by ブクログ
ネタバレビショップをさっさと殺せばいいのに…せめて言いなりにならなきゃいいのに、いちいち全部言うこと聞いてて、そのせいで被害者は増え続け…とモヤモヤ。
ビショップが嘘つきすぎて最後の最後まで何が本当かわからなかった。途中はプールが主人公みたいになって、肝心のサム・ポーターがややぽんこつになってしまったのもすっきりできない。
せめて日記だけは嘘なく書くか、嘘の部分は父親の死んだとこだけと明言してほしかったな…。
エモリーコナーズに頼ったあたりも都合良すぎた。アップチャーチの自分勝手さもひどすぎるし、、結局何が目的なのかさらっとしか読み取れなかった。
「悪をしざる」って訳もスッキリしない。
3部作、面白さ -
Posted by ブクログ
ネタバレ期待したほどポーとの関連性はなかったけど、面白かった。
原題はそのまま訳すと『ポー殺人事件』ではないだろうから、キャッチーだとおもってこのタイトルに変えたのかなとはおもう。
実在の人物や歴史も織り混ぜながら、皮膚を剥がされる連続殺人が起きるという内容で先が気になってどんどん読めた。
序盤は時代や場所がポンポン飛ぶことになれず、読みづらさを感じたけど、後半になってくるとそれにも慣れてくるし謎も解けてくるのでだいぶ読みやすくなった。
展開も終盤はスピード感があってよかった。
犯人を隠すのがとても上手で、よく読んでよく考えればこいつ怪しいかなと思えるポイントもある。
サイコな殺人鬼を『神格化する -
Posted by ブクログ
Speechless. 言葉もないよ…といいつつ語るが、3部作堂々の完結、緻密に張り巡らされた虚々実々の物語を、あらゆるミスリードと伏線に足をとられつつ、ラストにたどり着いてみれば驚愕の地平…いや水平線かな…呆然と眺めたよ。こんな広がった話をどうたたむのと思っていたが、力技ではなく、本当に丁寧にカチリカチリとパズルがはまり、あたかもピタゴラスイッチ…いや、何の話だ。
これ、1作目で読みやめるならそれでよし。その先行くなら3部作一気読みに限るね。
極上のミステリーであり、また善と悪はどこでどう分かれるのかを考えさせられる読書体験。どちらにも、誰にも大切な人があり、奪われれば復讐せずにいられないし -
Posted by ブクログ
J・D・バーカー『嗤う猿』(ハーパーBOOKS)。「捜査パートはディーヴァー、殺人鬼パートはケッチャム」みたいな評があった前作『悪の猿』の続編。同じ主人公が違う事件を捜査する的なシリーズ作ではなく直接的な続編なので前作読んでないと駄目。
前作の詳細を忘れてたのでざっと再読してから本作に取りかかったんだが、再読しといてよかった。けっこう細かいところがいくつも伏線となってて驚いた。
前作の感想で「90年代中盤頃のサイコサスペンス映画を見たい気分のときにはちょうどいい一冊」と書いたが、続編での事件規模と“因縁”の拡大はどちらかというと映画よりもドラマ的。『あなただけ見えない』とか『沙粧妙子 最後の