富永和子のレビュー一覧

  • 真犯人はこの列車のなかにいる

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    今まで読んだことのない独特な語り口で、読み始めはなかなか慣れず読みづらく感じていた。しかし、物語が進むにつれてこの本の世界に入りこんでいた。読み返したくなる場面が多く、最後の最後までわからない展開。結末まで非常に楽しめる作品だった。

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    2025年10月03日
  • ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

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    フーダニットの、ザ・王道ミステリーだけど、ファミリーヒストリー的な一面もあって、面白かった。語り口が絶妙。オーストラリアってこうなんだ!みたいな文化の違いは感じなかった。雪山なんて、どこも一緒か?

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    2025年09月16日
  • ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

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    好きなタイプの謎解きもの。本国では有名なコメディアンの方が書かれてると知ってびっくりしたけど、そういえば日本にも物語が作れたり演技ができる芸人さんわりといるよなあ。

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    2025年09月05日
  • ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

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    ネタバレ

    俺みたいな不出来な読者でもそうなんだから、ある程度ミステリーを読んでる人なら分かる、タイトルが伏線になっている系…とは言え、核心の謎解きからは離れているので大きなネタバレにはつながらない。

    冬のレジャー施設に閉じ込められた一家(無人島物になる)には、過去に大きな事件があり、その結果人間関係が一筋縄ではいかなくなっている、そして連続して人が死に始める。

    怪しいヤツが怪しい行動をするのだが、その行動に理由が分かり始めると、理由が分かってないヤツが犯人なんだろうな?って予想はする。特にミステリー慣れしてないヤツはそうするが、そういうクセを逆手にとって、しかも反則技は使わず(何しろノックス10か条

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    2025年08月30日
  • ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

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    なんかずっと読者煽ってくるな〜笑と思いながら読んでた。なんとなく読みにくかった。
    本格派というよりマダミスのノリ。

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    2025年08月15日
  • 猿の罰

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    ネタバレ

    読み応えあった。
    ポーターの記憶の欠落が示唆され、実は悪いヤツなのではとハラハラさせられた。
    人身売買など巨悪な者どもの復讐はしょうがないけど、その家族や嬉々として犯した殺人は許せないので、最後の結末はなるべくしてなった事だと思う。

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    2025年08月11日
  • ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

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    最後の結末には「えっっ!」と声が出た。全てが伏線になっていて徐々に繋がっていく感じが面白い!!

    続編があるらしいので日本で発売したら読みたい

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    2025年07月30日
  • ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

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    ふぅ、、
    読むのに少し苦労した(後半にかけてのスピードアップはいつものこと)
    最初は小説を書くための本を買っちゃったのかと思ったけどちゃんと本格ミステリーだった
    しっかりと考えて読んでればわかったことがいくつかあったのに名前を覚える事が大変であんまり考えられなかった、あとちょい長い
    恥ずかしながら途中何回かフィクションだっけ?ってなった

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    2025年07月15日
  • ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

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     冒頭で「ノックスの十戒」がしっかり提示されるのも印象的で、「これは本格ミステリですよ!」という堂々たる宣言のように感じられ、自然とわくわくが高まる。
     語り手である「僕」が自ら綴った物語を読者が読んでいる、という構造が取られており、どこかメタ的で、それゆえに独特の面白さと魅力がある。
     「兄が警官を殺した理由」「大金の行方」「身元不明の死体」「連続殺人鬼の存在」「家族それぞれが誰を殺したのか」――数々の謎が巧妙に絡み合いながら物語が進行し、それらすべてが既出の情報だけで鮮やかに解き明かされる終盤は圧巻。
     本格ミステリとして極めてフェアであり、読者への挑戦としても誠実な一作だと感じた

    ●主

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    2025年06月13日
  • ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

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    おもろでした。

    書き手が中心人物で、ミステリの十戒を最初に提示して、フェアプレイをすることを約束してくる。適宜、情報を整理してくるし、後何ページ後に殺人が起こるとか、予告してくる。

    犯人当てとして、めちゃくちゃ楽しめました。オススメ!

    以下十戒を載せます。(納得できないところは削って。)

    犯人は、物語の当初に登場していなければならない。ただしその心の動きが読者に読みとれている人物であってはならない。
    探偵方法に、超自然能力を用いてはならない。
    犯行現場に、秘密の抜け穴・通路が1つより多くあってはならない。
    未発見の毒薬、難解な科学的説明を要する機械を犯行に用いてはならない。

    探偵は、

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    2025年05月28日
  • ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

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    ネタバレ

    アーネスト、おまえがすきだ

    結構長くて、途中離脱しかけた
    時々メタ的視点になるのが、現実に戻ってきて面白かった

    個人的にタイトルの回収が好きだった
    原文でも読んでみたいけど長いな

    主人公のちょっとした捻くれ正義感みたいなの、大好物でした、こういう人物に会ってみたい
    親戚ビンゴカードはやってみたいな

    ミスリードがうますぎる、途中からジェレミー生きてると思ったけど、お前だったのか感強かったから、予想してても面白く読めた

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    2025年05月27日
  • 猿の罰

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    どんどん人が出てきて死ぬから、誰が誰だか見失いそうになった。なにが真実でなにが嘘なのかも分からなくなり、最後はすべてのつながりがちゃんと見えた。厚めの3冊だけど、すぐ読めた。

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    2024年08月15日
  • 嗤う猿

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    おもしろい。
    今までの登場人物がビショップの過去と絡んできたし。1巻はとりあえず終わった感じの最後だったけど、2巻と3巻は続きというか…続けて読んだほうがよい。
    ポーターは勝手に動かないで、誰かと連絡取ったほうがいいのに。そうしたら、もっと見えることもあるだろうし、早く真相にたどり着けるのではないのか??

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    2024年08月12日
  • 嗤う猿

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    4MK3部作の2作目。3部作と言うより、上・中・下巻の中だよな。まったくもって中途半端。3部作って言うなら、1冊づつ切れ良く終わってよ。
    まぁ、ともかく面白い事は間違いなし、次の展開も読めなきゃ下手すりゃ現在の状況も分からくなりそう。
    着いて行くのに必死。
    ともかく、登場人物が増えて同時進行で物語が進み、登場人物毎の視点で語られるため、何が何だか分からなくなる。
    でも、面白いから何とか読み直しながらついて行く。

    一つ疑問なのは、ポーターは初めて会ったのだから騙されても仕方が無いけど、あそこで務めてる人達が気が付かないのかな?
    この件だけは、何故か釈然としない。

    些細な事では、色々と気になる

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    2024年08月10日
  • 悪の猿

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    面白い!3部作なので続けて次の本を手に取った。
    気になったのは犯人の日記。
    これは、日記では無く告白だ。
    それと、犯人は小説家じゃないんだから、告白の文章が上手すぎる。
    告白や日記と言うなら、もう少し書き方に工夫が欲しい。
    目まぐるしく視点が変わり、僕の苦手な構成だけど気にならない程、面白かった。
    2作目、3作目と期待大だ。

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    2024年07月28日
  • 悪の猿

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    おもしろかった、1巻目はつかみの感じでした。風呂敷広めの一巻目。娯楽サスペンス小説としてとても良き。

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    2024年04月17日
  • 悪の猿

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    視点を変えつつ、テンポよく物語が進むのはいい。
    ただ、最初から見込み捜査を行い、犯人に手玉に取られる捜査陣はあまりにもお粗末。
    視点の切り替えも、映画なら頻繁でも良いが、本だとたいして変化もない視点も描かれてかえって緊迫感が薄れてしまった。
    それでも、一気に読ませる筆力はあるので、次回作に期待。
    映画化には最適では?

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    2023年04月16日
  • 猿の罰

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    ネタバレ

    三部作の完結編。

    今回は特に二転三転が多く、主人公だと思っていたサムが実は4MK?と思わせる展開で、なにを信じたら…状態で読みすすめた

    中盤辺り(病院のシーンなど)ちょっとこれにページさきすぎじゃない?と思う場面もあったけど、ラストは怒涛の展開でバタバタっとまとまった感じ。
    被害者の数がやたらと多いので、誰だったのか、なんだったのかは全部は説明されないけど、この量の伏線を一気にまとめてきたのはすごいなぁと。

    ビショップらは被害者であると同時に、もう庇いきれないほどの加害者でもあるわけで、こんな幸せな感じで終わっちゃっていいのか…?とラスト手前でモヤモヤしたけど、最後はさらにまさかの展開

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    2023年04月03日
  • 嗤う猿

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    ネタバレ

    三部作の二作目ということで、三作目への伏線を大量に残して終了。
    今回の事件自体はそんなに難しくなさそうだったのに700ページもあったので、次作への伏線を入れるにしてももう少し削れたんじゃないかな…?とも思わないでもなかった。
    それでも面白く、あっという間に読めた。
    最後の方は、えっ!?この人も!?この人も!?という怒涛の展開だった。
    この辺のことは三作目を読むまでに忘れないようにしないと…。

    四猿がなにをしたいのか、本当に過去にあったこととはなんなのか…そのへんが全て三作目で明かされるだろうから楽しみ。

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    2023年03月24日
  • 悪の猿

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    ネタバレ

    面白かった。
    良くも悪くも、ザ・サイコサスペンスみたいなところはあったし、犯人も結構すぐ気づけてしまうけど、とにかく先が気になる展開で600ページをあっという間に読み終えた。
    現代の事件と、四猿の過去の日記が交互になっているので、飽きがきにくくテンポ良く読めるのかなと。
    ずっとハラハラ感がある。

    とくに日記は面白かった。
    結構グロめで拷問なので苦手な人もいるとは思う。
    それといくらなんでもこんなぶっ飛んだ家庭環境ある??みたいなことは思ったし、最後の方は勢いありすぎて怖いというよりかは若干笑えてしまったけど。

    ラストの贈り物は良かった。
    紳士ぶったサイコパス殺人鬼がお気に入りの人間相手にや

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    2023年02月28日