富永和子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりに本格ミステリーが、どうせならサイコな海外物が読みたくて手に取りました。
シカゴを数年にわたって震え上がらせた連続殺人鬼「四猿」。
その手口は三猿の 見ざる 聞かざる 言わざる にちなんで、誘拐した女性の耳を切り取り、眼球をえぐり、舌を切り取り、それらを順番に小箱に入れて家族に送り付け、その後に殺害した遺体を放置するという残虐なものだった。
その「四猿」が自殺!?
自殺した「四猿」と思われる男が所持していた小箱には、新たな被害者の耳が入っていた。
被害者を捜しながら「四猿」の思惑にはまっていく刑事たち。
そして……。
う~ん。
定型、とまで言わないが、良くありそうなストーリー。
足りない。
なにかがもの足りない。
首を傾げたくなるところもチラホラ。
サイコサスペンスにしては、悪い意味でキレイすぎるだろうか?
もっと狂って、狂気や憎悪をぶちまけてほしかった。
ちなみにこれは完結はしていますが、続編、続続編と、三部作になっているらしい。
続編を読むかどうか、微妙なところです。 -
Posted by ブクログ
ミステリー
シリーズ2作目。
このシリーズは3冊で完結するとのこと。
1作目を読んで無くては2作目の内容のほとんどが分からないので、1作目は必読。
連続殺人犯の「四猿」が姿を消してから4ヶ月。
ポーター刑事が独自で捜査を進めるなか、公園の池で凍った少女の死体が発見される。死体には少女のものとは違う別の行方不明の少女の服が着せられ、連続殺人の様相が。
果たしてこれは新たな「四猿」の犯行なのか?
前作のポーター刑事とお馴染みの同僚の刑事も出てきて活躍するので、前作を読んでいる身としては嬉しくなる。
(但し皆が終始疲れ気味)
また刑事達犯人を追う側だけで無く、犯人の幼少の視点や被害者の視点と複数視点で物語が進むのも前作と同様。
最後の終わり方は唐突に終わる。
作品中の登場人物の過去に何があったのか?
どう繋がっていくのかが楽しみ。
2作目は3作目へ続くので、3作目を買って置くことをお勧めします。
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Posted by ブクログ
猟奇的連続殺人犯を追い詰めていくミステリー。
「聞かざる、見ざる、言わざる」(日本の一般的な順番とは違い有)になぞらえ誘拐した被害者の身体の部位を切り取って家族に送った後、殺していく犯人を捜査していく。
主人公の刑事のポーターの視点。
また犯人が遺した幼少の頃の日記が挿入され、
誘拐された被害者の視点もあって、複数の視点が入れ替わって物語が進んでいく。
その割に複雑にならずスッキリしている。
犯人の両親が異常過ぎる。
また拷問の手口等の狂気さも恐ろしい。
(ネズミを使ったのとか。)
死体の描写もエグい。
総じて暗い描写が多いが、個々のキャラクターが深く魅力的。
(チョイ役のタクシードライバーまで印象的。)
どんでん返しも途中に用意され、最後も鮮やかでだった。
この様な猟奇的なストーリー展開にも関わらず、読後は何故か爽快感すらあった。 -
Posted by ブクログ
午前6時14分
サム・ポーターの携帯がしつこく鳴り続ける。彼の妻は「牛乳を買いに行ってくる」とベッドサイドに書き置きを残し、外出をしたようだ。こんな早朝に。
シカゴ市警の刑事である彼は、交差点で起きた事故現場へと向かう。バスの前に歩行者が突っ込んできたらしい。自殺?
問題は歩行者の手に握られていた黒い紐をかけた白い箱。中を開けると切り取られた耳が入っている。
まずは耳、そして眼球、最後に舌。
日本人にはお馴染みの『見ざる言わざる聞かざる』になぞられて、これが被害者の家族宛に月々と届けられ、最後には無残な死体となって発見される連続殺人事件。こいつはその犯人なのか。被害者の耳を家族に送ろうとした際に、バスにはねられたのだろうか。
分厚い本なのに中だるみしないのは、この事件の犯人の子ども時代の日記と現在の事件の状況が交互にあるからだ。
主役のポーターはもちろん、彼の仲間たちもとても魅力的な人たちで、そのやりとりのテンポのよさもいい。
それでもやはり、犯人の異常さと、人質になった女の子の恐怖と苦痛、残酷な手口の数々はとてもじゃないけど、わたしのキャパを超えていると思った。
思わず死を乞うほどの苦痛を、わたしは味わいたくないし、誰かに与えようとも思わないし、この世のどんな人にも(いや、例外はいるかもしれないが)経験して欲しくはない。だから、ここまで描いているのはダメかもしれない。
気分が悪くなる場面が何度もあった。
でも、ストーリーは抜群に面白い。それは間違いないと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレジェフリー・ディーヴァーが云々というコピーがあり読んで見ました。満身創痍な主人公も同僚たちもキャラクタが分かりやすく安心して読み進められました。このチームの続編があれば読んでみたいです。現実の捜査部分と犯人の日記部分を交互に読ませる形式も通勤中に細切れに読むにはありがたかった。ただ...
少女が監禁されているという待ったなしの緊迫感が伝わらない。2日間の話が2週間ぐらいに感じた。犯人の日記もまず普通誰かが全部読むだろう。捜査と同時進行というのは違和感あり。犯人の主人公を導く緻密な仕掛けはお見事と思ったがちょっとやりすぎ(できすぎ)と思っちゃいました。