梨とりこのレビュー一覧
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経営難に陥った父親の出版社を建て直すため、ディーラーから副社長へと転身したクールビューティー和叉。社運を懸けた写真集刊行のため、一世を風靡する元戦場カメラマンの塔野に掛け合いますが、相手は傲岸不遜。出版の条件として、彼の家に1ヶ月住んで自らモデルをするよう強要されます。
陵辱され写真に撮られた過去を持つ和叉は、カメラに撮られることに異常な恐怖を抱いているのですが、無理強いされて仕方なく塔野の元でモデルをすることになるのです。
痛い話でありながら、エロが突き抜けているせいかドロドロ感はあまり感じません。無理矢理Hで体から始まる関係が、次第に確固とした愛情へと変化していくのが上手く描かれているか -
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ネタバレ上巻は導入部だと思ってたら、本当に見事に導入で、あの静かすぎる
展開は下巻へと続く嵐の前の静けさだったわけですよやっぱり。
下巻のジェットコースター展開は、もはやBLのお約束をことごとく
無視しまくる木原節によって、具合が悪くなりそうでした。
この話の凄いところは、友情だったふたりの関係が、親愛を経て恋愛へと
移行していく様が、もの凄く自然に描かれていることに尽きます。
つっかかりも疑問も感じさせないくらい、本当にふたりが自然に気持ちが
近づいていって、その描写が自然でリアル。現実のどこかにありそうな
くらい。
煮え切らない感じも否めないですが、面白かったです。
読後の疲労感も結構強めです -
Posted by ブクログ
ネタバレ上下巻とボリュームたっぷりで、上巻読み終わったら下巻がめちゃくちゃ
気になって、結局やっぱり一気読みをしてしまいそうです。
何が素敵って、この本の装丁、上下巻をぴったりひっつけると、1枚の絵に
なるようになってます。それも、出会いから9年間の歳月をえがく壮大な
ストーリーになるそうなので、上巻は出会った年、そして下巻では9年後
の年が描かれてるんですかね。『美しいこと』みたいでドキドキしました。
ヤクザものなので、その手の残虐描写も結構多いので、読んでていろいろと痛いんですが、上巻は下巻での布石的展開で、導入部分という感じ。
二人の間はまだ微妙な関係であって、決定的なものはない。
下巻に期待 -
Posted by ブクログ
「本当の目的は6Pです」←マジびっくりしたよ。最後の「初夜」編は超エロエロ。息が止まりそうぐらいよ。今までそんな激しいシーン見たことはないなぁ。その上、とりこ先生のイラストのおかげで、禁欲と色気を混ぜてる制服や和服に刺激すぎる。3カップル:帝国親衛隊上級大将ヨルクxカラン無垢な下級兵士;カラン北翼中将真面目な童貞攻めシンxガイゼル医師魔性受けキール;ガイゼル帝国皇帝傲岸攻めアーシェイド(通称「蹂躙王」)x見た目物静かなわりに、心が激しい気味・ラカン人形天子ミノト。紙幅のせいかも、恋の経緯がちょっと速い気がしたが、全体的にはちょうどいいと思った。先生 次の挑戦はなんだ。楽しみ(笑い)
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Posted by ブクログ
「信じてないからキスをして」の続編です。これは待ってましたのちょっと嬉しい企画でした。刑事の加倉井と検事の千条はとても印象に残るcpで、その後の二人が気になっていたので。
今回、いろんな意味で忍ぶ恋の二人が、何と大胆にも婚前旅行?それとも新婚旅行かも。
しかし、ラブラブ旅行になるはずだったひなびた温泉地で、二人は殺人事件に遭遇してしまいます。
「湯けむり温泉殺人事件」2時間サスペンス仕立てで真相解明していくお話になっています。なぜか犯人究明に乗り気じゃない加倉井と、あくまでも理性と常識で事件をさぐろうとする千条との意見の食い違いで二人の間に大きな溝ができてしまいます。せっかくのラブラブ温泉旅行 -
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攻め:堂島譲
受け:緒方将貴
業界内大手建設会社の緒方は新しいビル建築で新興のデザイン事務所と組む事になり、顔合わせを行った。その時初めて会った堂島に強引に好意を寄せられ自分のペースを掻き乱されそうで戸惑う。
あろうことか、強引に誘い出した温泉では惹かれていると言われ手を握られた。
そして斬新なデザインの設計をしてきた堂島の図面を見てショックを受けた。
日に日に気になる存在になる堂島…、その気持ちに名前が付かない緒方。だが…。
面白かった!
建設業界でビルを立てる(設計)という工程が細かく描写してありこっちまでそこで働いてみたくなる。
受けの緒方が頑なだった冷たい面が、堂島という素直で -
Posted by ブクログ
BLとしてはかなり硬派。重いです。巷でもマスコミを騒がせる麻薬がらみの話なので、当然といえば当然ですが、ヘビーな内容です。
ですが、薫登場のシーンは明るくて、微塵の不安も感じ取ることはできない仕掛けになってます。就活する薫が満員電車で運命の出会いをする場面は、とても印象的。憧れの職業と、憧れの先輩大曽根への思慕が、淡々と描かれていて、時折挟まれる暗澹とした心理風景がもの凄く暗くて、どす黒くて、そのギャップに衝撃を受けます。
下手に頭が良いだけ、ほんとどうしようもない井原は、薫の暗黒過去の元凶なんですが、この二人の救いようのない関係が話の殆どを占めています。壮絶だし、リアルに迫るものがあるし、