梨とりこのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
上巻では律とミケーレと律兄のお話でしたがミケーレに軍配が上がって、今回はクロードとユーリ出てきてひやひや。生い立ちが全く違ってユーリが嫉妬みたいなのがあって。でも器が大きいというか最後のお話は救済的で嬉しかったしクロードが好きなので兄弟のスピンオフあればいいなー。
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ネタバレ 購入済み
ミケーレがすっごい男前で狼姿最高。律達のおじいちゃんがちょっと暴走気味だけど孫思いででもお兄ちゃんと番うってダメと思うけど獣界ではありなのか?なんて思い馳せながら下巻に行きます。
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購入済み
下巻もテンポ良く読み進めましたが、こちらは律の良さがキラリと光ってました^ ^上下巻一気に読んで満足。ミケーレと律の兄弟や子供達の話が今後読めたらいいなぁ^ ^
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購入済み
重かった。でも面白くて一気読みだった。
上下巻読んで、結論として思うのは、どこまでも、最後まで惣一は一途だったなと言うこと。
スタイリッシュで頭もすこぶるよく、手に入らないモノが今まで無かったであろう惣一が、唯一手に入れられなかったのが嘉藤だった。なので気を引きたかったり自暴自棄になったりで変態的な行動を取り続けたけど、嘉藤からは酷く傷つけられてばかりで愛してはもらえず、本当に哀れだった。
父である組長が殺されて、復讐の為立ち上がった惣一を、理想の組長として立たせたい嘉藤の願い通りに、惣一はそれを体現して見せる。けれど、本当の彼の望みは嘉藤に愛してもらえる事だけ。叶わぬ望みと知りながらも体を変えることを選んでしまう程の純粋で強い愛に泣けて泣けて。
嘉藤は恋人としては受け入れてくれないけれど、惣一に対する執着と忠誠は違った形の愛だと思う。二人の生きる世界は非情で危険な救いのない場所なので、義理を立てた苦渋の判断で、二度と取れ返しのつかない失敗を犯してしまった。それでもまだ何とか間に合うのではないかと期待して読み進めたけど、容赦ない結末が待っていて…。
波乱過ぎる人生を送ってきた惣一は、たぶん因果応報の清算をして神に許されたんじゃないかな。嘉藤は時々、なんだこの生き物はと我に返りつつも、惣一と離れることはできなくて、完全にヤクザの世界と縁を切って長い長い余生を二人でささやかに送って行くのだろうな。
泥や汚物にまみれた中から出てきた珠玉のような、純愛の物語でした。 -
ネタバレ 購入済み
焦燥感に追いかけ回されました
凄かった。上巻は地固めで、下巻は本番だった。
ホントに容赦ないストーリー。
暴力シーンも残虐で、ヤクザの世界の理不尽さをリアルに想像できた。坂を転がるように事態が悪化していき、最後に頼れるのは路彦だけ。そして路彦は全力で信二を助ける。行き詰まった二人の関係性は劇的に変化した。路彦の想いは純粋で深い。
子供だった路彦はいつの間にか、賢くて頼れる大人に成長した。寂しさと劣等感から臆病になっていた信二は、路彦を失う怖さからも逃げたけど、最後はちゃんと向き合う事ができた。
タイトルの、『月に笑う』のが誰なのか、ラストシーンでジーンときました。 -
購入済み
上巻を読み終えた。
中学生だった路彦は学校ではイジメにあい、家では厳しい父母に管理され、子供時代の狭い世界の中で初めて素の自分を出すことができたのがチンピラの信二だった。乱暴だけど本質は優しくて面倒見が良い信二に路彦の心は救われた。信二も懐いてどこまでもついてくる路彦が可愛くて弟のように構ってしまうが、二人の関係が路彦の親に知られた時、当然ながら大人達によって二人は引き離された。
その後、二人は引き合うように偶然再会し再び交流を持つが、組の解散により信二は東京へ。そして追いかけるように東京の大学に進学した路彦。この頃には路彦も大人になり、時には性的な関わりを持つのだけど恋人ではない。茶化したり、からかいすぎて泣かせたりしながら気づかない振りをしている。路彦は、ヤクザとして生きる信二の事をただ心配し、でも彼の生き方を決して否定しない。
物語として、今後二人の関係や周りの状況がどうなっていくのか、とても危なっかしくてハラハラする。
BLとしては、少し路彦に年下大型ワンコの気配を感じるようになってきた。
では下巻へ旅立ちます。 -
Posted by ブクログ
衝撃度指数。
最大100%のうち、500%…
上巻に引き続き、お股がヒュンってなって危うく消えそうになりました(何がってナニが…)
灰の月は総じてどんな物語か。私には説明が不可能なので木原さんのあとがきの言葉を引用させて頂きます。
「殺伐とした、ある意味狂った人たちの胸焼けする話を最後までお読みいただき、ありがとうございました。」
個人的には胸焼けと言うよりもガツンとやられて読み終えた今も放心状態ですが、このテンションのまま感想を書いた方が500%が伝わるかなと思ったのですが…
そもそもどう感想を書けば良いか分からない事に気付く。
ですが星は勿論5です。
ネタバレになるので詳しくは言えないのですが、インテリ美人ヤクザの聡一さん、下巻の方が、特に最後の聡一さんが1番好きでした。
一見、変態の私が驚愕する程の変態MAXな聡一さんだけど、下巻で、いや聡一さんは実はピュア過ぎるのでは…?と思い直す。
既読の方の中では賛否両論あると思うのですが、私は下巻の聡一さんがめちゃくちゃ好きだった。
なんという純粋な想い…報われるか分からないのにここまでするとは…。いっそ泣けていた、私は。
秘書兼ボディーガードの嘉藤も、拒絶し複雑な想いを抱えながらも全く見捨てないし、それを人は愛と呼ぶのだぜ?!と何度も心で語りかけてしまった。
なので、エンディングも物凄く良かった。良かったよ、本当に!!
今まで読んだBLの中で実は1番の純愛なんじゃないのか、これ…。
そう思ってしまう私も狂ってるのか…?
それでも良いわ、深淵を覗く時、深淵もこちらを覗いてるんだから。(ニーチェもビックリだわ)
下巻はヤクザの抗争も丁寧に描かれていて、そっち方面でもハラハラ出来るのですが、途中とその後の衝撃で全部吹っ飛ぶ。ヒュンってなる。
色んな方面でエグいのに耐性がある私でも吹っ飛んだ。
BLを読み始めてまだ浅いのですが、木原さんのは相変わらずジャンルを超越して来てる。それは私にも伝わる。
一番強烈だったのは、やっぱり惣一がピュアを煮詰め過ぎてとある物をアレする所(壮大なネタバレなので伏せますが、アレコレ想像してみて下さい)
ふぁあ?!となったけど、読み進めつつ考えてみるとあの場面はただの衝撃描写では無く、惣一の孤独や渇望が凝縮されていて、哀しさが押し寄せて来る。そして驚愕と哀しみと純度500%の純愛に、読み手の心をめちゃくちゃにしてくる。
更に嘉藤との関係も真っ直ぐにはならず、捻れた愛や依存に満ちてて苦しいのに、どうしても目を逸らせない!
ページを閉じてもずっと余韻が残って、今放心状態…と言うわけです。
簡単に「よかった」とか「面白かった」とは言えない作品です。
でも間違いなく、読んでしまったら忘れられない一冊。
『箱の中』よりも衝撃度は上。まあ別物ですけども。
そして私は好き。でもここでは素直に言えるけど、安易に「好きだった」と紹介すると私のイメージがどえらいことになる作品なのも事実…。
BL文学と言うジャンルと照らし合わせて思った事も少し。
基本的にハッピーエンドが多いと言われるジャンルですが、本作も私的にはハッピーエンドです。
私が読んできたBL文学はどれも美しく、性別を越えた先にある純愛に恍惚とする方が多い理由が分かりました。
そんな中で木原さんの作品は生々しい問題も盛り込まれている印象です。ずっと恍惚としたい方からすると、綺麗なステンドグラスを全力で回し蹴りされた上に、バールのようなものでこれでもかと叩き割られる感覚になるかも知れません。
けれど、木原さんの作品には割った先に一つだけ野花が綺麗に咲いているイメージ。
その美しさに激しく心を揺さぶられる。
ヒュンってなるけど。
本作は『月に笑う』のスピンオフらしいので、また本編も読んでみたいと思います。みんみんさんが仰るにはヒュンってしないそうです。
みんみんさん、お勧めしにくい作品をご紹介下さりありがとうございます!木原さんが益々好きになりました!木原さんには変わらずにステンドグラスを叩き割って欲しいです。
さて、放心したまま夕飯の食材の買い出しに行こうと思います。
ずっとヤクザの抗争に揉まれていたので肩で風切って歩いてしまいそう(昭和のヤクザ寄り)
次のBLはおびのりさんの推しのお褌を堪能する予定です(凄く誤解されそうな書き方…) -
Posted by ブクログ
まだ数冊しか読んでいない私でも分かる…。木原さんは紛うことなきBL界の極北である!!
前人未到の地で執筆されておられる!!
みんみんさんがおびのりさんと私にしか勧められないと仰っていましたが、予想以上にその通りでした笑
ちゃんとした感想は下巻の方に纏めようと思いますが、とにかくのっけからフルボルテージで痛い。
痛い…痛い!!!
もう途中のあるシーンなんかヒュンってなって冷や汗出ました。本当にヒュンってなった(どこがって?放送禁止音入れてください、ぴーーーー)
これ、男性で読まれている方はいらっしゃるのでしょうか?
いらっしゃったら絶対にあのシーンでヒュンってなるはず!賭けても良い!(ポテチのビッグパックを)
いや、ヒュンの話は良いんですよ。
本作はもう仁義なき戦いの頃のようにオラオラではやって行けないヤクザさんのお話。
ヤクザが生き残るには知恵と要領も必要な時代。
そんな中、本橋組の跡目である主人公の聡一は頭を使って金を生みだす天才。見目も良いし冷酷な所もあるし、2代目としては将来有望株なインテリヤクザ。
異常な性欲を除けば。
惣一に心酔してずっと秘書兼ボディーガードとして付き従っているイケメン嘉藤。本好きだしクールだし目の前で聡一が乱行してようが平気で読書が出来る肝の据わった男。
未だ上巻とは言え、これからこの2人がどういう関係になって行くのかこれっぽっちも予想が付かない。
暫くキュンキュンとか切ないBLばかり読んでいたのでこの木原さん節、忘れていました。
物凄い洗礼を受けている途中です。ああ、これだ、この感じ。
全く未知の扉を開かされて、気付けばその扉の向こうで何度も一本背負いされて、それでも先が気になって自ら投げ飛ばされに行く感じ。
木原さんの筆力が物凄い熱を持っているので止まらないんですよね。
80%アレ。その上痛い(心身共に痛くなる)
完全に読み手を選ぶBLの中の極北も極北。
でもですね…星5だわこれは!
異常性欲×異常忠誠心のぶつかり合い!
ある意味、純愛のガチンコ勝負。
まともなようで嘉藤もぶっ飛んでる。あ、受け攻め逆だった。まあ良いか(攻めを左に書いて×するらしいですね。どうでも良い知識がまた学べましたね)
ヒュンのシーンはヒュンするけど、2人の相手に対する感情のズレが見事に表現された凄いシーンだと思う。
あれを書けるのは木原さんの他にはいない気がする。
さあ、下巻はどうなるのか…。
ドキドキが止まらないze!!(色んな意味で)
どんなラストになるか毛ほども想像が付かない。
これも木原さんの凄い所。
本作には最後におまけの短編が2篇載っているのですが、全く知らない2人のお話。共通なのは主人公が元本橋組だったという事位。(こちらは割と甘々)
君たち、誰…?
と思っていたら、本来はこの2人のお話『月に笑う』がメインだそうです。
本作『灰の月』はスピンオフでなんと同人誌だったのが、商業用として出されたそうです。
BLって作家さんご自身が同人誌を書いて、それが商業用になったりするのですね。面白いなあ。
読者の私としては読ませて頂けて有難い話です。
総括のちゃんとした感想は下巻にて。
ところで、本作は電子書籍なので移動中や寝る前、自宅での読書時間は『続巷説百物語』を拝読している私。
時には江戸時代であやかしの謎を追い、時にはヤクザさんの特殊性欲と言う名の狂気に近い純愛にヒュンとなり、忙しい毎日を送っております。 -
Posted by ブクログ
月に笑うのスピンオフシリーズ。月に笑うを読んでそのままこの作品を読んだので、テンションの違いに吐きそうになりました。でも、ただのBL作品ではないドスンとくる重たさがあるのが木原先生。「箱の中」でファンになった私ですが、また違う角度で心を掴まれた感じがします。
ハッピーエンドなのか、もはや私には分からない。でも先生の作品ではいつも、何もかもを失って残ったものを大事にする主人公が描かれているので、そういう点ではこの2人はハッピーエンドだったのかなと思いました。好きな作品は何度も読み返す私ですが、先生の作品は胸焼けするくらい苦いので、この作品も2度目を読む日は遠くなりそうです。でも、1度読んだだけでここまで何かを抉られる経験はそうそうないので、やはり先生の紡ぐ物語は、文体は好きだなといつも思ってしまいます。 -
Posted by ブクログ
読みながらずっと苦しかった。木原先生が書く小説は読者の私が苦しくなる作品が多いんですけど、これもウウってなりながら読ませていただきました。
すごくいい作品なのに、自分の感想に厚みがなさすぎて先生に土下座したいです…こんな語彙力ですみません。でも、ホントに良かったです。特に後半は泣きそうでした。私も手に入れたい欲はあるのに素直にそれを受け取ろうとしない素質があるので、山田と共に路彦に叱られてる気分になりました。欲には忠実に、特に愛には素直に従っていきたいと思いました。
続編と言っていいのか分かりませんが、元々は「灰の月」という作品が気になって、でもこの作品が最初だとレビューで拝見したので読んだ作品でした。現在夜中の2時を回って若干深夜テンションですが、少し「灰の月」を読んで寝ようと思います。