大野八生のレビュー一覧

  • 4ミリ同盟

    Posted by ブクログ

    中高年が登場人物のこの物語、うちの子達が読むより大人の私が読んだ方が楽しめてると思う。

    ネタバレになるから書かないけど、「わかる。いるいる」「こういう所私もある」とホッコリにまにましながら読む。

    楽しかった⭐︎

    0
    2024年08月31日
  • ヤマトシジミの食卓

    Posted by ブクログ

    小学校3〜4年生にお勧めの児童書になります。
    表紙の大野八生(おおのやよい)さんのイラストからもじんわりと温もりが伝わってきます。
    ひょっこり、かんこちゃんに拾われた風助さん。
    空き地にある平たい石の周りにはカタバミが生い茂り、そこはヤマトシジミの食卓のよう。

    「あしたはかんこの味方だ」というじゅもんを教えてくれた風助さん。
    きっと風助さんはたくさんの色んなことを乗り越えながら、このじゅもんを自分にも唱えてこられたのだろうと感じました。

    温かな涙が溢れました。

    0
    2024年04月20日
  • 4ミリ同盟

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高楼方子さんの作品にはまりつつあり、せっかくなので童話も読んでみました。
    児童文学だけど、大人になってから読むとまた違う楽しみがあると思います。
    フラココノ実を食べずに大人になった登場人物たちがとても愉快で魅力的。

    0
    2021年09月06日
  • 4ミリ同盟

    Posted by ブクログ

    大好きな高楼方子さんの作品。ポイット氏の住む地方では、年齢や時期、その人に会ったタイミングで初めて食べることができるようにる、みんなそれを心待ちにしている果実がある。
    やさしく切ない、遠い夢のような味のするフラココの実。けれど一度食べると、自分の中の何かが消えてしまうらしい。しかも何が消えてしまうのかは実は誰にも分からない…ポイット氏は何度も食べようとするのだけれど、48歳になった今でも食べることができなくて……

    0
    2019年07月06日
  • 4ミリ同盟

    Posted by ブクログ

    児童書の体裁で、子どもが読んでももちろん楽しいけど、大人にこそ読んでほしい。
     まず感心するのは高楼さんの言葉のセンスの良さ。登場人物の名前も、フラココの実という名前も、(5ミリでも9ミリでも1センチでもなく)4ミリというのも絶妙。ヘリオトロープ色というのも。ヘリオトロープって聞いたことはあってもよほど花が好きな人や色に詳しい人でないと、どういう色か思い浮かばない。(実はちゃんと表紙に描いてあるんだけど)一体どんな素敵な色なのかとすごく気になる。あー気になる気になると思いながら読むので余計に想像してしまう。上手い。
    こういう不思議な物語は、読者をその世界にスッと連れて行けるかが重要なのだけど、

    0
    2018年05月27日
  • カエルの目だま

    Posted by ブクログ

    本書は、動物行動学の第一人者である日高氏の半世紀前に寄稿した文章をもとに作られている。
    カエル、オニヤンマ、ミズスマシが自分の目だまが一番だと自慢するおはなしであり、文章はリズミカルで読みやすい。
    科学絵本として読んでも面白いのだが、一人ひとりの良いところを見つけて大切に育てるという本書のテーマに共感する。

    0
    2018年04月15日
  • ひとり暮らしののぞみさん

    Posted by ブクログ

    挿し絵が、大きめの小鳥も小さめの小鳥ものぞみさんも足だけ見えたり、全体を見せないのが良い。
    独特の空気感のある文章が、美しくて好きだった。

    0
    2014年12月26日
  • じったんのオムライス

    Posted by ブクログ

    じったんのような存在が身近にいるのは羨ましいことです。
    料理じゃなくても洗濯や掃除など生きていくために必要なことを教えてくれる大人は貴重です。
    兄弟が良いライバル関係であることも。
    こういう風な環境で子どもが育っていけるのが理想だと思いました。

    0
    2013年10月16日
  • ヤマトシジミの食卓

    Posted by ブクログ

    「食卓」とつくぐらいだから食べ物関係の話かと思ったら全然違った(笑)

    おじいさんと主人公の小学生の不思議な出会いから別れまで。おじいさんの魔法の一言がすごく心に残る、寂しくも温かい気持ちになれる1冊だと思う。

    0
    2013年05月21日
  • ヤマトシジミの食卓

    Posted by ブクログ

    子供の塾が終わるのを待つ間に、塾に置いてあったのを読みました。児童書です。
    風助さんというおじいさんとかんこちゃんの物語。
    ふたりに血の繋がりはありません。
    風助さんとかんこちゃんは道で偶然出会い、なぜかそのままかんこちゃんの家で暮らすようになります。
    風助さんに自分の本当のおじいちゃんを段々かさねていくように、かんこちゃん一家と風助おじいちゃんは心を通わせていき、そして。。。。

    人と人との繋がりが希薄になりつつある今、こんな心の暖かいつながりがもてたらいいな。
    思わずホロリ。

    暖かい気持ちになる本です。

    0
    2013年01月17日
  • じったんのオムライス

    Posted by ブクログ

    豆カレー、おいしそうです。
    小3の「ぼく」がじったん(=おじいちゃん)に料理を教わるんだけど、中々本格的です。じったんも厳しく指導してます。
    でも、まぁ土鍋でご飯が炊けなくてもいいけど、小学生でも普通に電気ジャーでご飯くらい炊けた方がいいよね。
    気になるのは、お父さんの影が薄いこと。
    最後の挿絵でお父さんも食卓囲んでる風だけど…あれ?作ったオムライスは、4つ…1つ足りなくない??
    でも、気持ち的には、家族が揃っている方が、ステキ。お母さんの誕生日だからお父さんも早く帰ってきてくれたんだよね!

    ところで私、この方の挿絵、好きです。表情がステキだし、見てると何だか自分の顔もほっこりしてくるんです

    0
    2012年10月14日
  • カエルの目だま

    Posted by ブクログ

    文章は、4、4、5や、7、5になっていて、音がいい。絵も綺麗でいい。あとがきにもあるが、トンボの複眼を人間の目が集まったように描いてあるのをどうとらえるか。という問題はある。実際は違うんだよ。と一言いってあげればよいだけなのだが。

    0
    2012年08月02日
  • ぼくとおじちゃんとハルの森

    Posted by ブクログ

    山の自然がすがすがしくて、気持ちのよい本でした。
    読んでいると、自分のいろんな悩みや考えが洗われるような、「心の洗濯」気分です。
    友だちや学校での人間関係。大人からみれば何でもないようなことでも、本人にとっては、心に重くのしかかってしまう。そんなことってありますよね。
    モリおじさんの山小屋は、そんな気持ちをゆっくり洗い流してくれる場所なのかもしれません。

    0
    2012年03月27日
  • ヤマトシジミの食卓

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    夏休みの推薦図書になっている本です。

    みずしらずのおじいさん(風介さん)を拾ってきて、しばらく一緒に暮らしていく・・・こんなことって、あるんだろうかと不思議なお話しでした。

    のんびりした空気の中で、人の暖かさを感じるお話しでした。

    静かに訪れる死も意識できます。

    でも、この本のよさを分かる小学生って・・・どれぐらいいるんだろう?

    0
    2012年03月20日
  • ヤマトシジミの食卓

    Posted by ブクログ

    この本に出てくる人たちは、みんな暖かくて優しい。
    出会いと別れ、生と死。
    静かに流れていく一つ一つの場面が、まるで色鉛筆を何本もかさねて描かれたように、不思議にキラキラしています。
    まぶしくって、泣きました。

    0
    2011年11月08日
  • ヤマトシジミの食卓

    Posted by ブクログ

    風助と名乗る正体不明のおじいちゃんをめぐる
    主人公とその家族のおはなし。

    人生は思いがけないことが起こる。
    そうなんだよねえ。

    でも、ここまで思いがけないことは
    めったにない。

    おじさんには、この話のメッセージを
    一言で上手く表すことができなかったけど
    最後に良い人生を送れたおじいちゃんと
    おじいちゃんとの出会いを通して、
    大切なお友達と出会えた主人公のお話。
    といった具合。

    ふんわりやんわり温かい、いいおはなし。

    0
    2011年07月27日
  • ヤマトシジミの食卓

    Posted by ブクログ

    設定が面白い。主人公は内気な女の子。父と母、兄に飼い犬、そして、知らないおじいさん、と運命的に出会った友達。
    主人公の女の子だけでなく、周りの人も大切なものや、人の命を見つめていくストーリー。とても良かった。

    0
    2011年07月09日
  • ヤマトシジミの食卓

    Posted by ブクログ

    三年生のかんこは、親友、のともちゃんがハワイに引っ越してしまうことになったり、お兄ちゃんが拾って来た犬を全然触らせてくれなかったり、面白くないことが続いていた。そんな日に、近所の空き地で足をくじいて座り込んでいた風助さんを見つけた。そこで、かんこは風助さんを拾って帰ることにした。かんこの突飛さに両親も最初はとまどっていたけらど、いつしか風助さんはかんこの家族になっていった…


    なかなかじ〜んとくるお話です。見知らぬおじいさんを受け入れるかんこの家族。かんこに昔の色んな話を教える風助さん。タイトルは、風助さんが座ってた少し大きな石の名前。石の横に生えているカタバミにヤマトシジミが集まることから

    0
    2011年05月13日
  • ヤマトシジミの食卓

    Posted by ブクログ

    お兄ちゃんが犬をひろってきた。でも、かんこにはさわらせてくれない。そこで かんこは、空き地にすわりこんでいたおじいさんを ひろってきた。その人は風助さんといい、そのままかんこの家にいることに…。

    0
    2010年07月13日
  • 牧野富太郎ものがたり 草木とみた夢

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時間がたつのをわすれ、寝る間を惜しんで熱中するものを持つ、熱意を持って自分が信じることをつらぬけば、たとえ苦労が多くても自然と道がひらけ、人生は幸せなものになる

    0
    2024年12月20日