あらすじ
小学校中退の独学で日本初の本格的な植物図鑑を送り出し、「日本の植物学の父」とよばれた牧野富太郎。
貧しさや困難に見舞われながらも「草を褥に木の根を枕 花と恋して九十年」の言葉どおり、ひたむきに植物を愛し、その魅力を伝えることに情熱をそそいだ生涯を、簡潔な文と美しい絵で描く、あたらしい伝記絵本。
巻末に国立科学博物館植物研究部研究主幹・田中伸幸氏の解説と、作中に描かれた牧野富太郎ゆかりの植物一覧を掲載。見返しに年譜つき。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
創造された物語・童話の絵本を読む年齢からすると、伝記の絵本は読みにくいところもあるけれど、文を読む勉強の一歩目になりそうな絵本。
“牧野富太郎”の人物像・思考・人生が描かれ、“牧野富太郎”の初志貫徹する学びへの姿勢や、困難があっても諦めない心などは、子どもたちにとって「だからこそ立派な人になれるんだ」という『頑張る気持ち』をもたらすだろう。
Posted by ブクログ
大きいサイズの夢を語れるひとが好きです。
好きで好きでたまらないものに、没頭するひとも好き。
小学校中退や貧乏に負けない信念も、かっこいいし、憧れる。
「ドミトリーともきんす/高野文子」で知った、牧野富太郎さんをもっと知りたくなって、読みました。「情熱」とかそういうレベルの世界で生きてる方ではないです。
今季のNHKの朝ドラ主人公。
Posted by ブクログ
日本を代表する植物学者、牧野富太郎の伝記絵本。植物が大好きで、次から次へと興味がわいてくる、そんな少年富太郎のワクワクが伝わってきます。人物は愛らしく、植物は丁寧に描かれていて、楽しく読める絵本です。
Posted by ブクログ
とても良いお話◎
「時間がたつのをわすれ、寝る間を惜しんで熱中するものを、いまみなさんは持っていますか?
どんなことでもいいので、熱意を持って自分が信じることをつらぬけば、たとえ苦労が多くても自然と道がひらける、人生は幸せなものになる」
最後のあとがきのようなところも是非読んでほしい一冊。
Posted by ブクログ
時間がたつのをわすれ、寝る間を惜しんで熱中するものを持つ、熱意を持って自分が信じることをつらぬけば、たとえ苦労が多くても自然と道がひらけ、人生は幸せなものになる
Posted by ブクログ
朝ドラは見てなかったし、正直牧野富太郎の事は何も知らなかった。好きな事への素直な探究心、知る、学ぶ、知識を広める前には何人でも平等である事を体現された方なんだと思う。学者ではないけれど、好きな事や自分が打ち込むと決めた事に、楽しみを見出しと追求する貪欲さが、人や世界を動かすのだな。絵本の絵と文章から牧野富太郎の温もりが感じられた。
Posted by ブクログ
牧野日本植物図鑑を見るたびに、高知の関連施設に行きたいと感じています。
牧野富太郎の一生をサラッと書いてありました。ちょっと物足りなかったな。絵の植物が何なのか調べるのが面白かった。