大野八生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレポイット氏はフラココノ実を食べたことがない。
この本の世界では、人はある時期がくるとみんなフラココノ実を食るようになる。はじめて食べる時には、未知の味を味わおうと大人びたふうを装ったり、精神鍛錬に励んだりする人もいれば、逆にフラココノ実を拒否しようとする人もいる。けれど、一人一人違う「食べ時」が来たら、人はフラココノ実を食べずにはいられない。
大きな湖の中程にあるフラココノ島にある木になるフラココノ実。一度食べたら、毎月一度食べに行くことになるが、そうなると、フラココノ実は日常のひとつでしかなくなる。
大人はほぼ、フラココノ実を食べている。
だけど、ポイット氏は、そこそこおじさんで、仕事もしている大人なのに、まだフラココノ実を食べた事がない。島に近付こうとすると何らかの障害があって、島に渡ることさえできないのだ。
他人には隠している、フラココノ実を食べていない事実だけど、ある時、エビータさんという女の人に声をかけられた。
「あなた、お歩きになるとき、4ミリほど浮いていらっしゃることご存じ?」と。
フラココノ実を食べていない人は、地面から4ミリほど浮いている、そして自分もそうなのだと言うのです。
さらに画家のバンボーロ氏もおじいさんなのに4ミリ浮いている。
3人は4ミリ同盟をくんで、フラココノ島へ一緒に行くことを決めましたが・・・。
フラココノ実が大人への階段のようなものであり、フラココノ実を食べていない人の楽しげな空気が、たかどのほうこさんらしい・・・と言うか、たかどのほうこさんこそ、4ミリ浮いていても不思議じゃないと思ってしまう。
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Posted by ブクログ
ネタバレお兄ちゃんは犬(マフィア)を拾ってきた。かんこは、おじいちゃんを拾ってきた。
学校で一番の友達だった子がハワイにお引っ越し、お兄ちゃんは犬を触らせてくれないし、かんこは悲しい気持ちだった。学校の帰り道、空き地で広い1枚石に座っているおじいさんが、なんだか兄ちゃんの拾ってきた犬の目と似ていたから、かんこはおじいちゃん(風助さん)を拾ったのだ。
風助さんは「よし、そうしてもらうか」とかんこの家にやってきて、一緒に住みだした。風助さんは空き地の平たい石の近くにヤマトシジミの食草が生えているので,石はヤマトシジミの食卓だと教えてくれた。風助さんはいなくなったり、戻ってきたり。かんこは石のところでかおという女の子と友達になる。しかし、風助さんはある日本当にいなくなってしまう。