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本書は、一昨年に他界された動物行動学者・日?敏隆さんが子ども向けに書いた歌ものがたりに、画家であり造園家である大野八生さんが絵を新たに描きおろしたものです。 主人公のトノサマガエルが目だま自慢をしたことがきっかけになり、ギンヤンマやミズスマシがそれぞれ自分の目だまを自慢します。でも、それぞれの目に差異はあっても優劣はありません。60年の時をへて世に出た温かい歌ものがたりをお楽しみください。
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Posted by ブクログ
とても素敵。 目玉自慢のカエルくんが、自分の目玉が一番と今日も元気におおはしゃぎ。ところが複眼を持つギンヤンマやミズスマシに出会ってすっかりしょげこんでしまいます。 ーおいらの目なんかは、ただのデメだな。ああ、かなしい!ー やさしく愉快に生き物の面白さを伝えてくれる一冊。文章もリズムよく楽しい。絵も...続きを読む優しい色合いでクスッとユーモラスに描かれています。大好き。
本書は、動物行動学の第一人者である日高氏の半世紀前に寄稿した文章をもとに作られている。 カエル、オニヤンマ、ミズスマシが自分の目だまが一番だと自慢するおはなしであり、文章はリズミカルで読みやすい。 科学絵本として読んでも面白いのだが、一人ひとりの良いところを見つけて大切に育てるという本書のテーマに共...続きを読む感する。
文章は、4、4、5や、7、5になっていて、音がいい。絵も綺麗でいい。あとがきにもあるが、トンボの複眼を人間の目が集まったように描いてあるのをどうとらえるか。という問題はある。実際は違うんだよ。と一言いってあげればよいだけなのだが。
カエル、トンボ、ミズスマシ、それぞれに合った目があるんだ、って言うお話。 微妙に絵がリアルで、トンボの複眼のアップは怖かった。 自分の目を自慢し合って、お互いに認め合って、最後はみんな仲良くなる、という王道と言えば王道のストーリー。 でも、爽やかで優しい気持ちにもなれ、生き物にも興味がわく、とても...続きを読む良い絵本だと思います。
トノサマガエルは自分の目だまを自慢したが、ギンヤンマ、特にミズスマシの目だまは、すごかった。 カエルはしょぼくれたけど、そもそもそれぞれに合った目だまになってるんだ。 ひとりひとりの個性を大切に、という著者のメッセージが込められているようです。 実際ミズスマシの目だまは2対あって、1対は水面から露...続きを読む出しており、食料や敵を見張る。もう1対は、水中にあって、速度センサーの役目を果たしているらしいです。
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