藤野英人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本は失われた20年で後退した。もうだめだ。しかし、日本でも成長している企業がある。日本はだめなんかじゃあない。
2012年の本を2016年に読む。
こないだこの人の2004年の「スリッパの法則」の本を読んだ。そのころからリーマンショックとか東日本大震災とかを経てももうけを出している。日本でもきちんと成長している企業があるということだ。
成長しているということは、社会により良い価値を提供しているということ。本当に価値のある企業に投資することこそ成功のカギである。
日経平均を支える大企業が後退しているから日経平均が低下している。だから日経平均に惑わされてはいけないのである。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「彼らは、崇高なビジョンやミッションを掲げているわけではありませんし、ヨコ文字を並べたような近代的な経営をしているわけでもありません。―中略― 私も、かつては彼らのビジネスを過小評価していました。しかし、全国各地を訪れてはたと気が付いたのです。今、このような人たちが、地方経済の担い手となっているのではないか、と。」
地方経済を回す、お金を地方に回す、という視点から見ると、ヤンキーの虎の果たす役割は重要だ。域内での消費を促し、域内に雇用を生んで還元する事ができるからだ。国際的または全国的に高い競争力を持つような、域外からキャッシュを稼いでくることも地方に必要だが、いま地方にあるお金を域外に出さ -
Posted by ブクログ
仕事でお世話になっている、大学の先生からの紹介。
以前、この著者の本を読んだことがあり、視点が斬新で興味深く読んだ記憶があります。数年後、別の形で巡り合った感じで不思議な感覚です。
タイトルからは、なかなか手に取りにくい本ではありますが、地方経済のある一つの姿を映し出しています。
このまま実態とイコールではないと思いますが、著者の意図はよく分かります。
このような人材を育成または発見し、広めていくことは今後の地方経済の活性化には必要です。
地方のようにマーケットが小さいからこそ、人の力に頼る部分は大きい。そういう人たちが連携することで、さらに大きな力になる。それを支援できる地方であるべきで -