藤野英人のレビュー一覧
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ドラえもんにある道具が実現したら・・・
というよりかは、
「ひみつ道具」の機能を持った商品(サービス)が開発されたら、
経済はどうなっていくのか。
そういう視点で書いてある、経済の本なのだ。゜
例えば、タケコプター。
これが開発されたら、とりあえず車の渋滞、満員電車から解放される。
逆に今度は空中で人が行き交うことになる。
ぶつかったらば、地上のそれとはわけが違う。警察も「白タケ」で交通整理する。
「空中での正面衝突」という事故が発生することで、保険業界も変化する。
空中を移動するのでユニクロあたりが専用のヒートテックでも作るかもしれない。
こんな感じで、「あんきパン -
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もしタケコプターが実現したら?を大真面目に取り上げて、経済学について解説し、実際の企業名まで上げて、世の中がどうなるか考える本。
いうまでもないことだけれども、私はこういうくだらないことを大真面目に考える、というのが大好きだ。タケコプターが実現したら、東レはこんな商品を作って出して株が上がるとか、ホンダは一時的には困るけどこうするはずだとか、まったく大きなお世話なんですが、そういう風に考えることはとても愉しい。
そして、この著者はファンドマネージャーを仕事にしているそうなのだけれども、投資というもの、経済、お金、そして人間に対して、愛情深い考え方を持っている。株を買うというのは、結局は「生きた -
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【感想】
日本人を「ウミヒコ」と「ヤマヒコ」の二面性からわけて、視点が面白い。
歴史を経済の観点からみていて、そういう見方もあるかと改めて納得。
気軽に楽しく読める
【ポイント】
4/著者は、「多くの雇用を創出し、最も人々に利益を還元したファンドマネージャー」になりたい。
5/お金とはそれ自体がエネルギーを持ち、「儲かるところに集まる」
一方、儲からないと一瞬でその場から逃げ出す
142/組織の赤字体質は、その将来を著しく損ねます。「貧すれば鈍する」という状況が生まれる。
赤字の悪影響は、特に未来へのとうしができなくなる。特に人材へのとうしができなくなる。
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ネタバレホリエモンブログで紹介されていたし、日本史を多面的に勉強しようと思っていたので読んでみた
どんな本か
金融や経済の視点から日本史を解釈しなおしてみるとどうなるか、という趣旨の本
専門家ではないので解釈重視とし、著者は投資上の指針として「大局観」を持つべき、としており、そのために日本史を参考にしている
その参考にするときの、著者の解釈を紹介しようというんだ
解釈の特徴
よって本書の特徴=解釈の特徴ということになる
では本書の解釈の特徴とは何か
「日本の歴史は以下の2つの時期の間をスイングしていると解釈する」
ところにある
・「ウミヒコ」的(=冒険的、開放、自由 -
Posted by ブクログ
日本の歴史は「ヤマヒコ」的内向的価値観が占める時代と「ウミヒコ」的開放的価値観との間を揺れ動いてきたという趣旨で話が展開されます。
作用あれば当然反作用あるわけで、時代を「○○ヒコ」という一面だけで切り取るのはいささか乱暴すぎまするような気がします。
歴史の内容については教科書に毛の生えた程度の知識でした。
そこから未来を読み解くかのように、「これからのお金の向かう先を予測し、日本経済を活性化させるためのヒントを導き出す」とは、ちょっと大上段に構え過ぎではないかという読後感。
最近のタイトルのつけ方や紹介は内容が伴っていないことが多すぎて、だまされたかのような後味の悪さがします・・・。 -
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購入
著者の講演会に行ったので、文庫でたしなんとなく買ってみた本です。
実際この法則がめちゃめちゃ使えるかって言われるとそうでもない気がするんですが、種類もさまざま、数も膨大(3000人以上)な企業の社長の話を聞いてきた著者の視野の広さが伺えました。
無駄のないシンプルな考え方も好きです。
面白い小話や自分の体験談も交えてあり、ビジネス書としてはとても読みやすいので、就職活動以前に呼んでおくといいと思います。
特に投資家やファンドマネージャーになりたい人は読んでて面白いかと。
ファンドマネージャーとしては有名で、カリスマ的存在らしいです。