大澤真幸のレビュー一覧
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この頃読んだ本の中では比較的面白かった。特に文学編における読解の仕方やアプローチは刺激的だったし、読みたい本も増えた。が、副題の「知的創造の方法」そのものは取り立てて一般的で、目新しさはない。ただこれに関しては本質とは得てしてそういったものだと言えるかもしれない。
あとは一冊の本としての構成がややア...続きを読むPosted by ブクログ -
この話は鮮度が大事で、仮に3.11から数年を経てこの本が出されたのだとしたら大澤氏にしてはあまりに思考が浅いのでは?と思ったけど3.11から1年も経たずに出版されてたことをあとがきで知り、そのスピード感はさすがだなと思った。
震災・津波や1F事故を宗教的、哲学的観点から捉えて社会構造、意識構造を問う...続きを読むPosted by ブクログ -
ざざざざーっとみただけだが、やはり対談本でお勉強するのは難しいという印象。ファン向けではないだろうか。Posted by ブクログ
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私は考える,この世界を。
難しいところもあったけど,とりあえず読みとおした。考えること,そして書き表すこと。決して止めてはならないと思う。最近,あまり考えてないけど。Posted by ブクログ -
タイトルが内容を正しく表わしていないように思う.「革命の条件」とでも言った方がいい.「御成敗式目とは何だったか」とか.
わが国の権力の中心は空虚だ,と看破したのは猪瀬直樹だったが,その分析をもう一歩進めた感がある.Posted by ブクログ -
<目次>
第1章 革命家はただ一人
第2章 東の革命/西の革命
第3章 天皇なき天皇制
<内容>
日本唯一の革命家は、北条泰時だという。説の根本は、山本七平の『日本的革命の哲学』。大筋はわかった気がするが、キリスト教との比較や中国の比較などは手に負えなかった。Posted by ブクログ -
憲法について騒がれることが多くなったので学びのために手に取った本。
集団的自衛権、憲法9条といった世の中で騒がれているようなポイントだけではなく、憲法そのものについての基本的な考え方を学ぶことができる。
ただ、法に対しての人の解釈が無数あるように、法そのものに対しての基本的な考え方も他にも多くあるの...続きを読むPosted by ブクログ