大澤真幸のレビュー一覧
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大学時代にこの本で出てくる人物を聞いたので、すごく懐かしく読めました。
今の時代ストーリー化されない、かなり難しい時代。Posted by ブクログ -
授業で著者のことが紹介されていたので読んだ。
正義論の変遷について学ぶことができた。
<功利主義>(ベンサム)
最大多数の最大幸福
<リベラリズム>(カント)
定言命法(汝の~行為せよ)
<コミュニタリアニズム>(サンデル等)
多文化相対主義(共同体の慣習の指向する共通善を重視)Posted by ブクログ -
成長戦略とは聞くが人の数に限りがあり、市場も限られている以上「成長し続ける事が可能なのか?」という疑問を持っていた。
そんな疑問に答えてくれる入門書です。
最後の章で「成長」の無い時代に、どう未来を切り開いていくかを論じています。Posted by ブクログ -
社会学者と経済学者の対談本。とはいっても、水野さんは経済学者と言っても、歴史の造詣に深く、利子率革命からの歴史から見た経済学の著書が多い方なので、歴史の観点から見たら、人、経済システム、国家システムなどを絡めた対談となっている。
水野氏の主張は一貫しているので、出版された本を読めばよいと思うが、対...続きを読むPosted by ブクログ -
二人の対談集だが、水野氏については、「終わりなき危機」で非常に詳しく自分の主張を書いているので、主張そのものを知るにはそっちを読んだ方が良い。
というか、前著を読んでしまうとこの本を読む意義があんまり無い様な気もする。敢えていえば、分かり易くなった入門的な位置づけか。
資本主義がフロンティアを求め...続きを読むPosted by ブクログ -
法的には資本主義、システム的には……もはや資本主義の終わりの始まりになっているのが今なのでしょう。
社会学者と経済学者の対談で、この社会の中で経済がどのように機能しているかを立体的に考えることができました。
個人的には、世界史に全く疎いので、16世紀の話について行くのがやっとでしたが、確かに、今...続きを読むPosted by ブクログ -
資本主義の本質を蒐集(博物館)の論理と捉える点が面白いが、その蒐集の論理がなぜ生じたかは、更なる検討が必要。Posted by ブクログ
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より良い社会を作るにはどうしたら考え、行動したら良いか。そういうことを論じて、提示してくれる本だと思って読んだのですが、そうではなくて、あくまで「正義」を「考える」という体裁です。つまりは、より良い社会を作るための土台としての知識、勉強をこの本を通してしようじゃないかというもの。一つの答えをドンと提...続きを読むPosted by ブクログ
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「日本語で考えること」「コミューン主義」「リスク社会」「現代における革命」の4講から構成。一読読解困難な面もありますが、3.11後の日本、および現代資本主義に対する思考的アプローチとして重要な視座が書かれています。Posted by ブクログ
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大学のゼミの先生とその恩師との対談集。現代社会の問題に対して、理論的に大きなスケールで構想されようとしている姿勢は素晴らしい。自分なりにも考える上で刺激を与えられる本。Posted by ブクログ
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サンデルの「これからの「正義」の話をしよう」を意識して書いたと思われる、大澤版「正義についての話」だと思う。
サンデルは、コミュタリアンとしての正義を書籍で語っていたが、大澤氏は、サンデルと同じように功利主義、リベラリズム、コミュタリアン、アリストテレスと展開しながら、コミュタリアンの限界も指摘し...続きを読むPosted by ブクログ -
資本主義のもとでは、常に未来の快を考えねばならず、その連鎖は終わることがない。それゆえ、未来の快そのものの内容がどんどん抽象化され、その果てに快自体が不可能であるという事態が来る。快は超越的な規範(第三者の審級)とも置き換えられる。利潤獲得のためのさらなる投資は、止むことはない。この資本主義の単純な...続きを読むPosted by ブクログ
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著者の講義録。
自分が東大に入れないことを考えると、講義録って嬉しいのかな?
サンデルの白熱教室みたいなものでしょうか。
実際に現場で講義を受けてみたいですけどね。Posted by ブクログ